季節・まち

1人でも友達とでも、カップルでもファミリーでも。“トリップ”といっても気合いを入れて出かける旅ではなく、気ままにふらっと足をのばせるような――。そんな季節を楽しむおでかけリストです。

秋は伝統文化や産業に触れられるミュージアムで知的好奇心を満たしてみませんか?
ものづくりが盛んな愛知県には、趣向をこらした産業ミュージアムが充実。数ある中から、vol.1では食や伝統工芸をクローズアップ。2018年7月にリニューアルオープンした、愛知県半田市にある「MIZKAN MUSEUM(MIM)」をはじめ、見て・体験できる産業ミュージアムを一堂に紹介します。

 

<Close up>

MIZKAN MUSEUM(MIM)

 

リニューアルで、より気軽に見学できるように!

 

古くから続く半田運河の黒塀の景観。その近くにある「MIZKAN MUSEUM(MIM)」は、200年以上にわたって酢づくりをしてきたミツカンの歴史や醸造技術、食文化の魅力に触れられる体験型博物館です。
館内には5つのゾーンがあり、今まではガイド付きですべてのゾーンを90分かけて巡るコースのみだったのが、7月のリニューアルで大地の蔵のみをガイドなしで、アプリを使って自由見学できるコースを新設。大地の蔵に一歩入ると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう! 昔ながらの道具や発酵風景は一見の価値ありです。

 

 

魅力的な体験が詰まっているのは、「光の庭」ゾーン。日本鍋マップでは、日本各地のご当地なべが立体的な展示で一堂に見られたり、なべエクササイズでは画面に合わせて体を動かしながら鍋づくりのコツなどが学べたり。なりきりすし屋では、紙粘土のシャリと食品シリコン製のネタでにぎりずし作りを疑似体験! また、味ぽんスタジオでは、プリントシール機で顔写真を撮影して、オリジナルアベルのマイ味ぽんを作ることができます。

 

 

人が立つと「す」の文字になるフォトすポットも。平仮名パネルを借りて、「すきです」「すしです」なんてメッセージも撮影できます。ユニークな体験や写真スポットも満載の「MIM」。休日のおでかけが楽しくなるスポットですよ!

 

 

 

INAXライブミュージアム

 

 

土とやきものが織りなす、多彩な空間へトリップ

 

水まわり陶器のメーカーINAX(現LIXIL)がやきもの産地・常滑で培ってきた、陶器やタイルアートの魅力に触れられるミュージアム。色とりどりの世界中のタイルコレクションが壁一面に展示される様子は圧巻。また、繊細な絵柄が施された明治時代からの陶器の染付古便器の展示や、陶器の金型や原料を見ることができる工房も。1番人気は、「光るどろだんごづくり」や「モザイクタイルアート」などの、ものづくり体験。大人も子どもも夢中になって楽しめます。

 

 

 

 

愛知県陶磁美術館

 

 

国内屈指のコレクションを誇る、陶磁器専門ミュージアム

 

日本有数のやきもの産地・瀬戸市にある、国内屈指の陶磁器専門ミュージアム。3点の重要文化財を含む7,000点を超えるコレクションを誇ります。広大な敷地内には、趣向の異なる本館・南館・西館の3つの展示館に加え、陶芸体験ができる陶芸館や、好きな作家の器を選んで一服できる茶室、瀬戸の伝統的なやきものに料理が盛りつけられたレストランなど、さまざまな角度から陶器の魅力が堪能できます。

 

 

 

 

あま市七宝焼アートヴィレッジ

 

 

美しい伝統的工芸品“尾張七宝”の魅力に触れる

 

古くから七宝焼製造の中心地であった尾張地方。金属の表面に色とりどりのガラス質の釉薬を焼きつけた七宝焼。その魅力を伝えるために誕生した、七宝焼ふれあい伝承館と芝生広がるふれあい広場からなる施設です。七宝焼ふれあい伝承館では、七宝焼の名品の鑑賞、七宝焼の製作道具や工程が見学できるほか、アクセサリーをはじめとした七宝焼製作の体験も。明るく広々としたカフェでくつろいだり、散策路を歩いてのんびりと過ごすのもおすすめです。

 

 

 

 

カクキュー八丁味噌(八丁味噌の郷)

 

 

江戸時代より19代続く八丁味噌の伝統と味を体感!

 

味噌のルーツといわれる八丁味噌の伝統の製法と食文化を丸ごと楽しめる施設です。教会のようなモダンな雰囲気の本社屋は登録有形文化財に指定。明治40年に建てられた味噌蔵も登録有形文化財になっていて、当時の味噌づくりの様子がわかる史料館として見学できます。味噌の香りが染みついた「熟成蔵」には味噌を天然醸造する大きな杉桶の存在感があり、圧巻の光景。「岡崎カクキュー八丁村」には、八丁味噌の料理店、カフェ、鉄板やきカレー店が並びます。

 

 

 

 

有松・鳴海絞会館

 

 

絞りの開祖・竹田庄九郎が生んだ、有松・鳴海絞り

 

江戸時代から日本の絞り製品の大部分を担ってきた伝統工芸品である有松絞り。その歴史と作品が展示されています。2階では伝統工芸士による絞り実演を毎日開催。熟練の技術は思わず見とれてしまうほど! 絞り体験教室(要予約)では、ハンカチやTシャツ、エプロンなどを好みの色や柄を選んで制作。染色は後日、専門の染色屋で行われます。200年前の様子を残し、風情ある有松の町並みを散策するのもおすすめです。

 

 

 

 

盛田 味の館

 

 

隣接する工場で造られた清酒や、郷土料理に舌鼓!

 

知多半島の醸造メーカーのひとつ、清酒「ねのひ」ブランドが全国的にも有名な盛田の味を楽しんだり、八丁みそのみそ蔵の見学(要予約・15名以上の団体のみ)ができる施設です。建物は、170年前から使われていた醸造蔵を改装。人気は、隣接する工場で造られたばかりの「ねのひ」の利き酒コーナー。同館で限定発売している大吟醸の原酒を試し飲みできます。また、みそや醤油を使った食事が楽しめ、特にみそ田楽は絶品と評判です。長い歴史で培われた醸造の味わいを堪能してみて。

 

 

 

 

高浜市やきものの里かわら美術館

 

 

日本で唯一!「瓦」をテーマにした美術館

 

日本一の瓦生産量を誇る「三州瓦」の中心的な生産地・高浜市にある、瓦をテーマにした美術館。“みんなで美術館”をキャッチコピーに、地域の芸術文化活動の拠点として“美術館らしい”ことと、“美術館の枠を越えた”さまざまなひとやコトが集まっています。常設展示では日本や世界の瓦をはじめ、高浜市の伝統行事や史跡の関連資料を紹介。特別展・企画展は、やきものやアール・ブリュット、サブカルチャーなど幅広いテーマで開催されます。周辺の「鬼みち」も、瓦のまちならではの見どころいっぱいです。

 

 

 

 

豊田市和紙のふるさと(工芸館)

 

 

室町時代から続く小原和紙の漉き込みを体験

 

自然に囲まれた豊田市小原地区は、古くから和紙工芸が盛んな地域。コウゾの繊維を染色したものを絵の具代わりにして、紙を漉きながら絵を描く小原和紙工芸は今なお受け継がれています。そんな小原和紙工芸の魅力が体感できる施設が「豊田市和紙のふるさと」。小原和紙工芸の創始者の作品をはじめ、活躍中の作家の作品の展示や、紙漉き体験も。制作を通して和紙の素晴らしさを体感できます。

 

 

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