「しょく」=食、職、触。触れることの魅力を伝える、編集メンバーの体験記事。 中区体験名古屋

ダイヤモンドを用いた工業製品を製造している北川ダイヤモンド工業。ダイヤモンドといえば無色透明のイメージですが、工業製品の材料として使われるダイヤモンドは色も形もさまざま。そんな個性あふれるダイヤモンドの魅力にスポットを当てるべく、ジュエリーブランド「ANOTHER DIAMOND」が立ち上げられました。
 
「ANOTHER DIAMOND」では、ダイヤモンドの原石からオーダーメイドでリングをつくれるほか、なんと世界では珍しい「ダイヤモンド研磨体験」ができるんです。
 
自分で研磨したダイヤモンドは、後日ネックレスのペンダントトップとなって送ってもらえるそう。名古屋市中区にあるショップで、体験をさせてもらいました!
 
 

個性豊かな原石から、好みの一粒をセレクト

 
地下鉄上前津駅の近くにあるANOTHER DIAMONDのショップ。土曜以外は完全予約制。ショールーム兼体験スペースとなっています。
 


まずは、ダイヤモンドの原石選びから。イエローやブラウンなど温かみのある色から、透明に近い澄んだ色まで、色とりどりのダイヤモンドからお気に入りの一粒を選ぶことができます。
 

ルーペで拡大して見ると、石の中に内包物があったり、美しい模様のような線が入っていたりと表情豊か。どれも素敵で迷ってしまいます。
 

原石を選んだら、金属の先にダイヤモンドをセットします。
 

職人さんの指導のもと、研磨体験スタート!

 

カッティングを施して原石をより輝かせるために研磨を行います。
 

ダイヤモンド研磨歴20年以上の職人さんが研磨のコツを教えてくれます。研磨機の回転盤に粉状のダイヤモンドを練りこんだ油を薄く塗り、ダイヤモンド同士を擦り合わせて削る“共擦り”という手法で研磨。
ダイヤモンドは天然の鉱物の中で最も硬いので、ダイヤモンドでしか削れないのだとか。

 

ダイヤモンドは瞬間的な衝撃に弱い性質があるとのこと。先端にセットしたダイヤモンドをゆっくりと研磨機の円盤に下ろし、研磨していきます。
 

早速研磨にトライ!ざらざらと心地よい摩擦音が響きます。
 

ポイントは「力を抜いてふんわりと治具を持つこと」だそうですが、これが意外と難しい。熱中すると力が入ってしまい、力が入るとバランスを崩してしまいます。簡単そうに研磨していた職人さん…さすがです!
 

しばらく研磨したら、円盤から上げて断面をチェック。円盤とダイヤモンドの接点の角度によって研磨できたりできなかったりするので、ルーペで断面の光沢感を確認しながら行います。職人さんは、音や感触だけで研磨できているかが分かるそう!

 

表面にツヤを出して仕上げの作業へ

 

断面がなめらかに整ったら、さらにダイヤモンドを輝かせる「鏡面仕上げ」の作業に入ります。円盤の上で治具を軽く上下にスライドさせることで、表面にツヤを出していきます。
 

ルーペを覗いてビックリ!磨く前と比べて輝きが格段に変わっています。光を当てるときらっと美しく輝き、思わずうっとりしてしまいます。

 

体験の作業時間は約60分。後日、職人さんが全体の形を整えて仕上げたものがネックレスのペンダントトップとなって、約1ヶ月後に自宅へ郵送されます。
 

自分で原石を選び、自分で研磨したダイヤモンド。削った人の個性やこだわりが詰まったダイヤモンドは、オリジナルの光を放ちます。繊細で根気のいる作業ですが、研磨によって原石が姿を変え、輝きを放ち始めたときの喜びはひとしお。
世界にひとつだけのダイヤモンドは、大切な人への贈り物にぴったりです。

 
 
(写真:西澤智子 文:國分沙緒里)
 
 

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