【春、みりん仕込みの季節です。】

 
朝起きると、軽やかなウグイスの鳴き声が聞けるようになりました。
まわりに森も木々もないような場所でも
自然が感じられることに、毎朝幸せな気持ちです。
 
春…といえば、発酵に適した季節。
愛知県の三河エリアは、温暖な気候や地形にも恵まれ、
昔から醸造文化が発展してきました。
先日ご縁があり、碧南市のみりん醸造元「角谷文治郎商店」の
工場を見学させてもらえることに。
『米一升、みりん一升』(みりん一升を作るのに、米を一升使う)
という昔ながらの仕込み方法で製造しているのは、
今は日本でも「角谷文治郎商店」のみ。
原料は、もち米・米こうじ・本格しょうちゅう(米)のみですが、
もち米は有機栽培の玄米を仕入れて、自社で精米仕立てを使用、
本格しょうちゅう(米)は、みりんに合うクセの強いものを
自社で作っているというこだわりよう!
 

 
ちなみに、一般的な本みりんの原料は、
もち米・米こうじ・醸造用アルコール・糖類(水アメ)。
みりん風調味料の原料は、
水アメ・ブドウ糖・デンプン糖化液グルタミンソーダ(化学調味料)・
アミノ酸液香料・雑穀・塩など。
昭和30年頃の高い酒税負担から逃れるために、
アルコールを原料に使わないみりん風調味料が生まれたそうです。
 
みりんの他にも、日本酒・酢・たまり醤油・豆みそ・白しょうゆと、
醸造業が盛んな地域が集まっている三河エリア。
地元の誇るべき食文化、まだまだ勉強していきたいです。
 
(3月9日 編集長・広瀬良子)