イベント名古屋


ドロテ・フィッシャーとコンラート・フィッシャー 1969 年 Photo: Gerhard Richter

 
ドロテ&コンラート・フィッシャー夫妻によって1967年にドイツ・デュッセルドルフで立ち上げられたフィッシャー・ギャラリー。その類い稀な先見性と幅広い活動により、伝説的な存在として語り継がれています。フィッシャー・ギャラリーで紹介された貴重な作品や資料をはじめ、日本国内に所蔵される主要作品を通じて、全18作家の活動から1960-70年代のミニマル・アートとコンセプチュアル・アートを振り返る展覧会が、1月22日(土)~3月13日(日)に愛知県美術館で開催されます。

 

ソル・ルウィット《隠された立方体のための提案》 制作年不詳 ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館 © 2021 The LeWitt Estate; Photo: Achim Kukulies, Düsseldorf
 
1960年代アメリカで花開いた、作家の個性を示す表現性を捨て幾何学的・単純なかたちを取り入れた「ミニマル・アート」と、そこから作品構成を決定するコンセプトに重点を置くようになった「コンセプチュアル・アート」の数々。直観的で個性的な表現の偏重からの解放、制作を担う唯一の存在となる作家の否定、コンセプトやアクションの重視といった、今日の美術にも通じる価値観や考え方の原点に触れることができます。また、フィッシャー夫妻と作家のあいだでやり取りされた書簡や制作指示書を通じて、作品の制作プロセスなども公開されます。
 


ギルバート&ジョージ《アーチの下で(ボックス)》 1969 年 ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館 © 2021 Gilbert & George; Photo: Achim Kukulies, Düsseldorf
 
展示作品のひとつ《アーチの下で(ボックス)》は、自らを「生きた彫刻」とみなし、その日常自体がアートであると定義した2人組の作家・ギルバート&ジョージの手によるもの。「歌う彫刻」として彼らが各地で実演した際の記録写真や招待状などが収められています。
 
現代美術をより深く理解する機会となる本展に足を運んでみては。

 

 

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