愛知県の土地や文化的財産に着目したジャンルレスな新作を公開するオンライン・アートプロジェクト「AICHI⇆ONLINE」が2月1日(月)~3月21日(日)まで開かれます。新型コロナウイルスの影響により活動が困難になってしまったアーティストたちをサポートするために開催された同プロジェクト。映画や美術、漫画など、新進気鋭の9プロジェクトがオンラインで披露されます。ジャンルにとらわれない心に響くアートの数々を、楽しんでみませんか?
『リンダ リンダ リンダ』(2005年)や『苦役列車』(2012年)などを手掛けた愛知県出身の映画監督・山下敦弘の作品『ランブラーズ2』。初期代表作である映画『リアリズムの宿』(2003年)の主人公たちの17年後を描いた短編映画です。撮影は半田市や知多市、武豊エリアといった県内で行われ、文化施設での上映も予定されています。
名古屋市内にあるレコードショップ、オルタナティブスペース、ライブハウス、ナイトクラブの4つの会場で披露された音楽ライブを映像作家・大石規湖率いる撮影クルーはじめ、観客らも撮影者となり、アーカイブ。出演したミュージシャンや観客の様子をさまざまな視点から切り取った映像作品です。
現代アーティスト・玉山拓郎は、オンライン上で仮想空間を楽しめるインスタレーションを手掛けました。プロジェクトのウェブサイトに掲載されたサムネイルをクリックすることでVRツアーがスタート。仮想空間の中で展示会場内を自由に移動し、彫刻や映像作品などを鑑賞できます。