“関ヶ原の戦い”の地を巡るポタリング 「岐阜・関ヶ原古戦場」

こんにちは、歴史好きな編集部・谷口です。春の心地よい風を感じる今日この頃。今年1回目のポタリングは、戦国時代の代表的な合戦「関ヶ原の戦い」が行われた岐阜県不破郡関ケ原町へ。至るところに点在する戦場や陣跡を巡るため、自転車にまたがり、いざ出陣!

 
 

電動自転車を借りて、最初の目的地「床几場・徳川家康 最後陣跡」へ

 

名古屋駅からJRに乗って約45分の場所にある関ケ原町。JR「関ケ原」駅前にある「関ケ原駅前観光交流館いざ!関ケ原」では、特産品やお土産を販売しているほか、自転車のレンタルも行っています。今回は、こちらで電動自転車をレンタルしました!

 

午前10時、関ケ原町広域マップも受け取り、さっそく最初の目的地「床几場・徳川家康 最後陣跡」に向けて出発です。

 

初めて乗る電動自転車にドキドキしつつ、機能の多彩さにビックリ。速度表示やギアの切り替えもボタン1つで簡単に!
 


そもそも関ケ原の戦いは、天下を治めていた豊臣秀吉の死後、軍事関係を担当した徳川家康と行政を司っていた石田三成の権力争いが火種となり、始まりました。石田三成らが中心となった西軍と、徳川家康らを中心とした東軍、両軍合わせて20万人の兵士が激突したのが、ここ関ケ原町周辺です。
 
最初に訪れた「床几場・徳川家康 最後陣跡」。合戦が始まった2時間後に家康が移動した場所であり、ここから松尾山に陣取る西軍の小早川秀秋に発砲し、小早川隊を裏切るように威嚇。そこで裏切った小早川秀秋が東軍を勝利に導いたという、貴重な拠点です。

 
 

激戦の地を訪れて、感じる情景

 


 

次に向かったのは、東軍の井伊直政と松平忠吉が西軍の宇喜多秀家に鉄砲を撃ち込んで戦が始まった場所「開戦地」。周りが開けていて、戦いやすそうな平地です。史跡の近くには多きな旗が掲げられており、遠くからでもわかる目印になっています!

 

開戦地から自転車で5分程走ると、「決戦地」に到着。決戦地も開戦地と同様に、史跡と旗が大きく掲げられていました。決戦地は、東軍が優勢となった最終決戦で、西軍の武将がこぞって石田三成の首を狙い、激戦となった場所です。

 
 

リアルな陣跡に、当時の様子を脳内再生

 

今回の目玉の1つ「笹尾山・石田三成陣跡」に到着。標高は低いですが、山頂からは関ケ原町が見渡せます。「戦況を見て、軍の指揮や伝令を出すのに、良い場所だったのでは?」と思いました。また、柵がいくつも再現されており、当時の陣の様子がうかがえます。
 

山頂には、関ヶ原の戦いの概要を説明してくれる音声付きのパネルが。景色とパネルを一致させると、戦いの全貌のイメージが膨らみます。

 


三成になった気分で、景色を一望中・・・。「あそこにあの武将が陣取っていたのか~」と、時間を忘れて没頭しました。

 
 

「ココカフェ」で三成コーヒーを注文

 

 

出発して約1時間、飲まず食わず夢中で走っていたこともあり、最寄りにあったカフェ「ココカフェ」へ。陣跡でなりきった三成にここでも遭遇。注文したアイスコーヒーの名前が「三成コーヒー」(390円)だったんです。疲れた体にコーヒーが染みわたりました。

 
 

自然を求めに「関ヶ原鍾乳洞」&「松尾山」へ!

 

関ヶ原の戦いを少し忘れて、自然を求めにまずは「関ケ原鍾乳洞」へ。道中、林道や川のせせらぎなど、自然を感じながら走ります。電動自転車のおかげで、スイスイ飛ばせて、快適なポタリングです♪

 

 

自転車で走ること約15分、「関ケ原鍾乳洞」に到着。売店でチケットを買って、さっそく中へ。
 


全長518mの鍾乳洞の中へ進みます。気温は年間を通じて15℃と少しひんやり。天井が低いので、頭上に注意です。
 

 

「関ヶ原鍾乳洞」の名所「玉華殿」(写真上)と「巨人の足」(写真下)。「玉華殿」には、2mという洞内最大の鍾乳石があり、荘厳華麗な様からその名が付けられたそう。「巨人の足」は、自分の足と比べて、太さも長さも約2倍。まさに“巨人の足”のような存在感!

 

最後に向かうのは、標高292.9mの「松尾山」山頂にある「小早川秀秋陣跡」。

 

ふもとに自転車を停めて、片道45分の道のりを歩いて登ります。険しい道のりが少し続くので、入口に置いてある山登り用のステッキを使うのがおすすめです。

 


長い道のりを経て見えてきた小早川家の旗印。天下分け目の合戦の中で、最も重要な人物が見ていた景色がすぐそこに!
 


目の前に広がる関ケ原町の町並みと、正面の笹尾山が絶景。先ほど訪れた笹尾山が遠くに感じ、「長い距離を走ったな」と思ったのですが、電動自転車だったおかげか、疲れを全く感じませんでした。最も力を使ったのが、この「松尾山」登山だったかも・・・。
お腹が減ったので、最後は「レストラン伊吹」へ。

 
 

創業以来、守り続けてきた味「レストラン伊吹」

 

 

約4時間のポタリングを終えて、やっと迎えた遅めの昼食です。昭和34年創業の「レストラン伊吹」の名物「あんかけ焼きそば(サラダセット)」(1,261円)を注文。たっぷりの野菜にからみあった自家製のあんが、食欲をそそります。夢中で食べてあっという間に完食。疲れた体を癒してくれました。

 


食事を終えて、「関ケ原駅前観光交流館いざ!関ケ原」に帰ってきました。
 

歴史好きにはたまらない、関ヶ原古戦場巡りはいかがでしたか? こちらで紹介しきれなかった史跡や陣跡もまだまだたくさんあり、関ケ原ウォーランドといったレジャー施設も。マップを見ながら、自分の好きなように周れるのも魅力のひとつです。武将になった気分で、駆け巡ってください。
 
(文:谷口蒼介)
 
 

今回巡ったスポットはこちら
 

 
 

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