東京藝術大学大学院を卒業後、最年少で具象絵画の登竜門安井賞を受賞し、国内外で活躍を続ける現代美術家の福田美蘭さん。ユニークな視点で現代社会問題や常識に鋭く切り込んだ作品で、これまで私たちの既成概念を打ち破ってきました。そんな福田さんの作品を、ただ観るだけではなく、思わず一緒に考えたくなる特別展「開館35周年記念 福田美蘭—美術って、なに?」が2023年9月23日(土・祝)~11月19日(日)に名古屋市美術館で開催されます。
どこかで一度目にしたことのある世界的な名画の数々。それらの名画を福田さんが別の視点から描いた作品が並びます。
もしかして、あのポーズの前後ではこんなやりとりがあったのかもしれない。
そんな風に作品を鑑賞すると、思わずクスッと笑えるかも。知っているつもりだった絵画でも、違う視点から迫れば、新しい発見があるはず。そんな自由な気持ちで鑑賞を楽しめます。
新型コロナウイルス感染症、ロシア・ウクライナ問題など、世界を揺るがす出来事が続く今、福田美蘭さんはさまざまな時事問題を作品にしています。確かな腕と深い洞察によって描かれた作品は、わたしたちに問いを投げかけてくれるかのよう。
一つの絵を前に、未来のあり方についてきっと考える時間になるはず。
「美術って、なに?」
さまざまな視点で作品を鑑賞し、自分なりの答えを見つけてみては。
場所 | 名古屋市美術館(愛知県名古屋市中区栄2-17-25 芸術と科学の杜・白川公園内) |
日程 | 9月23日(土・祝)~11月19日(日) |
時間 | 9:30~17:00 ※11月3日を除く金曜は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜(10月9日は開館)、10月10日(火) |
入館料 | 一般1,300円、高大学生900円、中学生以下無料 |
駐車場 | なし(白川公園内の有料駐車場などを利用) |
アクセス | 地下鉄「伏見」駅5番出口より徒歩8分 地下鉄「大須観音」駅2番出口より徒歩7分 地下鉄「矢場町」駅4番出口より徒歩10分 |
TEL | 052-212-0001 |