そんな「古い町並み」で、いま注目のスポットをHIROBAくんとともに巡る1日へ!
リアルな昭和のまちを遊びつくす!「飛騨高山レトロミュージアム」
まず訪れたのは、昭和20年~50年代の町並みをリアルに再現した「飛騨高山レトロミュージアム」。見るだけでなく、フォトジェニックな写真を撮ったり、懐かしのゲームで遊んだりと体験しながら楽しめる博物館です。
一歩足を踏み入れると、まるで昭和にタイムスリップしたかのようなレトロ空間!入口近くには昭和の駄菓子屋があり、駄菓子やアイス、瓶コーラ、綿菓子などを実際に買うことができます。
HIROBAくん:「オーナーが長年かけて集めたコレクション、圧巻だね!」
館内を歩くとさっそく現れるのが、昭和の机や椅子が置かれた本物さながらの小学校!黒板やランドセル、壁に貼られた習字など、細かなこだわりにも注目です。
HIROBAくん:「高山の高校から譲り受けた机なんだって!」
ここでは、学校給食のランチが食べられるんです!
注文したのは「ソフト麺セット(1,080円)」。ミートソースやけんちん汁などのほか、飛騨ヨーグルト、飛騨牛乳もセットに。ソフト麺を半分に切り分けて食べるのも懐かしい!
順路を進むと、畳の上に昭和のおもちゃやテレビゲームが置かれたコーナーが。自由に遊ぶことができて、つい熱中してしまいそう!
レトロなスロットや、スペースインベーダーやパックマンなどのゲームを楽しめるコーナーも。
そのほか、昭和の電気屋、玩具屋、床屋などなど…昭和初期生まれ、後期生まれ、それぞれに懐かしさを感じさせる展示の数々。さらには、平成生まれにとっては新鮮な写真スポットだらけ!訪れる人の年代によって、さまざまな楽しみ方ができそうです。
キュートな猫のまんじゅうが人気!老舗和菓子店「稲豊園」
次に訪れたのは、三代続く老舗和菓子店「稲豊園(とうほうえん)」。創業100余年の今なお、新しいファンを取り込んでいる店です。
独特の表情がかわいい!と話題を呼んでいるのが「招福猫子まんじゅう(5個箱入 1,380円、10個箱入 2,660円)」。モチーフとなっているのは、稲豊園の隣の路地裏で暮らすノラ猫たち。とら猫、黒猫、三毛猫、ロシアンブルー、白猫の5種類それぞれ、皮生地も中のあんもすべて違う味を楽しめます。
HIROBAくん:「とら猫は黒糖生地に小豆粒あん、黒猫は竹炭生地に黒糖あん…どれから食べようか迷っちゃう!」
猫好きの声から生まれた肉球まんじゅうも。ぷにぷにとした触り心地がたまりません!
伝統の製法をベースにしながらも、新しいアイデアをプラスしているのが人気のヒミツのようです。
これからの季節におすすめなのが、夏の名物「濃厚飛騨牛乳ソフト」。特製小豆をのせて抹茶パウダーをかけた「抹茶子(450円)」と、特製小豆とよもぎ団子に、きな粉をかけた「きなこデラックス(500円)」の2種類があります。飛騨牛乳のまろやかさに、和の素材がマッチ!
8月末頃までの限定販売なので、お見逃しなく。
HIROBAくん:「和菓子店ならではの和風のソフトクリームだね!」
夜まで高山を満喫するならここ!高山まちなか屋台村「でこなる横丁」
高山で夜を過ごすなら、高山まちなか屋台村「でこなる横丁」へ。高山ならではの郷土料理が食べられる店から個性あふれる店まで、リーズナブルに飲食が楽しめる屋台村です。
「山の幸 うり坊屋」は、家族で猟師をしている「飛騨狩人工房」直営のジビエ料理専門店。狩猟はもちろん、解体や加工も自分たちで行っているんだそう。猟師と直接話して交流できるのも魅力!
HIROBAくん:「猟師の仕事のこと、いろいろ聞いてみたいね!」
いろんなジビエをちょっとずつ食べてみたいなら、猪、鹿、熊の串3本を味わえる「飛騨ジビエ食べ比べセット(972円)」がおすすめ。種類や個体差によって焼き加減を調節することで、おいしさを引き出しています。
ジビエはクラフトビールとも相性抜群!周辺の山に採りに行くという山菜やきのこを使ったメニューも、あわせて食べてみて。
地鶏料理、餃子、寿司、バーなど気になる店を何軒か巡るのも楽しい、でこなる横丁。ハシゴ酒の合間には「手裏剣道場」へ立ち寄ってみて。1回300円で手裏剣5枚を投げることができ、上手く当たれば雑貨や伝統工芸品、特産品などの景品がもらえます!
童心にかえって遊べる射的場も。1回300円で5発撃つことができ、こちらもおもちゃやラジコン、地酒などの景品があります。ユニークなのが “唄う射的屋”という評判。景品の0番を獲得すると、1曲唄ってくれるんだそう!
HIROBAくん:「歌声が聴けたらラッキー!」
地元の人とふれあいながら屋台を満喫できる、でこなる横丁。ふらっと立ち寄って、にぎやかな夜を過ごしてみては。
まだまだ「古い町並み」周辺には、観光スポットからグルメまで見どころがいっぱい。しばらく訪れていない…なんて人も、あらためて散策してみると新しい発見があるはず!
(文:齊藤美幸)