ミスマッチ感も魅力に変える。植物を楽しむグリーンアーティスト【garage(ガレージ) 二村昌彦さん】

“植物と暮らす”をコンセプトに、1点ものの植物をはじめ、インテリアや雑貨などを扱う「garage」。本店は愛知県豊橋市にあり、2017年には名古屋市中村区ささしまライブ24地区のグローバルゲートに2店舗目をオープン。
2007年に本店をオープンした当初は植物やインテリア、雑貨の販売のみでしたが、まだDIYなんて言葉がない時代にクラフト教室を行い、住居のグリーン提案、オフィス緑化、ウエディングのグリーン装飾、書籍出版など時代を先取ってきたのは、ひとえに代表・二村昌彦さんのセンスあってこそ!
そんな二村さんの感性に触れるべく、グローバルゲート内の名古屋店を訪れました。

 

↑名古屋店4Fの店内。ナチュラルな空間には多種多様な植物がセンスよく配置され、その世界観に引き込まれます。
 

もくじ

― 豊橋市に「garage」を立ち上げたのは、どんな経緯から?

 

二村:実家が豊橋市で種苗会社を営んでいて、植物に囲まれて育ちました。植物を関わることはもちろん、インテリアや雑貨が好きで、モノを作ることも好きだったんです。いずれは自分の店を持ちたいと漠然と思っていて、9年間ホームセンターで働いた後に、オランダの種苗農場で1年半修行し、帰国してから店のオープン準備に着手しました。

 

― 植物とインテリア、雑貨などの複合ショップは、2007年当時は珍しい存在だったのでは?

 

二村:そうですね、ライフスタイルショップのような店も今では多く見られますが、当時はまだ珍しかったです。単に、自分が植物だけでなく、インテリアや雑貨が好きだったので、両方扱いたかっただけなんですが(笑)。それに、植物だけだと男性が入りにくいけど、インテリアもあれば男女幅広く来てもらえるかな、と。
豊橋本店は倉庫だった場所なんですが、当時はお金がなく、自分たちで古材などを使ってカウンターや棚などを手づくり。それが今のクラフト教室や、植物×インテリアのコーディネートなどに息づいています。

 

↑「古材などを活用したのは、古いものを大事に使うオランダ暮らしでの感覚が身についていたからかも」と話す、二村さん。
 


↑オランダの蚤の市で安く売られている、りんごの収穫用の箱。植物や雑貨との相性がよく、店内のディスプレイに使用しています。
 

― 古材だけでなく、インダストリアルな雰囲気の鉢や雑貨が植物とコーディネート。インテリアにセンス良く植物を取り入れるお手本が、店内の至るところにありますね!

 

二村:商品にはあえて説明を書いたようなポップを貼らないようにしているんです。植物の名前や育て方をスタッフに聞いてもらうことでコミュニケーションのきっかけになり、形や鉢との相性、育てるのにいい環境など提案したいと思ったのも理由のひとつなんですが、単純に、ポップを貼るとかっこよくない。まずは植物やコーディネートを見て、こんな風に素敵に取り入れたいな、と思ってもらえるようにしたくて。

 

↑植物の種類や形状はもちろんのこと、合わせる鉢や雑貨によっても随分印象が変わります。

 

↑鉢や雑貨、インテリアのほかに、作業着や道具なども充実。扱う決め手は、まずは二村さん自身が好き!と思えるかどうか。写真は、アメリカンワークウェアブランド「Lee」の作業着。
 

― クラフト教室のスペースも広々としていますね!どんなものが作れるんですか?

 

二村:木を使ったボックスや棚など、インテリア小物を制作するクラフト教室を、毎週水曜に開催しています。最初はお客さまが来店するきっかけになれば、と始めたのですが、クチコミで広がり、今では毎回20人ほど参加していただけるようになりました。

 

― オフィス緑化やウエディングも手がけているとか?

 

二村:最近は植物を取り入れたりと、ユニークでおしゃれな内装のオフィスが増えてきています。オフィスだけでなく、今まで植物を必要としていなかった工場などでも、植物を取り入れて優しい空間にするような動きもあります。

 

↑名古屋店の店舗内でのウエディングも、今後進めていく予定だそう!

 

 

↑プライムセントラルタワー1階の屋内緑化も手がけています。
 

二村:どんな場所にでも、違和感なく入り込めるのが植物のいいところ。本来リラックスするような場所じゃないところに植物を融合させるのも面白いですよね。そんな“ミスマッチ感”を楽しみながら、植物がいろんなところで愛されていくと良いな、と思います。

 

(文:壁谷 雪乃)

 

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