見る×ふれる×味わう!「常滑さんぽ」で焼き物の街を満喫

 

愛知県知多半島に位置する常滑市は、歴史ある焼き物の産地。日本には数多くの窯元がありますが、その中でも良質な器の産業として根付いたものを日本六古窯と呼びます。その歴史は古く、平安時代末期頃には瀬戸・信楽・越前・丹波・備前と並ぶ日本六古窯の1つに常滑は数えられていたそうです。そうした常滑の魅力を満喫できるスポットへ、HIROBAくんと出かけてきました!

もくじ

不思議な坂道を抜けて、迷路のような街並みを歩く

 

 
はじめに向かったのは「やきもの散歩道」。常滑市街地の中心に位置する小高い丘にあるスポットです。
 
HIROBAくん:「焼き物に囲まれた不思議な空間だね!」
 
大駐車場に車を停めて少し歩くと、「土管坂」と呼ばれる坂に入ります。壁には甕と土管、地面は土管を焼く時の土台であるケサワが埋め込まれています。その他にも、近くに神主さんが住んでいたという禰宜殿の坂など、焼き物の街の風情を感じる道がたくさん!
 

 
坂道を進むと煙突が見えてきました。明治から昭和にかけて使われていた「登窯」です。日本に現存する最大級の登り窯として近代化産業遺産に指定され、窯の中も見学可能。レンガ造りが印象的で、ノスタルジックな雰囲気です。
 

 
登窯の周りには、お土産物屋さんや休憩スペースが。黒壁の建物が集まるその場所は、まるで迷路のような街並みです。

陶芸体験で伝統の技を体感!

 

 
登窯の目の前にある「渡辺章製陶所」で、器づくりを体験してみることに。早速、HIROBAくんと中へ入ってみます!
 

 
店内には、伝統工芸士でもある店主の渡辺一二三さんによる作品がいっぱい!「温故知新」という言葉が好きだという渡辺さんの作品は、伝統を受け継ぎつつ、現代の生活に馴染むものがたくさん。非売品ですが、登窯最後の作品も置いてあり、とても見応えがあります。
 

 
「1,000年以上の歴史がある常滑焼の技術を、楽しんで体感してもらえれば」と笑顔で迎えてくれた渡辺さん。早速、陶芸を体験します。
 

 
ひんやりとした土の感触が気持ちいい!神経を集中して、指先の力加減や手の角度などに試行錯誤しながら、自分の頭の中にあるイメージをカタチにしていきます。
 

 
陶芸を教える渡辺さん。ろくろの他にも、子どもでも挑戦しやすい手びねりや、板状に伸ばした粘土を型に押し付けて器を作るタタラも体験できます。楽しい陶芸体験をありがとうございました!

ステキなカフェでひと休み

 

 
器づくりの後はカフェに向かいます。その途中で常滑焼の大きな狛犬を発見!地域のさまざまな場所に常滑焼が溶け込んでいることに感動しながら階段を登り、神明社にお参りしました。
 

 
立ち寄ったのはK&A SO-COに併設する「kafé Lunsjpause」。かわいいランプが目印の、倉庫をリノベーションしたおしゃれなカフェです。
 
今日は、地元で採れたというイチジクのケーキとコーヒーをいただきました。ここのコーヒーは注文を受けてから豆をひくというこだわりの一杯。常滑の焙煎屋さんにオリジナルでブレンドを頼んでいるそうです。もちろん、紅茶やソフトドリンクもありますよ。
 
HIROBAくん:「こんなステキなものに囲まれて生活したいな!」
 
ほっとひと息ついたら、カフェスペースの隣にあるショップ「K&A SO-CO」でお買い物。オリジナルの洋服や、古道具、作家物の陶器など、センスのいい商品が並びます。

常滑の味をテイクアウト!

 

 
帰りは「パン工房 風舎」によって明日の朝ごはんを買って帰るのもいいですね。店内には焼きたてパンが並び、とてもおいしそう! 常滑近郊で採れた野菜を使った総菜パンもある地元密着のパン屋さんです。
 
HIROBAくん:「パンには牛乳が合うよね!」
 
近くにはかわいいたたずまいのミルクスタンドがあり、常滑牛乳を買うことができます。知多半島の牧場から届けられる新鮮な生乳を使って常滑市で生産される常滑牛乳は、生産量の約7割が学校給食用として作られているので、一般的にはなかなかお目にかかれない貴重なものなんです。
 
地元の人とのふれあいも楽しい やきもの散歩道。
行楽の秋、常滑の街を散策してみてはいかがでしょうか!
 
(文:黒柳愛香)
 

 

 

 

 

New Report

2026-05-05

東海ムーブメント仕掛け人

「農と食と人をつなぐ」をビジョンに里山体験やクラフトビールを展開!岐阜県白川町【農LAND BEER・児嶋健さん】

左より農LANDBEERオーナーの児嶋健さん、スタッフで醸造・広報担当のKEITAさん 面積の9割が森林に覆われた岐阜県白川町。なかでも有機農業に力を入れて取り組んでいる黒川地区で、「遊ぼう、...

2026-05-03

TOPICS

郡上おどりデビューや親子におすすめ!「郡上ODORI 2026」5/16(土)、31(日)

7月中旬から9月上旬にかけて約30夜開催される日本三大盆踊りの1つ、岐阜県郡上市の「郡上おどり」がこのエリアでは有名です。そこで、郡上おどりデビューしたい人や、名古屋近郊や岐阜市近郊で手軽に...

2026-05-01

FEATURE

新緑の豊田市・足助散策!森林浴と古い街並み、地元グルメ巡りで心と体を癒す旅

豊田市足助町は、かつて信州(長野県)への中継地として栄えていた宿場町。そして、全国的に知られるもみじの観光名所・香嵐渓がある町です。初夏の香嵐渓は約3,000本のもみじに青々とした葉が芽吹き...
ピーナッツ,チャーリーブラウン,スヌーピー,トムエバハート,イベント,名古屋

2026-04-29

TOPICS

悩める人の心に寄り添うアート「トム・エバハート展」5/8(金)~10日(日)

スヌーピーの生みの親であるチャールズ・M・シュルツが、スヌーピーをはじめとする『PEANUTS™︎』キャラクターを使ってアートを表現することを世界で唯一認めた画家、トム・エバハ...
珈琲回遊,半田,珈琲,イベント,半田赤レンガ建物

2026-04-24

TOPICS

20店以上の珈琲を飲み比べ「珈琲回遊」4/29(水・祝)

東海エリアのコーヒーショップやバリスタが20店舗以上集まり、コーヒーの飲み比べやペアリングスイーツ・フードを楽しめるイベント「珈琲回遊」が、2026年4月29日(水・祝)に半田市の半田赤レン...
ムーミン,トーベとムーミン展,名古屋,松坂屋美術館

2026-04-18

TOPICS

トーベ・ヤンソンの創作世界「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」4/25(土)~6/14(日)

『ムーミン』小説の出版80周年を記念した展覧会「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」が、2026年4月25日(土)~6月14日(日)に名古屋・栄の松坂屋美術館で開催されます。 ...
カレー,イベント,スパイスカレー,名古屋,食べ比べ,人気店

2026-04-16

TOPICS

バリエ豊かなカレーを堪能「TOKAI カレーなるフェス」4/29(水・祝)~5/4(月・祝)

近年人気のスパイスカレーをはじめ、愛知・岐阜・三重の有名カレー店、他エリアのカレーイベントの人気上位店など、30店舗以上が出店する中部地区最大級のカレーの祭典「TOKAIカレーなるフェス」が...

2026-04-14

TOPICS

日本三大山城夜景「岐阜城パノラマ夜景」4/18(土)・19(日)、4/25(土)~5/6(水・祝)

2025年12月に仙台城跡、松山城とともに「日本三大山城夜景」として新たなブランドを立ち上げた「岐阜城」。戦国武将「斎藤道三公」、「織田信長公」が築いたまちの夜景を見渡せる場所として、今後注...
浮世絵,歌川国芳,展,名古屋,愛知県美術館

2026-04-11

TOPICS

奇怪で粋な浮世絵ワールド「歌川国芳展ー奇才絵師の魔力」4/24(金)~6/21(日)

江戸時代後期に活躍した浮世絵師・歌川国芳の全貌に迫る「歌川国芳展―奇才絵師の魔力」が、2026年4月24日(金)~6月21日(日)に名古屋・栄の愛知県美術館で開催されます。 斬新な発想...

2026-04-09

書店員の本棚

親子で読みたい!新生活を応援してくれる絵本3冊:名古屋市南区「ブタコヤブックス」

愛知県名古屋市、名鉄「本笠寺」駅から徒歩2分の場所にある書店「ブタコヤブックス」。2025年7月にオープンした新刊書店です。小学校教員として16年勤めたのち書店を開業した店長の船張真太郎さん...

2026-04-07

TOPICS

巡回展が名古屋からスタート!「NHK大河ドラマ特別展 豊臣兄弟!」4/18(土)~6/14(日)

「彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた豊臣秀長の目線で、戦国時代をダイナミックに描く2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」。ドラマと連動し、これまであまり光の当た...
pagetop
もくじ