三大流星群のひとつ、ペルセウス座流星群。今年は7月17日~8月24日にかけて見られるそうですが、ピークは8月13日頃。午後9時~10時頃となるピーク時には、1時間あたりおよそ40個もの流星が観測できそうです。まさに天然の星空のシャワー! 今回は日常の喧騒から離れ、「流星群が見たくなる」キャッチコピーをHIROBAメンバーで考えました。
審査員はコピーライターの広瀬達也、西村友行、矢野裕子です。
<今月のグランプリ>
おでかけいらずの、プラネタリウム。
満点の星が見たいならプラネタリウムに行けばいい。でも今は、そのおでかけもなかなしにくいご時世です。そこで、「プラネタリウム級の星空を見るチャンス」だということを、シンプルに表現しました。
コピー:矢野裕子
デザイン:堀舞子
●恋人感のようなロマンチックさはないけど、見たくなるという意味で「たしかに!」と。良いキャッチコピーのひとつといわれる“言い得て妙”を叶えたコピーだと思います。(広瀬)
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<準グランプリ>
流れるのは星と、特別な時間です
コピー:山田泰三
●「流れる」という言葉に星と時間をかけたダブルミーニングの手法で上手に表現されています。キャッチコピーの流れもきれいです。(西村)
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<準グランプリ>
今年も一緒に観られた。願い事って叶うんだ。
コピー:佐藤奈央
●「星に願いをかけた1年後」というシーンにひねりがあり、星のロマンチックなイメージがよく伝えられています。また、一緒に見たいくらい“スペシャルな出来事”だということも伝わり、いろんな価値が詰まっていると思いました。(西村)
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<そのほかのキャッチコピーはこちら>
願い事、忘れるほどの美しさ。
●まさにお題に即したキャッチコピー。流れ星というと“願いごと”が真っ先に思い浮かびますが、願いごとをすることも忘れてしまうほどの美しい流星群、見てみたいと思わせてくれます。(広瀬)
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いまだ!かけこめ!
年に一度のペルセウスバーゲン。
●ロマンチックのかけらもないですが(笑)、視点が斬新で楽しいです。(広瀬)
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心おどる夜ふかし。
●“みんなで集まるきっかけづくり”となるような視点がいいですね。メインは会社で、流星群はおつまみといったところでしょうか。「心おどる、夏の夜ふかし。」といったようにシーンを特定する言葉を1つ入れると、さらに良くなると思います。(広瀬)
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いつもの帰り道。見上げるといつもとは違う星空
●流星群の特別感が、日常の風景のなかで肩肘張らずに表現されているところがいいと思いました。ハードルが低いことで、「じゃあ、見てみよう」という気持ちにスッとつながりそうです。(西村)
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夏の夜空に響く「あ、流れた」の大合唱
●「夏」でペルセウス座流星群を暗示し、「大合唱」でたくさんの流れ星だということを暗示しているところが上手。少しもたつく感じもするので、思いきって「『あ、流れた』の大合唱」だけでもよいかな、と思いました。(矢野)
これからも引き続き、キャッチコピー企画を予定しています。
HIROBA公式ツイッター(https://twitter.com/hiroba_magazine?lang=ja)でも不定期でキャッチコピーをつぶやいていくので、皆さんお気に入りのコピーに「いいね!」してみてくださいね。