ロンドンを中心に活動する覆面アーティスト・バンクシー。その作品展「バンクシー展 天才か反逆者か」が名古屋に初上陸します!同作品展は、2018年からモスクワやマドリード、香港など世界7都市を巡回した大人気展覧会。世界中の壁や橋などに突如として描かれたオリジナル作品や版画、立体オブジェクトなど70点以上の作品が展示されます。
↑会場内にある大型3面スクリーンで、作品の制作風景を連想させるイメージ画像からバンクシーの世界観を体感できます。
↑赤い風船に手をのばそうとする少女を描いた「GIRL WITH RED BALLOON」。2002年にロンドン周辺の壁や橋に描かれて以来、紛争地帯であるイスラエル西岸地区の分離壁にも描かれ話題に。
バンクシーの作品は主にステンシル(型紙)を使ってスプレーで描かれるグラフィティ(落書き)アート。世界各地の壁や橋、公共施設などにゲリラ的に描かれるため世界中で賛否が分かれています。そんな彼の作品は社会の風刺を描いたブラックユーモアあふれるものばかり。見る人の心に強く訴えかけるバンクシーのグラフィティアートは、現代のアートシーンに大きな影響を与えています。
↑2003年「Love is in the Air」
パレスチナ・ベツレヘムの壁に描かれたバンクシーの代表的な作品「Love is in the Air」。宗教の対立などによって起こる暴力やテロへのアンチテーゼや、世界の平和を願うバンクシーのメッセージが感じられます。
↑ネズミを社会的弱者に見立てた「RAT」シリーズ。
路上に描かれたバンクシーのグラフィティアートはすぐに消されてしまうことが多く、現存する作品はごくわずか!実際に原画を堪能できる、またとない機会です。
あなたが住むまちのどこかにも、バンクシーのグラフィティアートが現れるかも!?そんなストリートアートの世界を感じに、足を運んでみてはいかがでしょう。