現代美術の巨匠の名作がずらり!
「ミケル・バルセロ展」
●8/14(土)~10/24(日)

ミケル・バルセロ《とどめの一突き》
ミケル・バルセロ《とどめの一突き》 1990年 作家蔵 ©ADAGP, Paris&JASPAR, Tokyo, 2021. Photograph: André Morin

大自然を着想源に独創的でダイナミックな作品を手がける現代美術の巨匠、ミケル・バルセロの作品展が10月24日(日)まで三重県立美術館で開催。活動初期から現在までに世に送り出された絵画作品はもちろんのこと、彫刻や陶芸を含め90点以上が展示。さまざまなジャンルで非凡な才能を発揮するミケル・バルセロの多彩なセンスをうかがい知ることができます。

ミケル・バルセロ《下は熱い》
ミケル・バルセロ《下は熱い》 2019年 作家蔵 ADAGP, Paris&JASPAR, Tokyo, 2021. Photograph: Agustí Torres

スペインのマジョルカ島で生まれたミケル・バルセロは、現代を代表するアーティストのひとり。1982年にドイツのカッセルで開催された国際美術展「ドクメンタ7」で頭角を現すと、絵画・彫刻・陶芸・版画・パフォーマンスなど制作ジャンルを広げ、さらにはマジョルカのパルマ大聖堂内礼拝堂装飾やスイス・ジュネーヴの国連会議場の天井画といった壮大なプロジェクトも手がけています。

ミケル・バルセロ《カピロテを被る雄山羊》
ミケル・バルセロ《カピロテを被る雄山羊》2006年 作家蔵 ADAGP, Paris&JASPAR, Tokyo, 2021. Photograph: Galerie Bruno Bischofberger

ミケル・バルセロ展では、初期作品から90年代の傑作と名高い「とどめの一突き」(1990年)、2019年に発表された「下は熱い」といった新たな時代の作品まで網羅。絵画の前に立つことで初めてわかるカンヴァスに作られた “しわ”による立体表現は、圧倒的な存在感をもって迫ります。

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