作品世界の秘密に迫る!「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」7/8(土)~9/18(月・祝)

高畑勲展、三重県総合博物館、高畑勲

戦後の日本のアニメーションの礎を築いたアニメーション映画監督・高畑勲さん。「アルプスの少女ハイジ」「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」などを手掛けた高畑さんの多数の未公開資料とともに、その多面的な作品世界の秘密に迫る「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」が2023年7月8日(土)~9月18日(月・祝)に三重県総合博物館で開催。

初の長編演出(監督)となった「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968年)では、悪魔と闘う人々の団結という困難な主題に挑戦。その後次々にアニメーションにおける新しい表現を開拓し、70年代には「アルプスの少女ハイジ」(1974年)、「赤毛のアン」(1979年)などのテレビ名作シリーズで、冒険ファンタジーとは異なる豊かな人間ドラマの形を完成させます。

高畑勲展、三重県総合博物館、高畑勲、アルプスの少女ハイジ、セル付き背景画
「アルプスの少女ハイジ」(1974年)セル付き背景画 ©ZUIYO・「アルプスの少女ハイジ」公式ホームページhttp://www.heidi.ne.jp

80年代以降は舞台を日本に移して、「じゃりン子チエ」(1981年)、「火垂るの墓」(1988年)、「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994年)など、日本の風土や庶民生活のリアリティーを表現。遺作となった「かぐや姫の物語」(2013年)ではデジタル技術を駆使し、手描きの線を生かした水彩画風の描法に挑み、従来のセル様式とは一線を画した表現上の革新を達成しました。

7月23日(日)、30日(日)の各日10:00~12:00(11:45分受付終了)、13:30~15:30(15:15受付終了)には、はさみを使って12コマのパラパラまんがを作るワークショップを開催!三重県伊勢市生まれで、幼少期を津市で過ごした高畑さん。日本のアニメーションの歴史を変えたモノづくりの軌跡をお見逃しなく。

高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの
場所三重県総合博物館
日程2023年7月8日(土)~9月18日(月・祝)
時間9:00~17:00
※最終入場は16:30まで
休館日毎週月曜(7/17、9/18は開館)、7/18(火)
料金一般1,600円、学生(大学生、専門学校など)1,000円、小中高校生500円、未就学児無料
駐車場約1,400台(総合文化センターと共用)
アクセス近鉄・JR・伊勢鉄道「津」駅より津駅西口1番のりばからバスで約5分
伊勢自動車道「芸濃」ICより車で約20分
伊勢自動車道 「津」ICより車で約10分
TEL059-228-2283

三重県総合博物館公式サイト

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