
人気のチョコレート菓子「ブラックサンダー」を製造する有楽製菓の豊橋夢工場に、工場見学施設「ブラックサンダー ワクザクファクトリー」が2025年5月にオープン。ブラックサンダー詰め放題が人気の直営店も併設!ブラックサンダーがどのようにできあがっているのか……気になるスポットをHIROBAくんと訪れました。
ブラックサンダーの製造工程を見学
これまで一般公開されてこなかったブラックサンダーの製造工程。あの独特の食感や味わいはどのようにして生まれているのでしょうか…?
期待に胸を膨らませ、エントランスへ。すると……

通常のブラックサンダーの300倍を超えるスーパーブラックサンダーがお出迎え。高さは3m超えで、ビスケットのゴツゴツ感もリアルに表現されています。4カ所の穴が開いていて、中から顔を出せば、ブラックサンダーの一部になった写真が撮影できます。
入口を進むと、最初にプロジェクションマッピングが体験できます。ブラックサンダーの具材の一部になったかのような没入感!すっかり見入ってしまいました。

次の空間では、いよいよ製造ラインを見ることができます。通路は約71.5m。14カ所の窓から製造工程を見学できます。

ザクザク食感のヒミツは…?
ブラックサンダーの魅力のひとつは、ザクザク食感。

そのヒミツは、クッキーとビスケットを食感が損なわれない程度にくだいてチョコレートに包み込んでいることにあります。

くだかれたクッキーとチョコレートがベルトにのって上がっていき……

固められたのちに、崩れないよう一瞬で一刀両断!窓越しのこちら側には聞こえませんでしたが、工場内には一気に18列のブラックサンダーをカットする「ザクッ!ザクッ!」という音が響き渡っているそうです。
チョコレートの滝にダイブ

流れてきた生地がチョコレ―トの滝にダイブし、コーティングされると……

次は、約10度のブラックトンネルを通って冷却されます。

冷却されたブラックサンダーは最後、袋詰めのレーンへと流れていきますが、2つのアームでテキパキとレーンに乗せ換える場面は見ごたえたっぷり!写真では伝わりにくいですが、大きなアームの動きが迫力満点です。
ブラックサンダーはすべてここ豊橋で作られているとのこと。次から次へとベルトに乗って流れていきますが、どのぐらいの生産能力があるのでしょうか。
なんと、1分で864本、1日約70万本もできあがるのだそう。驚きの数ですね!

1994年に登場してからのブラックサンダーの歴史についてのパネルも。ちなみにブラックサンダーという商品名は、材料のココアクッキーや見た目の黒さから「ブラック」、子どもに人気なもの=戦隊モノというイメージから「サンダー」が付けられたそうです。
工場見学により、ブラックサンダーへの興味と愛がより一層深まった気分です。では、隣接する直営店に行ってみましょう♪
直営店で詰め放題や限定商品をチェック
直営店で人気なのは、ブラックサンダー詰め放題。時間制で定員は各回12人。レジでチケットを購入します。

参加者たちがカゴの周りに集まり、「よーい、ドン!」の号令とともに袋にブラックサンダーを詰めていきます。みんな試行錯誤しながら、1つでも多く入れられるよう奮闘していました。
直営店ではその他にもブラックサンダー商品がズラリ。

1番人気はパンにのせてトースターで焼く「トースト専用ブラックサンダー」(1枚税抜167円)。ザクザク食感をしっかり楽しめるそうです。

続いて、豊橋直営店限定の「ブラックサンダーミニバー入りバケツ」(税抜1,019円)。ブラックサンダーのロゴ入りバケツにブラックサンダーミニバーとステッカー1枚が入っています。
直営店を出て通路にふと目を向けると、ブラックサンダーのベンチまでありました!

ブラックサンダーの魅力にどっぷり浸れるブラックサンダー ワクザクファクトリー。工場見学は特設サイトで予約が必要なので、気になる人はサイトをチェックしてみて。
住所 | 愛知県豊橋市原町蔵社88 |
営業時間 | 10:00~17:00(ショップエリアのみ) |
見学料金 | 無料 |
予約方法 | 特設サイト内の「工場見学を予約する」をクリックし、カレンダーの予約可能日時から選択して予約 |
駐車場 | あり |
アクセス | 東名高速道路「豊川」ICより車で約44分 東名高速道路「三ヶ日」ICより車で約28分 JR「新所原」駅より徒歩約24分 |
(取材・文:広瀬良子)