竹あかりイベントでまちや人をつなぐ“循環”を生み出す!燈和・廣濱修平さんの挑戦

宵の道,竹あかり,イベント,犬山,善師野

竹にさまざまな形の穴を空け、その中に入れたろうそくやライトがやさしく光る竹あかり。無数の竹あかりが集まり、生み出される空間は幻想的で、日本の和を尊ぶ心が呼び起こされます。

そんな竹あかりイルミネーションが楽しめるイベント「INUYAMA YOI NO MICHI」が2026年1 月31日まで犬山市善師野で開催中。イベントの仕掛け人である燈和コネクションズ 代表取締役の廣濱修平さんに、イベント開催のきっかけや竹あかりを使う理由、今後の展望などお話を伺いました。

廣濱 修平さん

飲食店、庭師、イベント人材業などを経験した後、NPO法人を立ち上げ。活動を通して放置竹林の問題を知り、竹を活用した竹あかり事業を行う会社「燈和コネクションズ」を起業。現在は竹あかり事業に専念。2024年に竹あかりを使った自主イベント「INUYAMA YOI NO MICHI」「YOI NO OTERA」を初開催した。

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「燈和コネクションズ」ではどんな取り組みを行っていますか?

廣濱さん(以下、敬称略):燈和コネクションズは、「竹」と「光」をテーマに、放置竹林という地域課題に向き合いながら、竹をアート素材として活用したイベントや空間装飾、ワークショップなどを通じて新たな価値を生み出すことを目的に活動しています。全国各地で依頼を受けて活動していますが、2024年に初めて竹あかりを使ったイベント「INUYAMA YOI NO MICHI」(犬山市)、「YOI NO OTERA」(東別院)を自主開催しました。

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INUYAMA YOI NO MICHI
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YOI NO OTERA

開催中の「INUYAMA YOI NO MICHI」はどのようなイベントですか?

廣濱:竹あかりのイルミネーションを通して放置竹林という地域課題にも向き合いながら、犬山の歴史と今をつなぎ、未来を照らしていきたいという想いで発足したイベントです。犬山の由緒ある上街道の宿場町・善師野にある伏屋神明社を舞台に、竹あかりとプロジェクションマッピングで照らした全長500mの道をナイトウォーキングで楽しめます。昨年は伏屋神明社のみの開催でしたが、今年は犬山市内を巡って竹あかりが楽しめる4カ所のサテライト会場も新たに用意しました。

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サテライト会場はホテルミュースタイル犬山エクスペリエンス、犬山城前広場、ホテルインディゴ犬山有楽苑、木曽川河畔遊歩道。

規模が大きくなった背景とは?

廣濱:別の竹あかりの仕事で犬山市長に会ったことが始まりです。国宝の犬山城や城下町など多くの観光客が訪れる犬山ですが、日帰り客が多く、滞留時間が短いという課題を抱えています。そこで、城下町以外で竹あかりを使ったナイトコンテンツの開催を提案。夜まで滞在時間を伸ばし、城下町以外の回遊を生むことで、課題解決の足掛かりになるのではと伝えました。

それは犬山市にとっても魅力的な提案ですね!

廣濱:犬山市長自ら放置竹林問題や竹あかりの可能性について調べ、積極的に行政や住民の方に訴えてくださったおかげで、規模を拡大した開催につながりました。

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放置竹林の課題には、どのようなものがあるのでしょうか?

廣濱:竹林を放置することで、さまざまな自然被害が起こりやすくなります。代表的なものでは土砂災害。竹の根は地中で他の竹の根とつながっています。雨で土が流れると、つながっている根が連動して崩れやすくなり、土砂災害の原因になりやすいんです。また、放っておくと背丈がどんどん伸びて日差しを遮り、周辺の植物を枯らしてしまい、そこに生息する動物たちの食べるものが減ることで、害獣被害にもつながりやすくなります。

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その解決策として竹あかり事業をスタートされたのですね

廣濱:放置竹林という地域の課題を「お祭りごと」に変換することで、地域内で解決できる“循環”を生み出したいと考えました。イベント後は竹を燃やし、土に還したり、竹炭を使った商品に変えていったりなどの循環により、竹林整備がその町で継続的に行われるようにするのが、私たちの事業の根幹です。

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イベント後はお焚き上げで竹を燃やし、その後の活用に循環させます。

イベントごとに竹を切り出して、竹あかりを創作しているんですね

廣濱:そうですね。なので、常に人手を募集しています(笑)。竹あかりの制作は意外と簡単にできるんです。ただ、そのために竹を切って運び出し、穴を空けて、LEDを入れて……と作業自体は簡単ですが工程が多く、ひとりではできないんです。小学生でも参加できるボランティアイベントも開催しているので気軽に参加してもらえるとうれしいです。学校の授業ではなく、自分のアートや自分が関わったものが社会に生かされたり、自然や人から学んだりする経験は、今後の人生で役立つことが多いはず!子どもや学生のうちからさまざまな体験をしてほしいですね。

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竹あかりを通して今後どのようなことを実現していきたいですか?

廣濱:日々感じているさまざまな”しがらみ”をできるだけ忘れて、大人も子どもも全力で遊んでほしい。そうすることで、もっと世の中を面白おかしく捉えられるのではないかと考えています。今後も竹あかりを通じてそのような場を作っていきたいです。

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「INUYAMA YOI NO MICHI」
日程2025年12月5日(金)~2026年1月31日(水)
※金・土・日曜のみ開催
※サテライト会場の日程は各施設の営業時間に準じます
時間17:00~20:30
※サテライト会場の日程は各施設の営業時間に準じます
場所メイン会場:伏屋神明社(愛知県犬山市善師野野出洞32)
サテライト会場:ホテルミュースタイル犬山エクスペリエンス、犬山城前広場、ホテルインディゴ犬山有楽苑、木曽川河畔遊歩道
料金大人1,000円、中高校生700円、小学生500円
※サテライト会場は無料
駐車場なし
※公共交通機関のみ
アクセス名鉄「善師野」駅より徒歩3分
問い合わせINUYAMA YOI NO MICHI実行委員会

INUYAMA YOI NO MICHI 公式サイト

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