岐阜県・東美濃が舞台!歴史に思いを馳せて【山城ハイキング】 vol.2

vol.1はこちら
 
岐阜県中津川市の「苗木城跡」、恵那市の「岩村城跡と岩村城下町」を訪れたvol.1に続き、今回は残るもう1つの“ひがしみのの山城”となる、可児市の「美濃金山城跡」へ!
美濃金山城は、古城山の山頂にあり(現在は城跡のみ)、1537年に斎藤大納言妙春により築城。その後、織田信長の美濃侵攻により森可成が城主となり、可成が浅井軍に討たれた後も、長可・蘭丸・忠政と森家が城主を継いでいます。
森長可は森蘭丸の兄で、“鬼武蔵”の異名を持つ武将。森蘭丸は織田信長の家臣の中でも、とくに信長の寵愛を受けていたとして知られていますよね!
 

駐車場に車を停めると、展望台がありました。木曽川や街並みが望める、見晴らしのいい場所。辺り一面に桜の木があり、お花見スポットとしても人気があるそうです。
「HIROBAくん、山頂に向かってハイキングしよう!」
 

もくじ

山頂の天守台まで、低山ハイキング

 

HIROBAくん:「階段がつくられているから登りやすいね!」
 

次第に険しい山道となってきました…!
HIROBAくん:「山登り気分が楽しめる~♪」
 

少し開けた場所を発見!
ここは、大手(追手)門の枡形。攻め寄せてきた敵の進む勢いを鈍らせるために設けられた正方形の平地。普段は、登城する武士たちに城の威厳を示すためのもので、ここまで登ってきた武士はこの場所で呼吸を整え、本丸へ上がるため衣紋の乱れなどを整える場所でもあったようです。
「私たちも呼吸を整えて…山頂までもう少しだね、HIROBAくん!」
 

頂上となる天守台のすぐ下に、石垣の名残が!
長形の角石を交互に組み合わせた「算木積(さんきずみ)」。これにより石垣がいっそう堅固なものに。随所にこだわって建築するのは、今も昔も同じなんですね。
 

頂上の天守台に到着!

 

きれいに並んだ礎石が残っていて、大きな建物があったことがわかります。
 

HIROBAくん:「いい眺め~!!!」
かつての武将たちはどんな思いでこの景色を眺めていたのでしょうか。見晴らしのいいこの場所から、敵が来るのを緊迫した思いで見張っていたのか。それとも、たまには美しい景色にほっと心和ませる時間もあったのでしょうか…。
 

ここにも石垣の名残がありました。
「少し離れたところに、織田信長が腰かけて休んだという『信長の休石』があるみたい。HIROBAくん、そっちにも行ってみよう!」
 

織田信長が腰かけて休んだという「信長の休石」へ

 

「信長の休石」への登山口。
何やら険しそうな山道の気配です。
“整備もされていないため、見学は自己責任でお願いします”との看板も!
心して、挑みます。
 

本当に、整備も何もされていない細い山道。
HIROBAくん:「何だかドキドキしてきたよ…!」
 

歩いても歩いても、石らしき存在が見当たりません。
 

HIROBAくん:「この石かな?でも看板も何もないね…」
もう少し山奥に進んでみることに。ひたすら山道を歩き、鉄塔の横を越えて、さらに進んでいくと…、ついに看板がありました!
 

看板には、
『織田信長が武田氏征伐の途中天正十年三月九日、金山城に泊まった時、休んだという石である』
と書かれています。
 

織田信長はこの山道を歩いて金山城に向かったのですね! 信長が腰かけて休んだという石に座って休憩していると、感慨深い気持ちでいっぱいです。余韻にたっぷり浸ったところで、帰路につきます。
 

美濃金山城の米蔵があったといわれる「米蔵跡」。壮大な石垣が残っています。
 

スタンプラリーのスタンプをもらいに、「兼山生き生きプラザ」へ。
戦国時代、地理的条件から多くの城が築かれていたという可児市。美濃金山城をはじめ、各城の缶バッジが売られていました。それぞれの城のマークがあって、かわいい!
 


さらに、森蘭丸の甲冑も展示されていました。
 

歴史好きな人も、低山ハイキング好きな人も、自然が好きな人も楽しめる、“ひがしみのの山城”巡り。皆さんも春の暖かい休日に出かけてみてください。
 
(文:広瀬良子)
 

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