二拠点生活コラム「名古屋、ときどき佐久島」:vol.12 DIYで念願のコンポスト作り

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念願のコンポスト作り

佐久島のゴミ処理問題。缶・ビン、不燃ゴミは回収ボックスがあるのですが、可燃ゴミは名古屋に持ち帰るか、生ゴミなら畑に埋めていたのですが、畑のゴミはネコやトンビに掘りかえされてしまうことがあって悩ましく…、コンポストがあれば生ゴミが畑の肥料にもなっていいな~!とずっと思っていました。

そんなとき雑誌でたまたまコンポストのDIYレシピが載っていて、これだ…!と。見た目も好みだったのです。材料は名古屋のホームセンターで調達し、作ったものを運ぶのは大変なのでDIYは佐久島で。電動ドライバーを使うとあって、子どもたちも「やりたい!」とテンションアップです。

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DIYは初心者なので、載っていたとおりのままに。まず釘を打つ場所に印をつけたら、一面ずつ打ち付けて形をつくっていきます。

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さっそく電動ドライバーの出番。最初、子どもでも大丈夫かな?と見ているほうがドキドキしましたが、すぐに慣れたよう。ウィーン!と釘がするする中に入っていく様子は、見ていて気持ちのいいものです。
 

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やすりで磨くのは次男の担当。以前、やすりで木を磨いて仕上げるバターナイフ作り体験に行ったことがあり、それがすごく楽しかったようで、今回も一生懸命こすり上げていました。

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佐久島に合わせて黒塗りに

佐久島には黒壁の集落があり、その景観が“三河湾の黒真珠”として「島の宝100景」や、「にほんの里100選」に選ばれていたりも。なぜ黒壁かというと、海に囲まれた場所なので潮害から木造建築を守るため、船底に防水のため塗っていたコールタールを家屋にも使ったのだそうです。

そんな佐久島で使うのだから、コンポストもやはり黒がいい!中も外も、黒マットのペンキを塗っていきます。

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表面も底の裏もキレイに塗ってひと晩乾かし、蓋を金具で取り付けたら完成です!

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思ったよりも根気のいる作業。子どもの集中力の持続時間を考えても一気に仕上げるのは難しかったので、2日に分けて仕上げました。

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完成~!!!

思った以上に気力と体力をともない大変でしたが、できあがってみると苦労はどこかへ吹き飛び、達成感の喜びでいっぱい。電動ドリルで釘を留めたりする作業はおもしろかったので、次またDIYでなにか作りたいな…という気分でいっぱいです。

収穫したポップコーンでおやつタイム

お腹が空いたので、おやつタイム。前に収穫したポップコーンが窓際に干しっぱなしだったので、実をとってフライパンで火を入れてみることに。

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うまく爆ぜるか心配しましたが、とってもおいしくできあがりました♪

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ちょうど春からの畑の栽培プランをたてているところ。「ポップコーンは絶対入れたいね!」と子どもたちと話しています。

帰りの海上タクシーで運転体験!?

さて今回とある事情があって、帰りの佐久島から一色港まで、初めて海上タクシーなるものを利用することに。ご近所さんと乗り合いで利用しました。

船が走り出してしばらくすると、運転手さんが子どもに「運転してみる?」と。なんと小型船舶は、免許を持っている人が乗っていれば、免許を持っていない人でも運転できるんだそう(※海や航路の状況により船長が判断したうえで)。目を輝かせて運転席に座った子どもたち。いざ座ると、今までに見たことのないくらい真剣な表情で運転していました。

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とても貴重な体験を、ありがとうございます!

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海上タクシーを見送り、名古屋への帰路につきます。

(文:広瀬良子)

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