葉っぱで作られた切り絵アートの展示会「リト@葉っぱ切り絵 ~1枚の葉っぱで表現する世界~」が、8/21(土)~9/26(日)に愛知県・田原市博物館にて開催されます。
1枚の葉っぱで表現するあたたかな世界
葉っぱ切り絵クリエイター・リトさんが表現するのは、さまざまな色や種類の葉っぱに乗せられた、動物たちの繊細であたたかい物語。リトさんがこれまでに見たものや触れたものから想像を膨らませたイラストを、リトさん自身が採集した葉っぱに下書きし、葉っぱが乾燥しないうちに慎重かつ手早くナイフで切り抜いて仕上げています。使う葉っぱによってキャンバスの色や形が変わるのも、葉っぱ切り絵ならではの魅力。Instagram(@lito_leafart)に投稿される作品には、いつもたくさんのいいね!やコメントが寄せられます。
葉っぱ切り絵はもちろんのこと、作品につけられた素敵なタイトルも見どころのひとつ。上の作品は、「今日より楽しい明日がきっと待ってる」。リトさんが生み出すやさしい世界に、心がほっこりと温まります。
↑作品タイトル:「離れていても伝えたい」
誰もが個性を生かして生きていける社会へ
葉っぱ切り絵クリエイターになるまではサラリーマンとして働いていたリトさん。“普通の会社員”として奮闘するも、なかなか思うようにいかず退職。その後、自身がADHD(注意欠陥・多動性障害)であることに気付いたことをきっかけとして、ADHDの人が持つ個性である“集中力”を生かすために葉っぱ切り絵クリエイターとなりました。
↑作品タイトル:「来年もきっとまたみんなで楽しい夜を」
紆余曲折を経て葉っぱ切り絵クリエイターとなったリトさんが生み出す作品には、人の心をあたためたり、そっと背中を押したりする力があります。
↑作品タイトル:「ユメツノガエル」
↑作品タイトル:「星空の海にただいま」
今回の展示では、葉っぱ切り絵だけでなく、ボールペンで書いたイラストやスクラッチアートなど、リトさんが切り絵に出会うまでの作品も展示。葉っぱ切り絵ならではの、繊細であたたかな世界にふれてみては。