イベントやスポットなど、新たなムーブメントの「仕掛け人」にインタビュー。 インタビュー愛知春日井市

 

コロナ禍で都心はデリバリーサービスの台頭で便利になった反面、郊外では外食や買い物が不便な状況におかれました。愛知県春日井市もそのひとつ。買い物や外食に行けず不便をしている近隣住民や、売上が落ちて困っている商店街の人たちの声が相次ぎました。
 
そんな声に応えるべく、カーレーサーで電動モビリティにも造詣が深い井原慶子さんが2020年10月に「Future(フューチャー)」という会社を立ち上げて開発したのが、電動パーソナルモビリティ「Future Mobility GOGO!(フューチャーモビリティゴーゴー)」。
 
春日井市勝川地区を拠点に2021年4月からはフューチャーモビリティゴーゴーを活用したデリバリーサービスを、6月からはモビリティシェアサービスをスタート。地域活性をテーマに掲げるフューチャー執行役員CMO坂田智子さんに、フューチャーモビリティゴーゴーについて、また今後の展望について話を伺いました。
 

↑JR勝川駅からすぐのネクシティパレッタ1階に、デリバリーやモビリティシェアサービスの拠点「かすがいGOGO!」があります。
 
―― フューチャーモビリティゴーゴーとはどのようなものなのですか?
坂田さん(以下、敬称略):
最近は電動自転車のシェアリングなどいろいろありますが、フューチャーモビリティゴーゴーは原付1種のミニカーというカテゴリー。公道を自由に走行できます。原付だと80~100kgと重量があるのですが、フューチャーモビリティゴーゴーは20kg程度なので女性でもちょっとした段差で持ち上げることができます。エレベーターに乗せてオフィスに置いておくこともできるので、駐車スペースなど考えなくていいのも便利です。

 

↑自身も普段の生活でフューチャーモビリティゴーゴーを愛用しているという坂田さん。
 
―― カラーバリエーションも豊富!ポップな色合いでかわいいですね。
坂田:
それも開発でこだわったポイントです。電動モビリティというと黒やグレーなどスタイリッシュな色が多いのですが、街の景色が明るくなるようなカラフルでポップな色合いがいいな、と。足を揃えて乗れるので、スカートでも大丈夫だし、京都など雰囲気のある街並みで着物で乗ったりするのもいいですね。

 

 
―― 旅先にあったら行動範囲が広がりそうですね!ちなみに運転するのに免許はいるのですか?
坂田:
普通自動車の運転免許証が必要です。運転は原付と変わらないといわれていますが、私が初めて乗ったときの印象は“こがない自転車”のような感覚。女性でも年配の方でもスイスイ乗れると思います。井原さんがカーレースの技術を取り入れてサスペンションにもこだわって開発したので、曲がるときの操作も楽しいんです!スピードは最高30kmで、カーボンタイプの1機種のみ45kmです。

 

↑スピードやバッテリ残量などがパネルに表示され、誰でもわかりやすい仕様に。
 
―― 春日井市・勝川地区のデリバリーサービス「かすがいGOGO!」は春日井商工会議所の方と一緒に取り組まれたそうですね。
坂田:
現在は20台稼働していて、サービスに加盟している飲食店のメニューを配達したり、日用品などを届けたりしています。現在、借りたり返したりできるポートは勝川駅近くの1か所のみですが、今年開業する予定の大型商業施設にもモビリティシェアのポートを設置する予定です。
 

↑「かすがいGOGO!」は日曜・祝日を除く11:00~20:00に営業。
 
―― ほかのエリアでも展開する予定はありますか?
坂田:
三重県多気町に2021年7月にオープンした「VISON(ヴィソン)」にも、敷地内で移動するのに使えるよう、50台を導入してシェアサービスを開始しています。とても人気があり、借りるためにお待ちいただいているお客さまもいるほど。広々とした最新リゾートで、ぜひ最高の乗り心地を味わっていただきたいです。また、地域と連携しながら、今後は大阪、伊勢志摩、鎌倉、福島県いわき市でもモビリティシェアサービスの導入に向けて準備を進めているところです。

 

 
2020年10月に立ち上げたばかりの会社ですが、勝川からはじまり、ヴィソン、大阪、伊勢志摩、鎌倉、福島県いわき市と、その勢いには目を見張るものがあります。まさに地域の細かなニーズを満たしてくれるサービス。今後も、ポップなカラーリングのフューチャーモビリティゴーゴーがいろんな地域を明るく彩っていくことでしょう。
 
(文:広瀬良子)

 

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