ホールドと向き合い、難所をクリア! オリンピック新種目にもなった【ボルダリング】にトライ

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2020年の東京オリンピックの種目にも追加されたボルダリング(オリンピック競技はリード・ボルダリング・スピードの3種目を合わせてスポーツクライミング)。絶壁にカラフルな石が配置され、手をかけ足をかけて登っていく。何となくのイメージはわきますが、どんなルールがあるのか?断崖絶壁を登っていくのってどんな感覚なんだろうか? 以前から興味津々だったボルダリングに初挑戦してきましたよ!
 
 
 
手も足も同じ色のホールドを使い、目指すは「G」
 
訪れたのは、名古屋市守山区にある「Play Mountain!名古屋IC店」。広い空間に3つのクライミングエリアと、ハーネスを装着して登る高所ゾーンがある、愛知県内でも最大級の規模を誇る施設です。
 
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動きやすい服装に着替えたら、専用のシューズに履き替えます。シューズはレンタル可。靴裏がやわらかく、足の裏が柔軟に使えそう! まずは、初心者向けで3歳から利用できる「じゃがいもエリア」へ。スタッフの松原翔一さんから注意点を教わります。
・ほかの人が登っていたら3mほど離れる
・エリア内は走らない
 
了解です! ではいよいよ「じゃがいもエリア」にトライ。ルールは、手も足も同じ色のホールド(カラフルな石のこと)を使って上まで登ること。1つのエリアにたくさんの色のホールドが配置されていて、色により難易度が異なるのです。「S」(StartのS)と書かれたシールが貼ってあるホールドを両手で持ってスタートし、「G」(GoalのG)と書かれたシールのあるホールドを両手で掴んだらクリア。
 
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「じゃがいもエリア」の中でも最もやさしいコースを無事登り終え、松原さんとガッツポーズ。こうして拳を合わせてガッツポーズするのがボルダリング流だそうです。ガッツポーズをとることで何だか喜びも倍増! 次はアイランドエリア。ここは中学生以上が利用できます。
 
 
 
アイランドエリアは、あまりの高所に…!?
 
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「じゃがいもエリア」と同じく最も難易度のやさしい石を選びましたが、先程より少しハード。そして、「G」の位置が高い…! 小さなホールドに手も足も預けているので、気を抜くと踏み外して落ちてしまいそう。ひたすら集中です。1歩進んだら次の1歩。コツコツと「G」を目指して進みます。
 
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松原さんに「もう一息、アイランドの上まで登っちゃってください!」と声掛けしてもらいながらも、下を見たら足がすくみ…断念。そこで編集部まおちゃんにバトンタッチ。
 
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「ひぇ~!こわい~!」と言いながらも、頂上まで登り切ったまおちゃん、すごい!!! 「足を止めたら進めなくなると思い、勢いで登りました。『G』に辿り着いたときの達成感が半端ないです!」。
 
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この時点で、私たちの手の平は皮膚がヒリヒリ、腕はプルプル…。そこで松原さんからアドバイス。「腕はあまり力を入れずに伸ばして、体をできるだけ壁に近づけます。足で登るよう意識すると良いですよ」。メインエリアに移動すると――、なんと反り返ったかのような斜面のコース。これ、自然の重力に反してませんか…(笑)! 
 
 
 
手にも額にも汗。メインコースの後は――、さらなる高所へ
 
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つい手の力で次のホールドを掴みにいきたくなりますが、それにはとてもパワーがいる! コツは、伸ばしたい手と同じ側の足でグッとホールドを押し、足の反動で上へ登ること。手も足もプルプル…。集中力が切れそうになりますが、気持ちと体力を振り絞って「G」へ到達! 汗かきましたが、1つひとつ攻略していく達成感、何だかクセになりそうですね。ちなみに「Play Mountain!名古屋IC店」では、週ごとや月ごとに新たなコースが作られていくので、常連になっても飽きずに楽しめます。
最後にハーネスを装着して登る「トップロープエリア」へ。
 
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おぉ! あんな高いところまで! この方は「Play Mountain!名古屋IC店」の常連さん。ボルダリング歴は10年以上。ここ数年は週1で訪れているそうです。
 
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ハーネスを装着し、気合いを入れて高所に挑みます。
 
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下を向いてはいけません(足がすくむから…笑)。ホールドと向き合い、1歩1歩上へ。終盤心が折れそうになりましたが、松原さんや常連さんに応援してもらい、「G」に到達!
 
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まるで蝉のように壁に張り付いておりますが(笑)、心は達成感でいっぱいです! 1人で黙々とチャレンジするのも良いですが、こうして皆で応援して盛り上げながらチャレンジできると頑張れますね! 松原さん「そこで、手と足を離してください~!」。そう、「G」に到達したら、ハーネスを使って降りるのです。この高い場所で手と足を離す…。勇気がいりましたが、ハーネスに身を委ねるとゆっくりした動きで着地できました。
 
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最後にガッツポーズ! ひととおりコースを楽しんで終了です。今日は最も難易度のやさしいホールドにトライしましたが、慣れてきたら難易度を上げていきたいものです。
松原さんが得意なのは、次のホールドへジャンプして移る「ランジ」。この斜面で、手も足も壁から放してジャンプするというダイナミックな技です。
 
 
 
おまけは、スタッフ松原さんの飛び技!
 
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お見事!!!
 
2階にはトレーニングルームがあったり、飲食できる観覧席があったりとゆったり過ごせる雰囲気。初めて来店した際は、今日の取材のようにスタッフさんが無料で指導してくれるので、安心してチャレンジできますよ!
 
(文:広瀬良子)
 
 
 
 

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