豊田市の古民家カフェ「喫茶室 転々」で自然を満喫するおやつタイム


 
愛知県豊田市の山間に佇む「喫茶室 転々」。築70年を超える古民家をリノベーションした店内は、まるでタイムスリップしたかのようなノスタルジックな雰囲気。心落ち着く空間でくつろぎながら、レトロな喫茶メニューを楽しむことができます。

 

↑ゆったりと落ち着けるソファ席や座敷のほか、暖かい陽が差し込む縁側にも席があり、日本家屋の持つ魅力を余すことなく楽しめます。
 
「もともとこの場所は、妻の祖母が住んでいた民家でした」と話してくれたのは、マスターの小柳卓巳さん。お菓子作りが得意な妻の景子さんと、コーヒーの自家焙煎を趣味で行っていた小柳さんが、自分たちができるおもてなしで“古民家に流れるゆったりとした時間”を楽しんでほしいと誕生したのが「喫茶室 転々」です。
 

↑温和な雰囲気が魅力の「喫茶室 転々」のオーナー・小柳さん。
 

もくじ

試行錯誤して生まれた看板メニューのプリン

 
看板メニューは昔ながらのプリン。スプーンですくってみると、しっかりとした弾力に驚きます。また、一口頬張ると卵の濃厚な味わいが口いっぱいに!
 

↑小柳さんこだわりの「プリン」500円(税込み)。
 
ほどよい固さと濃厚な味わいを両立する秘密は「焼き時間」にあるそう。一般的に、プリンは材料となる卵黄と卵白の割合で、味わいと生地の固さが決まります。卵黄の割合を増やすと濃厚な味わいになりますが、柔らかな食感に。逆に卵白の割合を増やすと、生地に弾力が生まれますが、さっぱりとした味わいになるのだとか。
 
「喫茶室 転々」のプリンは卵黄をたっぷりと使用し、濃厚な味わいながらも生地にはしっかりと弾力があります。試行錯誤してベストな「焼き時間」にたどり着き、濃厚さと弾力の両立に成功したのだそう。
 
メニューになるまで数か月に渡って試作を繰り返して生まれた、こだわりの絶品プリン。「プリンが嫌いになりかけました」と小柳さんは苦笑いします。
 

ほかにもレトロな喫茶メニューがたくさん!

 

↑「クリームソーダ(ブルーハワイ味)」500円(税込み)。
 
こちらも昔ながらのレトロな見た目で、SNSでも人気のクリームソーダ。メロン、ブルーハワイ、いちご、グレープ、レモンの5種類。童心に帰ったかのような気分で楽しめる見た目はもちろん、ソーダのすっきりとした炭酸とアイスクリームの相性も抜群!クリームソーダは土日限定メニュー。週末に訪れた際にはぜひ注文したいですね!
 


↑「自家焙煎コーヒーゼリー」450円(税込み)。
 
男性客に人気なのが、自家焙煎のコーヒー豆を使用したコーヒーゼリー。コーヒー本来の芳醇な香りと生クリームの優しい甘みが楽しめます。
 
また、注文を受けてから一杯ずつ抽出する自家焙煎のコーヒーも自慢。「誰にでも愛されるバランスのよい味わい」を意識して焙煎されたコーヒーは、どこかホッとする優しい味わいです。
 

↑「自家焙煎コーヒー(マンデリン)」500円(税込み)。豆は季節により数種類あり、この日はインドネシア産マンデリンでした。
 

個性豊かな本が並ぶ「書庫 山閒秋夜」

 

「喫茶室 転々」のもう一つの特徴が、店内入口にある「書庫 山閒秋夜(しょこ さんかんしゅうや」。「みんなで運営する本屋さん」をコンセプトに棚を間貸しし、個人がここで本を売ることができます。
 

↑28マスの「書庫 山閒秋夜」には、神社や石の図鑑などから、美術本、エッセーまで、個性豊かな選書が並びます。
 
購入した本をカフェで読むのもOK。お気に入りの一冊を手に、古民家でのゆったりとした時間を楽しんでみては。
 

 
 

 
転々ではお客さん一人ひとりが自由に過ごしてほしい、と語る小柳さん。あえて「余白」を大切にした店づくりを意識しているそう。不定期で開催される焚き火イベントも、楽しみ方はお客さん次第。各々が持ち込んだ食材を焚き火であぶったり、焚き火を眺めてゆったり過ごしたりと、思い思いの時間を楽しんでいるそうです。ほかにもしゃぼん玉や虫取り網など、周辺の豊かな自然を自由に堪能できる工夫がいたるところにありました。
 

 
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(文:山田泰三)
 

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