二拠点生活コラム「名古屋、ときどき佐久島」:vol.6 成功も失敗もあった夏野菜。いよいよ冬野菜の準備です。

名古屋、ときどき佐久島
 
週末佐久島に来るようになって、もうすぐ半年。初めの頃は荷物運びや移動に体力を奪われていて「元気なときにしか来られない」と思っていたけど、最近では行かない週末に物足りなさを感じるほどに、佐久島愛が大きくなってきました。いつも土曜の朝に名古屋を出発して佐久島は土日の1泊2日ですが、金曜夕方に出発して2泊3日と、少しでも滞在日数を長くしようかとも検討中。なんといっても佐久島は夕日がとてもキレイなので、夕日を見ながらお散歩する日が1日増えるだけでもうれしいな~と!
 

 
さて、春に畑に植え付けした夏野菜も、そろそろ終わりを迎えてきました。
夏野菜は、
・スイカ ・キュウリ ・オクラ
・ミニトマト ・カボチャ
・ポップコーン ・ラディッシュ
・ピーマン ・枝豆
を植えましたが、畑の土との相性なのか、私たちの育て方なのか、成功失敗いろいろありました。成功だったのは、スイカとピーマン。スイカはミニスイカがとくに甘くてみずみずしくて、本当においしかった!
 


 
ピーマンはいつも大豊作。何度収穫しても、たくさん実るのです。
 

 
毎日収穫しなくても皮が固くならないから、週末農業の私たちにぴったり。対してオクラは、たくさん実るのですが、こまめに収穫しないと大きくなりすぎて皮も固くなってしまい、とても食べられません…。キュウリも佐久島に行かないうちにいつも収穫時期を逃してしまい、ラディッシュも二十日大根というだけあって種まきしてから実ができるまでが早くて、収穫しようと思ったときには実が割れてしまっていました…!
 
ポップコーンは間引きして最終的に6本が大きくなったうち、1本だけ実をつけました。この1本は実がツヤツヤした黄色になっていて、上出来!乾燥させて、ポップコーンとして食べるのが楽しみです。
 

 
カボチャは2つ収穫。枝豆ミニトマトは多くの実が虫に食べられてしまっていたので、防虫ネットが必要でした。やってみたからこそわかることって、たくさんありますね。
 
あいている畝を耕して、冬野菜の植え付けです。
 

 
雨が降らないと土がすぐに固くなってしまうので、クワでしっかり耕して、土を柔らかく。ニンジン、ダイコン、ジャガイモ。どれも土の中で育つので、ふかふかで居心地のいいような土となるよう、がんばって耕します。
 

 
これがダイコンの種。こんなビビッドな色をしていたなんて、驚きです。
 

 
ジャガイモの種イモは、佐久島で畑をやっている方がおすそ分けしてくれました。左上から時計まわりに、メークイーン、だんしゃく、きたあかり。どう違うのか食べ比べしてみよう!と肉ジャガにして食べてみましたが、私はメークイーン、長男はだんしゃく、次男はきたあかりがおいしい!と、見事にわかれました…!言われてみないとわからないくらいよく似ていたのですが、人の好みはさまざまですね。
 

 
次男が穴を掘り、長男が種イモを植えて土をかぶせるという共同作業。
 

 
やっているうちに、どこにどの種類の種イモを植えたのか、わからなくなってしまいました……笑
 
そうそう、ご近所さんからこんなおすそ分けも!
 

 

大きなカニが、バケツにたくさん!まだ生きていて、手足を激しく動かしています。
 

 
持ち上げてみると、手足の青色がとってもきれい! いつも立ち寄る「一色さかな広場」でもらったおさかなカードによると、「ガザミ」という名前で愛知県が全国1位の漁獲量。通称“ワタリガニ”で、ゆでがにの身、ミソ、卵巣(内子)どれも絶品とのこと!
 
普段釣りをしないので(佐久島での食料確保のためにも、したいとは思っているのだけど!)、生きた魚介類を料理にする経験がまったくなくドキドキしたのですが、思い切ってバタバタする足を押さえて鍋で煮込み、味噌汁にしました。カニの出汁がよくでて、とってもおいしい味噌汁になりました。それほど大きくなかったわりに、身も食べられておいしかった!
 


 
おさかなカード」は、8月1日から配布していて、10月31日まで。知多地区(半田市・常滑市・南知多町・美浜町)、西三河地区(碧南市・西尾市)、東三河地区(豊橋市・蒲郡市・田原市・東栄町)のキャンペーン協力店でもらえます。51種類もあって集めがいがあるので、子どもたちも毎回「一色さかな広場」でカードをもらうのが楽しみ。
 
「おさかなカードキャンペーン」特設サイトはこちら
 
9月のBRUTUSの特集が「みんなの農業」で、BRUTUSが農業を特集するくらいだから農業流行ってるんだな~!と驚き、買って読んでみましたが、読んでみると土づくりや雑草についての考え方もいろいろで、さらに驚きました。奥が深いですね、農業。これからいろいろ経験して学んで、自分たちらしい農業を追求していくのが、より楽しみになりました!
 
次回は秋の畑の醍醐味、サツマイモの収穫をしようと考えています。今からワクワク!
 

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vol.1記事はこちら→二拠点生活コラム「名古屋、ときどき佐久島」:vol.1 船と徒歩で引っ越し。さて、畑をどうするか。
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vol.2記事はこちら→二拠点生活コラム「名古屋、ときどき佐久島」:vol.2 憧れだった畑仕事。理想と現実のギャップは大きかった…!?
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vol.3記事はこちら→二拠点生活コラム「名古屋、ときどき佐久島」:vol.3 畑の惨状に意気消沈するも…自然の恵みは本当においしかった!
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(文:広瀬良子)

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