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前編、後編にわたり、こだわりや製造工程などを紹介してきたバーミキュラ。番外編では、バーミキュラを製造する愛知ドビー株式会社が手がけるレシピ本の中から、無水調理のレシピをいくつかご紹介します。バーミキュラを使った料理は、弱火でじっくり火を入れることで、余計な味つけをしなくても、素材本来のおいしさを味わえるものばかり。どれも簡単に調理できるので、ぜひ試してみてください!
レシピ①・ポトフ
野菜とベーコンの旨みをギュッと凝縮した、シンプルだけど何度でも食べたくなるポトフ。調理方法は、具材を入れたらあとは待つだけ!じゃがいもは皮をむくと他の野菜から出たスープを吸いすぎてしまうので、皮つきのまま使うのがおすすめです。
【材料】
(4人分/22cm鍋使用)
・ベーコン 300g(大きめの拍子切り)
・ソーセージ 8本
・玉ねぎ 大3個(荒みじん切り)
・キャベツ 1/4個(芯ごと4等分のくし切り)
・じゃがいも 小8個(皮つき)
・にんじん 1本(くし切り)
・大根 1/2本(くし切り)
・マッシュルーム 8個
・塩、こしょう 各小さじ1/2
・粒こしょう(黒・白・ピンク)適宜
・ローリエ 1枚
【作り方】
1.バーミキュラに玉ねぎを敷き詰め、その上に他の食材を詰める。
2.調味料を入れフタをし、弱火で50分加熱する。
3.多めのスープが好みなら、具材の9分目ぐらいまで水を足して、さらに弱火で10分加熱する。
4.味見をして、好みで塩、こしょう(分量外)で味を調えて完成。
レシピ②・アクアパッツア
調理するのが難しいイメージのアクアパッツア。バーミキュラを使えば、簡単に、さらに短時間でできるんです! ポイントは、先に魚の皮目に焼き目をつけること。魚介の旨みが口いっぱいに広がります。
【材料】
(2人分/22cm鍋使用)
・鯛 2切れ
・あさり 200g(砂抜きをしてよく洗っておく)
・プチトマト 8個
・ブラックオリーブ 8個
・にんにく 2片(みじん切り)
・ケッパー 大さじ1(みじん切り)
・アンチョビ 2切れ(みじん切り)
・オリーブ油 大さじ2
・白ワイン 大さじ3
・塩、こしょう 少々
・ローリエ、タイム 各少々
・イタリアンパセリ お好みで
【作り方】
1.バーミキュラを中火で3分予熱し、オリーブ油を入れなじませたら、鯛の皮目を焼きつけ、少し焼き色がついたら、いったん取り出す。
2.中火のままで1のバーミキュラに、にんにく、ケッパー、アンチョビを入れ、ひと混ぜしたら、取り出した鯛を皮目を上にしてもどし、あさり、プチトマト、ブラックオリーブ、白ワイン、塩、コショウ、ローリエ、タイムを加え、蓋をして弱火で15分加熱。
3.好みでイタリアンパセリを散らして完成。
レシピ③・鶏のジューシーロースト
オーブンを使わず、鍋だけで仕上げるローストチキン。ジューシーでやわらかく仕上がったお肉は旨みがたっぷり。きのこの変わりに、じゃがいもや人参を使ってもおいしく出来上がります。お肉がこびりつかないように焼き色をつけるには、予熱を十分にすることと、鍋底に肉を押し付けるように焼くことがポイントです。
【材料】
(4人分/22cm鍋使用)
・鶏もも肉 2本(あれば骨つき)
・きのこ類 200g(マッシュルーム、エリンギ、しめじなど)
・塩 少々
・粒こしょう 少々(軽くつぶす)
・オリーブオイル 大さじ1.5
・にんにく 1片(つぶす)
・ハーブ 適宜(ローズマリー、オレガノなど)
【作り方】
1.鶏もも肉の両面をフォークなどで刺して、少し強めに塩、こしょうをすりこむ
2.バーミキュラを中火で3分予熱し、オリーブオイルを入れてなじませた後、にんにくを入れる。
3.いい香りがしてきたら、1の鶏もも肉の皮目を下にして入れ、きつね色になるまでよく焼き色をつける。(3分くらい)
4.鶏もも肉を取り出し、きのこ類を入れ、鶏もも肉の皮目を上にして戻し、ハーブをのせる。
5.フタをして弱火で20~30分加熱する。竹串を刺して、透明な焼き汁が出てきたら完成。
バーミキュラの可能性を広げる専属シェフ
バーミキュラの新しいレシピを日々開発しているのは、専属シェフの吉見将宏さん。バーミキュラの特長を生かし、食べた人が素材本来のおいしさに気づけるような料理を次々と生み出しています。「1つの商品に専属のシェフがいるということは、少ないと思います。商品のことを理解している僕だからこそ生み出せる料理を、お客様に届けていきたい」。レシピ本には、野菜や肉、魚を使った料理のほか、フォンダンショコラやくるみパンなど、デザートやパンのレシピも。バーミキュラ1つで、レパートリーが一気に増えますね!
付属アイテムにもきめ細かいこだわりを散りばめて
バーミキュラの開発者であり、愛知ドビー株式会社の取締役副社長を務める土方智晴さんは、バーミキュラをもっと使いやすくし、毎日の料理を楽しんでもらうため、付属の専用アイテムも提案しています。「重い鍋を両手で持った時、鍋敷きを用意していなくて困った経験はありませんか。それならばと、鍋敷きの中にマグネットを入れ、鍋を持ったままでも取り付けたり外したりできるようにしました。熱い鍋をキッチンで動かすのも、できた料理を鍋ごと食卓へ運ぶのも、手を触れずに取り外しができたらいいなと思ったんです」。ここでも使う人のこと考える土方さんのこだわりが見えますね!
一生のパートナーとして、毎日楽しく使ってほしい
鍋敷きのほか、オーガニックコットン100%のキャンバス地を使った保湿カバー「ヒートキーパー」や鍋つかみの「ポットホルダー」、オーガニックリネン100%の生地を使用したエプロンとキッチンクロスなど、キッチンや食卓で活躍するアイテムも展開。「付属のアイテムも、地球にやさしいオーガニックのものを使用し、熟練した職人が1つひとつ丁寧に仕上げたメイドインジャパンにこだわっています。使いやすさを追求することで、毎日の料理の幅と楽しさを広げられたらいいなと。これからも使ってくれる人の笑顔をずっとサポートしていきたいと思っています」。
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