HIROBA編集長の広瀬良子です。名古屋で夫とこども3人(8歳・6歳・0歳)の5人家族で暮らしていますが、ご縁あって愛知県西尾市の離島・佐久島で家を借りることに。もともと実家は岐阜県可児市、山に囲まれた場所。田舎ののんびりした空気感や、近所の人との温かい距離感は好きですが、とはいえ田舎暮らしを切望していたかというとそうでもなく、職場まで地下鉄ですぐ、スーパーやドラッグストアも徒歩圏内と便利な名古屋暮らしにそれほど不便はありませんでした、少し前までは…!
そう、最近は8歳・6歳の男兄弟が日を追うごとにパワフルになり、名古屋の暮らしが少し窮屈に感じることも。そんなタイミングもあって、佐久島で暮らすって、なんかいいな…と心突き動かされたのです。
さて、佐久島がどういうところかというと…
・あいちの離島のひとつ(ほかに、日間賀島・篠島)
・西尾市の一色港から船で約20分
・日間賀島・篠島より面積は大きいが、住民は最も少ない
・年間の観光客は約10万人、それに対して住民は234人
・アート作品が点在する
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佐久島について詳しくはこちら
アートを楽しみながら佐久島を旅したHIROBA記事はこちら→「佐久島アートピクニック」で、かわいいスタンプを集めながらアートな島巡り!
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聞いたところによると、スーパーやコンビニが1軒もないとか!?
みなさんどうやって食料や日用品を確保しているんでしょう…?
そんな疑問はさておき、2021年4月から二拠点生活をスタート。おもに平日は名古屋、週末は佐久島ですが、このコラムでは佐久島の暮らしについて綴っていきます。
船で佐久島へ。すこぶる開放感!そして…
船に揺られること約20分。たった約20分なのに、空気感が全然違うから不思議!名古屋ではせかせかして呼吸も浅くなりがちですが、ふわ~っと全身が緩み、体のすみずみに元気がじわじわ行き渡る感じ。いいな、この場所。島の暮らしに期待が高まります。
そんな心地良い開放感もつかの間、カートに積んできたずっしりと重たい荷物を家まで運びます。最低限にしたつもりですが、やはり暮らすとなると、それなりに荷物がいるもんですね…!
・布団 ・鍋やフライパンなどの調理器具
・掃除道具 ・畑仕事用の長靴や軍手など
佐久島は意外と坂道が多く、運ぶのにもひと苦労…!!!
家の前には畑があり、家庭菜園ですら経験のない私たち家族ですが、二拠点生活にともない畑仕事もスタート。島暮らしに畑仕事、初めてのことだらけです。
初めての畑。まずは荒れ地を耕します
↑雑草を抜いて、耕運機で耕しました。
↑これを何往復も。見た目以上に、雑草の量がすごかった!!!
↑とりあえず耕すまでは完了。次から畝づくりをしていきます。
畑でなにを育てようか。せっかくなら、育てた野菜でこどもたちが好きなカレーライスがつくれるといいな。
じゃがいも、ニンジン、タマネギ(しかし、種まき時期はまだ先…涙)。あとは、自分たちが食べられる量の野菜と、こどもたちにも希望を聞いて、栽培プランを考えてみよう。
街灯が少ないので夜は真っ暗。名古屋は夜でも街の灯りで明るいので、この暗さには大人の私でも慣れず、少し怖さを感じるほど…。空には満点の星が、まるで降ってくるかのように近くに見えて感動したのですが、少し楽しむとこどもたちは家の中へ。やはり、暗くて怖かったようです…
しかし、見える星の数が名古屋とこんなに違うとは…!いままで流星群の時期に空を見上げても見える星の数が少なく、流れ星を目にすることができなかったのですが、佐久島の空には期待できそう。
翌日、ウグイスの声やら、ほかにも何種類かの鳥の声で早朝に目が覚めました。ボリューム大の自然派BGMです。朝は名古屋より佐久島のほうが賑やかです。
(文:広瀬良子)