長良川鉄道で美濃市「うだつの上がる町並み」へ
長良川鉄道で美濃市「うだつの上がる町並み」へ

長良川鉄道で美濃市「うだつの上がる町並み」へ。グルメと雑貨と美濃和紙の満喫旅

うだつの上がる町並み

岐阜県美濃市にある、古民家が建ち並ぶ落ち着いた雰囲気の「うだつの上がる町並み」。ユネスコ世界無形文化遺産にも登録され、サスティナブルな視点から注目されている美濃和紙の文化に触れることができます。

通りを歩いていると古民家を改装した魅力的なお店がたくさん!お客さんとの楽しそうな会話が聞こえてくるベーカリーや、ほっとくつろげる甘味処、そして1歩足を踏み入れるとスタイリッシュな空間が広がるティースタンドなど、さまざまなセンスあふれるお店にワクワクです…!

今回はHIROBAくんと一緒に、レトロな見た目でファンも多いローカル線・長良川鉄道に乗って、うだつの上がる町並みへゆったりのんびり旅に出かけてきました。

もくじ

「旧今井家住宅」でまち歩きの楽しさアップ

長良川鉄道

日々の疲れをのんびりと癒そうと、美濃太田駅から長良川鉄道に乗って美濃市駅へやってきました。駅に降り立つ人たちもカメラを構えて車両をパシャリ。このレトロな見た目がたまりません…!さらに、サイクリング列車なら自転車と一緒に乗車もOKなので、愛車と一緒に旅をしても良いかもしれませんね。

「美濃市駅」からうだつの上がる町並みまでは徒歩10分ほど。車でも東海北陸自動車道美濃ICから約5分とアクセスがよく、市営駐車場に停めて町歩きしやすいのもポイントです。

うだつが上がる

少し歩いて、早速うだつの上がる町並みへやってきました。国の伝統的建造物群保存地区に選定された歴史的風景が残る町です。ところで「うだつが上がる」ってどういう意味か知っていますか?

HIROBAくんも首をかしげるその名のヒミツは、築290年、江戸時代中期に建てられた「旧今井家住宅」をはじめ、江戸中期~明治の初めの19軒のうだつの上がる町並みを散策して知ることができそうです…!

旧今井家住宅

うだつの上がる町並みは、江戸時代に領主・金森長近によって造られた城下町。中でも旧今井家住宅は、庄屋兼和紙問屋だったという美濃市で最も古い“うだつが上がる”町家です。

うだつ」とは、屋根の両端を一段高くして火災の延焼を遅らせるために造られた防火壁のこと。当時は高級だった瓦を使っていることから裕福な家しかうだつを造ることができなかったため、いつしか富の象徴とされました。出世が中々できない状況を意味する「うだつが上がらない」という言葉も、ここから生まれたそう!

うだつ

江戸時代中期に建てられ、繁栄にともなって明治初期に増築された旧今井家住宅には左右で異なる時代のうだつが上がっています。左は江戸時代、右が増築された明治時代のもの。

よく見ると、江戸では三角部分の一番手前に付いている数枚でつくられた破風瓦が、明治では存在感のある1枚瓦になるなどその時期の流行りだった造りに変化しています。いろんな形のうだつがあってとっても面白い!

水琴窟

中庭には、「日本の音風景100選」にも選ばれた日本で唯一の水琴窟が。地中に埋められた常滑焼の甕の中に水を落とすと、なんとも涼しげで美しい音色が聞こえてきます。思わず時間を忘れてしまいそうです。

旧今井家住宅
住所岐阜県美濃市泉町1883
営業時間4~9月9:00~16:30、10~3月9:00~16:00
定休日12月~2月の火曜(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始
駐車場20台(無料)
アクセス長良川鉄道「美濃市駅」から徒歩約15分
問い合わせTEL 0575-33-0021

http://www.mino-city.jp/jp/tourist/construction01.html

人気ベーカリー「Mam’s」でランチ

ベーカリー「美濃町家 Mam’s(マムズ)」

「うだつの上がる」の由来と町の歴史を知ったところでランチタイム。焼き立てパンのいい香りに誘われてカフェ併設のベーカリー「美濃町家 Mam’s(マムズ)」にやってきました。

パンを通して食の大切さを伝えるため、国産米粉や小麦だけでなく素粒水など健康にいい素材を使っているのはもちろん、オーナーの河合あゆみさんがパン1つひとつに本気で向き合って作っているというパンは絶品。食べるたびに値段以上の思いが体と心にじんわり!20年近く地元の方や観光客からも愛されるお店です。

米粉フォカッチャ

イートインでは8種のセットメニューを味わうことができます。中でも米粉を使ったモチモチの「米粉フォカッチャ」450円(税込み/デザート付き+ドリンク代)が人気。卵やトマト、サラダチキン、レタス、チーズが入ってボリューム満点。アクセントに明太子ソースが効いており、ボリューム満点でもペロリと食べられます。

ベーカリー「美濃町家 Mam’s(マムズ)」

室内席のほか、緑が美しい開放的なテラス席も。セットメニューはすべてテイクアウトもOKです。

美濃町家 Mam’s
住所岐阜県美濃市加治屋町1992-1
営業時間10:30~17:00(売切れ次第閉店)
定休日日・月曜
駐車場市営駐車場(30分まで無料、以降2時間100円、最大料金500円※駐車後から翌朝7:00まで)
アクセス長良川鉄道「美濃市駅」から徒歩約10分
問い合わせTEL 0575-35-0073

OCHAスタンド「HAPPA STAND」

HAPPA STAND(はっぱすたんど)

歩いていると、風に揺れる大きな暖簾が目に飛び込んできました。こちらは「HAPPA STAND(はっぱすたんど)」。入ってみると、築150年ほどの古民家を改装した日本茶専門店とのことですが、中にはスタイリッシュな空間が広がります!

アメリカで暮らしていたオーナーの佐藤陽亮さんが、「日本のカルチャーを見直し、もっと発信していきたい」との思いで、その代表格でもある日本茶を軸に4年前にオープン。7月には話題のNEWスポット、三重県多気町の複合施設「VISON(ヴィソン)」にも新店をオープンしました。

VISON(ヴィソン)
VISON(ヴィソン)

店内には、地球環境に優しくミネラルも豊富だというオーガニックにこだわった宇治産や伊勢産のお茶を揃えています。人気は、ほうじ茶玄米茶。人のつながりを意味し、ブランドナンバーにも掲げている「8」をモチーフにした美濃焼のオリジナル茶器も取り扱っており、セットでギフトに買っていくお客さんも多いのだとか。

「焙じ茶らて」

↑「焙じ茶らて」550円(税込み)

店内メニューでは、人気のほうじ茶を使った「焙じ茶らて」や「焙じ茶とうふあいすくりーむ」などがあります。優しい甘さでさっぱりとした味わい!店内でオリジナルグラスでゆっくり楽しむのもよし、テイクアウトしてドリンク片手に町歩きをするのもおすすめです。

HAPPA STAND MINO
住所岐阜県美濃市常盤町2300
営業時間8:00~17:00
定休日水・木曜
駐車場市営駐車場
アクセス長良川鉄道「美濃市駅」から徒歩約15分
問い合わせTEL 0575-46-8859
Instagram@happastand

https://happastand.jp/

「紙遊」で美濃和紙文化に触れる

和紙の店 紙遊(しゆう)

続いては、ハッパスタンドの向かいにある紙問屋・古川紙工の直営店「和紙の店 紙遊(しゆう)」へ。実はここ、築80年ほどの紙の倉庫だった建物。通気性のいい土壁や土間など面影をそのまま残した紙のセレクトショップです。

美濃和紙の文化を伝える文具や雑貨、日本各地の和紙がズラリと並び、HIROBAくんもワクワク!近年は“文具女子”たちが多く訪れるのだとか。

和紙の店 紙遊(しゆう)

今回は、文具女子にも人気の「そえぶみ箋」を使って、オリジナルそえぶみ箋体験(前日までに要予約)をさせてもらうことに。30枚綴りの無地のそえぶみ箋に、豊富なスタンプを好きなように押して帯を付け、自分好みのデザインに。パッケージまで仕上げます。

そえぶみ箋

完成~!30枚すべてを別の柄にしたり、送る相手やシチュエーションを考えてスタンプを選んだり。紙の触り心地も温かみがあって、なんだかほっとします。

レトロ日記

こちらは懐かしさを感じつつカラフルなデザインで人気の「レトロ日記」シリーズ。ミニレターやマスキングテープなど、お土産や自分用にピッタリ。

「レトロ日記」の柄にもなっているクリームソーダは、店内でも味わえるそう…!

和紙の店 紙遊
住所岐阜県美濃市常盤町2296
営業時間平日10:00~16:00、土日祝10:00~17:00
定休日火・水曜(祝日は除く)
駐車場3~4台(市営駐車場もあり)
アクセス長良川鉄道「美濃市駅」から徒歩約15分
問い合わせTEL 0575-31-2023
Instagram@shiyu312023

https://www.shiyu.co.jp/shiyu

<オリジナルそえぶみ箋体験>

所要時間30分~1時間程度
料金500円(税込み) ※ 前日までに要予約

「茶房とみや」で和スイーツを堪能

茶房とみや

のんびり旅の締めはやっぱりスイーツ!創業50年の和菓子店「登美家里泉」が営む甘味処「茶房とみや」で、地元の人からも愛される和スイーツを堪能します…!

わらび餅 白玉付き

どれも人気のメニューですが、プルプルモチっと食感がクセになる「わらび餅 白玉付き」620円(税込み)をいただきます。黒糖でつくりあげた少しコクがありながらもしっかりとした甘さが体に染みわたります。一緒に付けて味わう黒糖入りの自家製きな粉にもファンが続出しているそう!

クリームわらび大福

地元の方にうだつの上がる町並みでおすすめのスイーツを聞くと、こぞって「あれ食べて!」と言われるのが、茶房とみやの「クリームわらび大福」。生クリームとわらび餅、つぶあんをたっぷりと包み込んだ登美家の看板商品を、茶房とみやの店内で楽しむことができます。もちろんお土産でも購入可能なので、自宅でも至福のひとときを味わってみて。

町並みを散策した後、ガタンゴトンと長良川鉄道に揺られて美濃の自然を愛でながら帰路につくのも、また楽しみ。趣ある町並みに癒され、おいしいグルメや美濃和紙のかわいい雑貨探しが楽しめる「うだつの上がる町並み」へ出かけてみてはいかがでしょうか。

(文:佐藤奈央)

茶房 とみや
住所岐阜県美濃市泉町1887
営業時間平日13:00〜18:00(LO17:30)、土日祝11:00〜18:00(LO17:30)
定休日水曜、不定休
駐車場市営駐車場
アクセス長良川鉄道「美濃市駅」から徒歩約10分
問い合わせTEL 0575-33-4827
Instagram@sabo_tomiya

https://sabo-tomiya.jimdofree.com/

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