多彩なジビエのおいしさに感動!女性猟師が営む豊田市のカフェ「山里カフェ Mui」

ジビエ カフェ mui ムイ 愛知

愛知県豊田市、山里の細い道を奥へと進んだ先に見えてくる「山里カフェMui(ムイ)」。のんびりとした田園風景を眺めながら、カジュアルなジビエ料理が味わえます。

カフェのオーナーは猟師の清水潤子さん。自ら狩りをした動物を下処理から調理まで行い、料理してメニューに。新鮮で臭みもなく、いろんな種類のジビエの食感や旨みを堪能できるのが魅力です。

「命をいただくことの大切さ」を考えるきっかけにもなるカフェ。清水さんの想いやカフェで楽しめるジビエ料理を取材しました。

ジビエ カフェ mui ムイ 愛知
「Mui」という店名は
「自然なまま、ありのまま」という意味。
もくじ

猟師をしながらカフェオーナーに

カフェを営む傍ら、猟師としての顔も持つ清水さん。もともとはまったく違う仕事をしていたそうですが、豊田市で稲作体験に参加した際、地元農家の獣害に困っているという声を聞いて免許を取得し、猟師として活動するようになったそう。

ジビエ カフェ mui ムイ 愛知
朝はワナ猟、その後カフェの仕事をし、
夕方からは猟銃で狩りをする生活を送っています。

「ワナにかかったイノシシを初めて自分の手で仕留めることになったとき、突き刺したヤリから心臓の『トクン、トクン…』という鼓動が伝わってきたんです。それがもう衝撃的で…。じつは、狩った動物の9割が廃棄されています。

山の恵みとして食べることが、動物たちへの供養になるんです」そんな思いから、ジビエ料理を提供する「山里カフェ Mui」をオープン。

家庭料理風に味付けされたメニュー

ジビエ カフェ mui ムイ 愛知
「ジビエプレート」1,400円(税込、以下すべて)。
地元農家が作った野菜やお米もセットに。

料理に使用するジビエはイノシシを除き、朝と夕方の猟で獲った動物の肉を清水さん自ら加工して使っています。

ジビエを使ったメイン料理が3品付いた「ジビエプレート」。この日のメインは「ケイジャンディア(鹿)」、「カモと夏野菜のトマト煮込み」「ジビエのコーンフライ」。コーンフライにはアナグマとハクビシン、ヌートリアの肉が使われています。

ワンプレートでいろんな種類のジビエが味わえるのがうれしい!食べてみると…それぞれに異なるお肉の食感が楽しめ、それまで抱いていたジビエの臭みもまったく感じません。

ジビエ カフェ mui ムイ 愛知

ランチで食べられるジビエは、シカやアナグマ、イタチなどの哺乳類から、ハトやカモ、キジなどの鳥類までさまざま。

ジビエ カフェ mui ムイ 愛知
「鹿スタミナ丼」1,300円。
ニンニクが香るスパイシーな味わい。

シカのミンチ肉をニラとニンニク、スパイスと炒めた「鹿スタミナ丼」。脂身の少ない鹿肉は噛めば噛むほどジューシーな味わい。粗目に挽いたシカ肉の食感も食べ応え抜群です。

メニューは家庭にあるような調味料や食材で作られているため、自宅でも気軽に再現できます。レシピはMuiのサイトにも。肉はMuiでも購入できます。

店内は築150年の古民家を改装

ジビエ カフェ mui ムイ 愛知
料理の肉から動物をイメージしやすいよう、
店内にはさまざまな動物のはく製が置かれています。

木の温もりを感じる店内の中心には囲炉裏が。なかには自分で火の番をしながら、のんびりと長居するお客さんもいるそう。気さくで温かな人柄の清水さんが醸し出す雰囲気もあいまって、いつまでも滞在したくなる場所です。

ジビエ カフェ mui ムイ 愛知
狩猟した動物を使った小物や、
狩猟グッズも販売されています。

「ジビエ料理を通して、命をいただくことの大切さに気付くきっかけをつくりたい」と語る清水さん。訪れたお客さんの中には、清水さんの話を聞いて猟師免許を取った人もいるのだとか。

自然に囲まれのどかな雰囲気の「山里カフェMui」で過ごすひとときは、食べることについて考えるきっかけにもなりそうです。

(文:柳瀬菜月)

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山里カフェ Mui
住所愛知県豊田市北小田町伯母平26
営業時間11:00~16:00(ランチ~14:00) ※ランチは予約制
定休日不定休
アクセスとよたおいでんバス「北小田宮前停」より徒歩約10分、猿投グリーンロード茶臼山・稲武・足助方面出口より車で約20分
駐車場4台
TEL090-5037-5199

山里カフェ Mui公式サイト

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