インタビュー・モノ

今、新たな鼓動をもって展開している「東海のものづくり」にスポットを当てて、作り手の想いやこだわりに迫ります。ものづくりの宝庫ともいえる、東海エリア。有名どころから知られざる逸品まで、掘り起こします。

前編はこちら
 
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「mogcook」を加工しているのは、三重県北牟婁郡紀北町・度会郡大紀町・尾鷲市にある3つの加工場。今回は、のどかな棚田風景が広がる尾鷲市向井地区の「つぐみ工房」へ。ここでは、杉久佳代さんと黒次美さんの姉妹が、1つひとつ丁寧に手作業で仕上げています。
 
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↑ 「よう来てくれたなぁ~!」と優しい笑顔で迎えてくれた妹の次美さん。
 

獲れたての魚をその日のうちに加工する

 
「お姉ちゃんが毎朝、尾鷲漁港まで行って魚を仕入れ、3枚に下ろすの。それを私が10gずつにカットして鍋で蒸し、十分に冷めたら真空パックします。獲れたての魚のおいしさをそのまま届けたいから、その日のうちに作業するのがこだわり」。
姉の杉久佳代さんがこの日選んだのは、カイワリというアジの仲間とサバ。「カイワリは、淡白でさっぱりした味。身がふわふわしていて、おいしいんさ~!」と次美さん。
 
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↑ 毎朝、尾鷲漁港の市場に足を運び、活きのいいものだけを厳選。
 
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↑ 「両親が魚屋を営んでいたので、自分たちも魚を食べて育った」という佳代さんと次美さん。素早い包丁さばきであっという間に3枚に下ろし骨を取り除きます。
 

魚に合わせて蒸し時間を変え、ゆっくりと冷ます

 
自宅の台所のような作業場。ここで次美さんは毎日、鍋を使って丁寧に魚を蒸しています。「蒸す時間は魚の種類や身の厚さによって変えます。脂が多い時は途中でクッキングシートを取り替えたりと、様子を見ながらこまめに調整しているんよ」。
皮つきのまま、きれいな形を保って蒸し上げるのは意外と技術がいるのだとか。「タチウオのような身が薄い魚は、柔らかいし皮が剥がれやすくて特に難しい。最初の頃は試行錯誤の日々だったけど、今は慣れてきて、『今日はお姉ちゃんどんな魚を持ってくるかな』って楽しみなくらい」と次美さん。
 
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↑ 鍋は2段になっていますが、使うのは上の段だけ。「水分が落ちて、下にあるものはベタベタになってしまうから」だそう。
 
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↑ 蓋を取ると、湯気とともに食欲をそそるいい香りが! その後、2~3時間かけてゆっくりと冷まします。
 
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↑ 自身も出産、育児を経験してきた次美さん。「『mogcook』で、ママの気持ちが少しでも楽になってくれたら嬉しいな」。
 

おいしさとともに、安心・安全を届けたい

 
「mogcook」がスチーム加工にこだわっている理由は2つ。「1つは栄養分を逃さないため。茹でると、栄養分が溶け出てしまうんです。もう1つはふっくらとした仕上がりのため。「mogcook」は冷凍した状態でお届けしています。ふっくらとした食感を残し、よりおいしい状態で届けるのに1番適しているのが、スチーム加工なんです」。そう語るのは、「mogcook」の企画・開発を担当する立花さん。次美さんが作った商品は、その都度株式会社ディーグリーンに届き、立花さんらが厳しくチェック。「赤ちゃんが口にするものなので、安全面や衛生面には細心の注意を払っています。服の繊維1本も見逃さないよう、細かい部分までしっかりと確認してから、お客様の元へ届けています」。
 
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↑ 厳しい検品ののち、立花さんたちの手でひとつずつ丁寧に梱包して出荷される「mogcook」。「安心して食べてほしい」という思いがすべての工程から伝わってきます。
 

「mogcook」を通して、地域の魅力を発信

 
「mogcook」では、魚のほかにもあおさやひじき、野菜ペーストなどの食材や、離乳食を盛り付けるのにぴったりな食器なども取り扱っています。「野菜は紀北町の農家さんが愛情込めて作ったものを使用し、食器は三重の伝統工芸品「萬古焼」を揃えています。三重には、魚以外にもおいしいものや品質の良いものがたくさんあるんです。『mogcook』を通して、三重の魅力を全国に伝えていきたい」と立花さんは力強く語ります。
子育てに忙しいママやパパを応援する「mogcook」。これからも使う人の気持ちにやさしく寄り添いながら、三重の魅力あふれる食材と明るい笑顔を全国の食卓へ届けます!
 
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↑ 「mogcook」のインスタグラムでは、三重のおいしい食材を使ったレシピを毎日紹介。管理栄養士さんが監修した、彩り豊かなメニューがいっぱいです!
 
(写真:西澤智子 文:松本翔子)
 
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