季節・まち

1人でも友達とでも、カップルでもファミリーでも。“トリップ”といっても気合いを入れて出かける旅ではなく、気ままにふらっと足をのばせるような――。そんな季節を楽しむおでかけリストです。

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今年で開催4年目を迎える「篠島フェス」。“島に寄り添う音楽をきっかけに、篠島をまるごと楽しんでもらう”をコンセプトに、アーティストによる音楽ライブや、ビーチヨガなど島のロケーションを生かしたイベントが行われ、訪れる人は年々増加中。また、アーティストも年々豪華に。名古屋から約1時間半の場所にある離島で、そんな魅力的な島フェスが開催されているなんて、行ってみるしかない! そこで、篠島フェス代表の辻満剛さんに、「篠島フェス2017」の見どころと、現地をよく知る辻さんが思う“篠島の魅力”を語ってもらいました。
 
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篠島フェス、誕生のきっかけは?

 
辻:篠島サービスセンターにある「松島の夕日」の写真を見て衝撃を受け…。その翌日から篠島の夕日の写真を撮り始めました。2008年秋のことです。この素晴らしい夕日、そして篠島のことをひとりでも多くの人に知ってもらいたいと思い、ブログ「島写 -篠島を写す-」を開設。また、海岸に産卵するためやってきたアカウミガメのため、女の子が友達と一緒に海岸のごみ拾いをするようになったのを機に「ウミガメ隊」が誕生。その行動に感動し、僕もウミガメ隊をサポートするように。そんな愛する篠島やウミガメ隊をたくさんの人に知ってもらいたくて、1979年に吉田拓郎さんがアイランドコンサートを行なった場所でもある篠島で、音楽フェスをやりたいと思ったんです。
 
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↑ 篠島フェス代表の辻満剛さん。
 

篠島フェス、見どころは?

 
辻:離島で行われること。通行手段は、もちろん船! 船に乗ることはお金も手間もかかりますが、船に乗ることで非日常感が得られ、これから向かうフェスへのワクワク気分が高まります。
また、アーティストとの距離がものすごく近い。お気に入りのアーティストさんがいたら、ステージの最前列をキープしてください。ほんと、ありえないくらい近くで見られますよ! 出演前や出演後はアーティストさんも会場内でフェスを楽しんでくれています。
 
 
篠島愛にあふれる辻さんが思う、篠島の魅力とは――
 
 

魅力1: 松島の夕日

 
辻:夏は島の南端にあるキラキラ展望台からの夕日が絶景。愛知県内で唯一、日本の夕陽百選に選ばれている夕日です。キラキラ展望台のある太一岬には鳥居があり、その向こうには伊勢神宮が。ここは、伊勢神宮遥拝所でもあるんです。太一岬は先日、「恋人の聖地」にも認定。ぜひ、カップルで夕日を眺めてもらいたいです。
 
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(写真:島写フィルムス)
 

魅力2: サンサンビーチ

 
辻:ウミガメ隊が美しさを守るサンサンビーチは800m程の白砂が続く篠島自慢のビーチ。アカウミガメが産卵に来ることで知られますが、ウミホタルも現れます。ウミホタルは “きれいな海岸の使者”とも。夜の波打ち際に米粒ほどの青く光る物体を見つけたなら、それがウミホタル。神秘的な光景を楽しみに、夜の海岸散歩に出かけてみては?
 
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魅力3: 漁船の唐草模様

 
辻:篠島の漁船は唐草模様のデザインが特徴的。これには魔除けの意味があるようです。船大工によって違っていたり、漁船オリジナルの唐草模様があったりするんですよ。
 
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(写真:島写フィルムス)
 

魅力4: せこ道

 
辻:篠島の細い道を「せこ道」といいます。島の家々は肩を寄せ合うように建ち並び、せこ道はまるで迷路のよう。そして、せこ道には猫がウロウロしています。島ネコを撮りに、せこ道散策なんていかがでしょう。
 
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魅力5: 7つのビーチ

 
辻:篠島は小さい島なのに、海岸が7つもあります。白い砂、細かい砂、粗めの砂、石ころのビーチ、絶景のビーチなど。特徴も大きさもさまざまな7つのビーチを探してみてください。
 
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↑ 南の海岸沿いには、まるでシークレットビーチのような砂浜も。
 

魅力6: 神明神社と八王子社

 
辻:2015年に式年遷宮が行われ、伊勢神宮東玉殿の御古材が篠島に下賜され、島の大工さん全員が宮大工となり20年ぶりに神明神社が建て替えられました。神明神社の御古材は、20年後さらに篠島の八王子社へと受け継がれます。女性神と男性神が祀られた2つの神社を結ぶ「恋の道」は、毎年1月に神様自身がこの道を辿るといわれる厳かなパワースポットです。
 

魅力7: 御幣鯛(おんべだい)調製所

 
辻:今は陸続きになっている中手島には、伊勢神宮に奉納する御幣鯛(干鯛)の調整所があります。神宮領地でもある中手島。山頂には御幣鯛貯蔵庫があり、全国でも珍しい「黒木鳥居」が建てられています。ここも、知る人ぞ知るパワースポットです。
 
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(写真:島写フィルムス)
 

魅力8: 清正の枕石

 
辻:加藤清正公が名古屋城築城の際に篠島の良質な花崗岩(かこうがん)を切り出し、石垣に使ったそう。その中で、何としても名古屋城に持っていこうとしたが、持ち運ぶことができなかった巨石が。観念した清正はその巨石を枕にして仰向けになったとか。清正の枕石は、南風ヶ崎(まぜがさき)の先端にあります。
 

魅力9: 新鮮なシラス

 
辻:とらふぐや鯛、たこなど豊富な海の幸の中でも最も盛んなのがシラス漁。日本一の漁獲量を誇り、漁港近くではシラスの天日干し風景が見られます。生で食べても釜揚げにしてもおいしい!
 
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魅力10: 豊かな自然

 
辻:ウミガメやウミホタルが見られる美しい海岸はもちろんのこと、島の西山には手つかずの自然が今も多く残っています。西山や篠島全土ではヒメホタルも生息。原風景が残る西山には歌碑公園展望台があり、万葉集にも詠まれた篠島の情景を昔のままに見渡すことができます。
 
 
以上、辻さんから伺った篠島の魅力の数々。島は外周約6.7kmと、歩いても巡れる距離。船を降りた場所にある「島の駅 SHINOJIMA」に島内マップがあるので、この夏、マップ片手に篠島フェスと篠島巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
 
(文:広瀬良子)
 
 

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