体験

「しょく」=食、職、触。さまざまな情報を手に入れることがたやすくなった今の時代においても、生の体験、実際に自分の手で触れることを大事にしていきたい。1人でも、友人やお子さんとでも。「触れる」魅力を宝物に。


あちらこちらで梅が出回るこの季節、梅シロップや梅酒、梅干しを作る人も多いのでは。レシピどおりに作るのもいいけれど、何十年もつくり続けているおばあちゃん秘伝のコツを伺いたい!と、今回は、岐阜県本巣市の任意団体「NEOTOYAMA(ねおとやま)」が主催している「梅干しワークショップ」に参加。梅の収穫から、下ごしらえ、梅干し&しそジュースづくりを体験しました。
 

↑写真左から、名知さん夫妻(中央は今回の先生・名知房子さん)、「NEOTOYAMA」代表の田渕琢真さん(本巣市地域おこし協力隊)。
 
訪れたのは、本巣市にある「古民家couch(カウチ)」。couchという名前は、この辺りの地名が川内であること、またカウチソファのようにくつろげる場所に…という思いが込められているそう。古民家のリノベーションが2017年3月に完了し、宿として、また田舎暮らし体験施設として使われています。
さっそく、梅の収穫からスタート!
 

瑞々しく実っている梅を収穫!

 
梅の木を見上げると、葉の間に、青い実をいくつか発見。脚立にのぼって手でもぎとったり、届かない高い場所にある実は棒で突いて落としたり。「見つけた!」「こっちにもあるよ!」など、あちこちで声が飛び交い、実を見つけるたびに胸が高鳴ります。
 

ほら、こんなに収穫できました。
 

梅干づくりには完熟した梅を使うのがおすすめですが、今日のような青い実を使う場合は一晩水につけておきます。
 

下ごしらえ、ホシを取り除く作業に集中!

 
こちらが、一晩水につけておいた梅。まずは、下ごしらえ。梅のホシ(なり口についている小枝)を竹串でとっていきます。
 

ホシを取り除いた梅はこちら!
 

「昔は薬も少なかったから、生の梅をすりおろして汁だけ濾したものを煮出して、胃腸が弱っているときなんかに飲んでいたんだよ~」。ホシを取りながら話してくれる、房子さんの知恵袋にも興味津々!
 

塩漬けをしたら、冷暗所でしばらく保存

すべての梅のホシを取り除いたら、塩漬けの工程です。容器に、塩と梅を交互に入れていきます。梅に焼酎をまぶす場合もありますが、しっとりした粗塩などを使う場合は焼酎なしでも大丈夫。
 

塩→梅→塩→梅…と交互に入れて、容器がいっぱいになったら、中ぶたを落とし、重石をのせて新聞紙などで包み、冷暗所で1週間以上保存します。
梅干しづくりの難しいところが“カビ”。3~4日で梅の表面まで水分があがってこなければカビが生えてしまうので、さらに塩を足していきます。
 

梅干しづくり、今日の作業はこれで終わり!
ここからはおまけ。子どもも大好きな、梅シロップづくりです。瓶に氷砂糖と梅を交互にいれたら、できあがり。梅は冷凍庫で凍らせておくと、エキスが出やすいそう。
 

小さな瓶なので、3人分もあっという間。今日の作業はすべて終了です。
後編では、couchの畑で栽培している赤じそを使って、赤じそやしそジュース、しそふりかけを作る予定。後編記事もお楽しみに! *後編記事は6月下旬にアップ予定です。
 

(文:広瀬良子)
 

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