インタビュー・ひと

「こんなことしたらおもしろいかも!」を実現した人、また、東海エリアに新たな息を吹き込んだ立役者となる『仕掛け人』にインタビュー。仕掛け人の存在や想いを知ることで、イベントや場所がよりイキイキと目に映るはず!


今池駅と千種駅の中間ほどの位置にある「スタジオマノマノ」で、日々の暮らしを楽しくするイベントやワークショップを開催しているディレクターの外畑有満子さん。そんな外畑さんが魅力だと感じる今池界隈の魅力を、地図で俯瞰しながら体感してもらいたいと企画したイベントが、9月30日まで開催している「本を読む時間」。地図を片手に楽しめるのは、イベントの名のとおり“本を読む時間”。立ち上げの背景やイベントに込める想いについて、外畑さんにお話を伺いました。

 

↑取材はスタジオマノマノにて。ロゴや壁画なども制作したアーティストが作った印象的な看板。
 

― さっそくですが、「本を読む時間」とは、どのようなイベントなのですか?

 

外畑:ブックカバーになる地図を片手に、“本を読む時間”を通して今池・千種・車道エリアを楽しんでいただきたい、というのが狙いです。
まずは参加店で本を購入して、「本を読む時間」の地図をかけてもらう。そして、本+地図を片手に散策し、お茶やランチをしながら読書を楽しんでいただく。そこで本+地図を見せると、オリジナルの栞がもらえる、というイベントです。
 

↑オリジナルの栞は、イベントに参加している今池・千種・車道エリアの15店舗のうちの11店でもらえます。参加店リストは地図の裏面に掲載。
 

― のんびりと読書のひとときが楽しめる、秋にぴったりのイベントですね。どうしてこのようなイベントを立ち上げようと思ったのですか?

 

外畑:もともと、『今池に点在するお店を地図で俯瞰してそれらを線で結び、街を体感してもらいたい』と思い企画しました。さらに『本屋で本と“出会う”楽しさを感じてほしい』というのも、目的のひとつです。最近ではネットショッピングで本を購入する人も多いと思うのですが、私は書店で本を探す時間も、読書の楽しさの一部だと思っています。なんとなくタイトルやジャケットが気になった本を手に取ってみるという、意外な本との出会いを楽しみにしながら本屋を訪れてみてほしいです。
 

― なるほど。地図には書店以外の参加店もたくさんありますね。

 
外畑:このエリアには静かに読書に浸れるような隠れ家的なカフェなども多く、イベントを通してそんなお店を知ってもらいたいとも思い、紹介しています。私自身も学生時代に今池の喫茶店で“本を読む時間”を存分に味わっていました。みなさんにも、同じように飲食店でおいしい飲み物・食べ物と合わせて読書を楽しんでもらい、いくつかのお店を渡り歩くことで自分のお気に入りのお店・お気に入りの席を見つけてもらいたいですね。
 

↑参加店の1つ、「SUIDOMICHI coffee」(名古屋市千種区今池4-1-14 2Fにて)。ブックカバーのかかった本を手にしている仲間を見つけられるかも。イベントを通して、参加者同士で自然に会話や交流が生まれたりするのも楽しみのひとつです。
 

↑外畑さんの口からは、今池・千種・車道エリアのショップの魅力が次から次へとあふれてきて、今すぐにでも行きたい衝動にかられます!
 

― いろいろ記載がありますが、各ショップでもそれぞれにイベントが予定されているんですね!

 

外畑:今回のイベントでは様々なカラーのお店に参加いただけたので、お店ごとのカラーを生かしたイベントが企画されています。読書初心者でも気軽に参加できるようなシンプルに楽しめるものから、選ばれている本や企画が少しマニアックで個性的なものまで。幅広い層の人たちに“本を読む時間”を楽しんでもらいたいですね。
また今イベントの裏テーマとして、「今池・千種周辺の魅力の発信する」という部分があります。この地域に新しくできたお店も多く、これからの街の雰囲気が伝わるような多彩な色の詰まった店舗さんに参加いただきました。このイベントをきっかけに、今池・千種・車道エリアのファンになってくれる人を1人でも多く増やせたらうれしいです。

 

↑写真集や画集などを扱う古本店「LIEB BOOKS」では、書棚の何冊かの本に店主からの言葉が書かれた「栞」が挟まれており、宝探しのような気分で探すことを楽しめます。

 

↑メルヘンハウス二代目三輪丈太郎さんがこのイベントのために選んだ1冊の絵本が購入できるイベントも!写真の「スタジオマノマノ」では、9月15日(日)12:00~19:00に、9月14日(土)11:00~18:00には「シマウマ書房」で行われます。
スタジオマノマノHP
http://s-manomano.jugem.jp/
 

↑「本を読む時間」限定メニューを提供する参加店も。写真は「SUIDOMICHI coffee」のアーモンドトースト。もともとベーカリーで働いていたという店主手作りのパンは、もちもちとした食感。アーモンドの甘さが加わり、絶品です!
 

― 最後に、「本を読む時間」をどう盛り上げていきたいか、お聞かせください。

 

外畑:“本を読む時間”を通して、今池・千種・車道エリアの穴場的な魅力を知ってもらえると嬉しいです。最初はブックカバーの地図を見ながら読書スポットを探していた人が、イベントが終わっても本を片手にお気に入りのお店を行き来するくらいこのエリアを好きになってくれたらうれしいですね。
 
 

(文:西 等)

 

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