体験

「しょく」=食、職、触。さまざまな情報を手に入れることがたやすくなった今の時代においても、生の体験、実際に自分の手で触れることを大事にしていきたい。1人でも、友人やお子さんとでも。「触れる」魅力を宝物に。


 

壮大な恵那山の麓に広がる岐阜県中津川市は「栗きんとん」は発祥の地としても有名。全国からたくさんの人が訪れます。シーズン中は市内のさまざまな場所で栗きんとんが味わえますが、食べるだけでなく自分で手作りできるスポットがあるんです!
 
そのスポットとは、レストランや産直市場が楽しめる「ちこり村」。栗きんとんを手づくりできる「栗きんとん絞り体験」が12月上旬まで毎日開催されています。(事前予約制)

 
 


 


栗きんとん作りを教えてくれるのは、笑顔が素敵な地元のおばあちゃん先生・鈴木さん。
鈴木さん曰く、中津川では昔はどこの家にも栗の木があり、各家庭で栗きんとんを手づくりしていたのだとか。栗きんとん作りを通して、中津川にも興味をもってもらいたいとの想いで先生を始めたんだそう!
 
それでは、さっそく栗きんとん絞りを体験します。

 
 

栗きんとんの餡は、地元のおばあちゃんが丹精込めて作ったものくれたもの。
まず初めに、竹串で栗きんとんの餡を切り分けます。
餡の素材はシンプルに、蒸した栗と砂糖のみ。栗本来の味わいを楽しめます!

 
 

6等分に分けたら、手のひらでコロコロと丸く成型します。
このとき少しだけ俵型にするのがポイント。

 
 

茶巾の上に成型した餡を乗せ、いよいよ栗きんとんの形づくりへ!

 
 


茶巾でくるんだ餡を親指と人差し指で挟んだら、布と餡に隙間ができないよう逆の手で布の端を引っ張ります。
布と餡をしっかりと密着させることで、次に行う栗きんとんの餡の絞りじわを付ける作業がしやすくなるんだそう。

 
 


そして一番肝心な工程が、茶巾に包んだ餡をひねって先端に絞りじわをつける作業。
 
恵那山を表現しているという栗きんとん。
俵型の餡に、絞りじわがはっきりと見え、山のように見えるのが理想形。
一見簡単なようにも思えますが、ひねるときの力の入れ方によって、栗きんとんの見栄えが変わるため、とても繊細な作業です。

 
 


最後に俵の上を親指で押さえて形を整え、できあがり!
 
きちんと絞れば、恵那山の山の峰が浮かび上がります。
はじめてにしては上出来!
 
 

絞った栗きんとんを和紙で包装

 

できあがった餡は和紙で包装。“栗きんとん”の文字が手前に見えるように、置く位置にも気を配ります。

 


 

栗きんとんの文字の中心に、ねじった部分の頂点が来るように包みます。餡を絞るときと同じように、細かく丁寧に仕上げていきます。
 
 


 

最後に6個セットにして箱に入れたら完成!
 
まるで商品のような本格的な出来栄えに大満足です!
箱の文字は手書きもできるそうなので、おみやげやプレゼントにもぴったり。

 
 
発祥の地で栗きんとんを手づくりできる「栗きんとん絞り体験」。
自分の手で仕上げた栗きんとんを、お家に持ち帰って、みんなで食べれば会話も弾みそうです。

 
 
 
(文:壁谷雪乃)

 
 

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