編集部永田です。9 月に入り穏やかな気候になりましたね。この時期にオススメしたいのが「ポタリング」です。ポタリングとは自転車で散策すること。サイクリングが自転車で走るのが目的なのに対して、ポタリングは散策が目的。今回は名古屋のレトロな街並みを求めて白壁エリアへ行ってきました。
自転車を持っていない人には、レンタサイクル(自転車レンタル)がオススメ!
今回はレンタサイクル(自転車レンタル)を利用してみました。自転車をレンタルさせてもらったのは「レンタ輪なごや」さん。車種は、シティサイクルから本格的なロードバイクまで取り揃えており、指定の場所まで自転車を運んで来てくれます。さらに返却時は乗り捨ても可能でとっても便利!自転車を持っていない人はもちろん、普段とは違った車種に乗ってみたい人にもオススメです。
事前予約し、名古屋駅前で自転車を受け取ります。サービス説明を受け、料金を支払い、完了!自転車の説明も丁寧にしてくれるので、初めての車種でも安心して乗れそうです。今回は「クロスバイク」をピックアップ。クロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクの中間的な存在で、気軽に乗れるスポーツタイプの車種です。イエローのフレームもグッド!
いざ、出発!!
自転車の乗り心地もいい感じ!はじめての人でも乗りやすそうです。
名駅から桜通を東へ少し走ると、堀川付近に古風な街並みが見えてきました。ここは「四間道」。江戸時代の初め名古屋城築城とともにつくられた商人の町が今も形を残しています。小道に入るとまた味わい深い雰囲気です。細い石畳の先には、子守地蔵尊、着物屋さんがありました。他にも隠れスポットがたくさんありそうです。
円頓寺のディープスポット!
四間道の小道を走っていると、かなりディープな飲み屋街が!…看板をみると「円頓寺銀座街」。ここは円頓寺商店街の裏側でした。また夜にでも訪問したいですね(笑)
円頓寺を抜け、外堀通りへ
この辺りは名古屋城が近く、緑が多いですね。自転車で走るのに気持ちが良いです。ウォーキングやランニングをしている人もちらほら。いよいよ白壁エリアへ。
大正の時代を感じさせる「名古屋市政資料館」
久屋大通を抜け、白壁エリアへ。レトロでゴージャスな建物を発見。ここは「名古屋市政資料館」。大正時代に裁判所として使われていた建物で、今は名古屋市の公文書館として名古屋市の誕生から今日にいたるまでの行政文書や資料を保存・公開している施設のようです。入場は無料!
内装もゴージャス!
中に入るとゴージャスな空間が!中央には大迫力のステンドグラスが太陽の光を受けてキラキラしています。凝った装飾がたくさんあって見応えたっぷり!ここで結婚式も行われているそうです。
そして部屋もゴージャ… あれ?
部屋の中へと入ると、何だか異様な雰囲気。あまりのゴージャスさに忘れていましたが、ここは裁判所だったんですね。こちらは当時の裁判の様子。
ここは、パリのアパート
名古屋市政資料館は、ドラマのロケ場所としても使われているようです。こちらの窓はドラマ「官僚たちの夏」でパリのアパートの一室として撮影されたそう。その他にも「花より男子2(リターンズ)」「中学生日記」「SKE48 の撮影」など、様々な撮影で使われているようですね。
パリを感じる景色…からの独房!
最後は地下へ。このドヨンとした雰囲気…シンプルな部屋…ここは昔、留置場だったようです。独房は1 畳ほど。
名古屋市政資料館。見応え満点でした!
歴史と気品に溢れる白壁エリア ~文化のみち~
白壁エリアをさらに東へ。先ほどの名古屋市政資料館もそうですが、名古屋城~徳川園まで東西にまたがるエリアを「文化のみち」というようです。歴史を感じる街並みや建物がたくさん残っていますね。
和と洋が混ざりあう「橦木館」
こちらは「橦木館」。大正末~昭和初期の建物で、当時陶磁器商として活躍していた井元為三郎という方の邸宅だったそうです。一般公開しているので覗いてみました。
外から見ると洋館のようでしたが、中に入ると広い座敷があり和の雰囲気。この畳の感じ、落ち着きます。台所にはタイル作りのシンク。良い味出してますね~。
2 階はステンドグラスがレトロな洋室
外から見た洋館のテイストはここのことでした。和と洋が混在してるところも歴史を感じますね。このステンドグラスおしゃれ!
当時を感じさせる生活用品も趣があります。
中庭もいい雰囲気です。1 階にテラス付きの飲食スペースがあったので、庭を眺めながらゆっくり過ごすのもいいかも。
レトロ純喫茶で休憩タイム
橦木館のほど近くにレトロな喫茶店「ボンボン」を発見!ちょっと一息入れます。
入店すると昭和の雰囲気満点の純喫茶!この味のある店内。かなりの歴史を感じます。聞くと創業は昭和24 年とのこと!
ケーキが充実!
なるほど!ボンボンさんは洋菓子のお店でもあるようです。せっかくなので飲み物と一緒にケーキも注文することに。
お店で一番人気だというプチガトーの「マロン」をチョイス。マロンといってもモンブランとは違い、シンプルな生クリームケーキにアクセントとしてマロンが使われているようです。ふんわり折りたたまれたスポンジの中には生クリームがたっぷり!
んーこれはおいしい!生クリームは甘すぎず上質な味わい。シンプルなだけに素材や調理へのこだわりが垣間見れる一品です。
ケーキもおいしく、落ち着く空間でした!
純喫茶とは別に洋菓子店の入口があります。洋菓子のテイクアウトはこちらでできるようですね。
鍋屋町通りを抜け、国道19 号を北へ。
「名古屋陶磁器会館」に到着!
続いて訪れたのは陶磁器の展示や販売をしている「名古屋陶磁器会館」。こちらも文化のみちの1 つです。
展示されている陶磁器は、和風だったり、洋風だったり、じつにバリエーション豊かです。
お手頃な販売コーナーも!
箸置きは1 個200 円~と予想以上にリーズナブルですね。デザインもキレイです。
これ、わかりますでしょうか?なんとミニチュアの陶器なんです!
いろいろな種類があって面白いですね~。他にも絵付け体験や場所貸出しイベントなども行われているみたいです。
名古屋陶磁器会館を後にし、千種方面へ。すると、なにやら煙突が見えてきました。
哀愁ただよう銭湯を発見
銭湯の煙突のようですね。年季の入った雰囲気ですが、まだ営業しているみたいです!ひとっ風呂浴びたいところですが、それはまたの機会にして。ここから千種を抜け覚王山の方へ足を伸ばしてみようと思います。
この続きは後編でご紹介しますね~。お楽しみに!