旅気分が楽しめる蔵開き。岩村醸造【女城主 蔵開き2017】に行ってきました!

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岐阜県恵那市岩村の地で、230年にわたり日本酒を造り続けている岩村醸造。400年前につくられた井戸から汲み上げる天然水と岐阜県産の米でつくるこだわりの酒は、長年にわたり多くの人の舌を魅了しています。今回は、毎年2月~3月上旬の日曜・祝日に行われ、今年で開催40回目を迎える岩村醸造の蔵開きに行ってきました!
 
 
 

もくじ

レトロな単線のローカル鉄道「明知鉄道」で岩村へ

 
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今回、初めて乗車した明知鉄道。運転手さんの席が見える、アットホームなローカル鉄道は新鮮! 走るのは、自然あふれる山の中。行きは途中からだんだんと雪景色になり、トンネルを抜けると本格的な雪景色だったのが感動でした。普段降りることのない駅や乗ったことのない沿線を使うというのも魅力ですね。
 
 
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昔ながらの趣きを感じる岩村の城下町

 
岩村駅から岩村醸造までの道のりは、かつて岩村城の城下町としてにぎわい、今でも情緒的な建物が並び素敵な景観が見られます。
 
 
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鎌倉時代に築かれた岩村城は「大和の高取城」、「備中の松山城」と並び、日本三大山城の1つ。今は「岩村城跡」として、石垣が残っています。江戸諸藩の府城の中では最も高い場所、標高721メートルの山頂にあり、別名「霧ヶ城」としても有名。そして戦国時代、織田信長の叔母が岩村城を治めたことで、日本で唯一ともいわれる女性城主が今でも語り継がれています。その城下町として、岩村の町並みは1998年に重要伝統的建造物群保存地区に指定され、2007年には「日本名城100選」にも選ばれました。
 
 
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大きな杉玉が下げられた立派な店構えの「岩村醸造」

 
明知鉄道「岩村駅」から城下町を歩くこと約15分。なだらかな坂の途中に酒蔵が現れました。
 
 
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中に入ると、酒瓶がズラリと並んだ試飲カウンターや、販売ブースが。岩村醸造で人気の「女城主」や「えなほまれ」の新酒やゆずジュースなど、蔵で丁寧につくられる商品を買うことができます。試飲カウンターに並んでいるこの台、実は20数年前まで蔵内での物の運搬のために使われていたトロッコなんです!
 
 
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よく見ると、トロッコの足元から奥に向かってレールが伸びています。
 
 
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レールを辿って行くと、新酒以外のお酒も試飲ができるバーを発見。せっかく蔵に来たなら、いろいろな種類のお酒を飲み比べたくなりますね。この日は甘酒やお燗を頼む人が多くいました。
 
 
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さて、ここからが蔵。入口で入場料300円を支払います。入場料のうち100円はお猪口代、200円は商品の割引券に。
 
 
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机の上に並べられた新酒。好きな酒を思い切り堪能できるセルフ形式です。おいしいお酒を味わいながら、どのお客さんもご機嫌。知らない人同士で仲良くなり、毎年この蔵開きで顔を合わせる人も多いとか。2月~3月上旬の蔵開きでは、延べ6000人以上のお客さんが訪れるようです。
 
 
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多くの人でにぎわうなか、さっそく私もいただきます!
 
 
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「女城主」「えなほまれ」と蔵が誇るブランドの原酒や濁り酒など、さまざまなお酒が楽しめます。
 
 
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樽酒を発見。お酒と杉の香りが鼻に抜けて、とても贅沢な気分です。
 
 
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おいしいからといって飲み過ぎないために、アルコール摂取量の目安も親切に書いてくれています。そして、会場の奥には何やら行列が…。
 
 
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蔵開きでしか手に入れられない、販売前のお酒を限定販売していました!タンクから瓶に直詰めされるレアなお酒は、毎回売り切れるほどの人気。
 
 
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渡會社長自らが、タンクから瓶に直詰めしています。さらに、杜氏さんが酒造りについて教えてくれる蔵見学(13:30~15:00)では、実際に酒ができていく工程を見ることができます。手間ひまかけて丁寧につくられていく様子がわかると、お酒が一層おいしく感じます。
 
 
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蔵の外では大道芸人によるパフォーマンスも。
 
 
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巧みなトークと素晴らしい芸で、見物客を楽しませてくれます。
 
お酒を堪能し、岐路へ。駅へ向かう途中、おいしそうな香りにつられてふらりと寄り道!
 
 
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「松浦軒本舗」
注文するたびに焼いてくるバターカステーラ(1本100円)。表面がカリッとしていて中が温かくて新食感のおいしさです。本店は岩村醸造の目の前にあり、食べ歩きができるのはもう少し駅に近い松浦軒本舗です。
 
 
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「やまとや」
焼き栗1袋400円、3袋で1080円。注文すると、焼いた栗を1つひとつ袋に入れてくれます。これは帰ってからのおやつに。焼き山栗は香ばしく、優しい甘さで何個でも食べられそう!
 
 
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「あまから岩村店」
ごはんのつぶつぶの感触が残っている、温かみのある味わい。ほんのり甘いごま味噌のタレがおいしい! 1本100円。
 
 
行き帰りも含めて、日帰り旅行気分で楽しめる岩村醸造の蔵開き。休日にのんびりと、ぜひ足を運んでみてください。
 
 
 

 
 
>>その他の蔵開き日程はこちら
 
 
 

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