キャッチコピーデザイン

「おせち料理」は江戸時代から広まった日本の文化。お正月の三が日はかまどの神様に休んでもらおう、家族も食事をつくらずゆっくりできるように…と保存が効くうえ、子孫繁栄や健康、長寿を願ったりと縁起のいい料理が詰められます。
 
今回HIROBAメンバーで考えたのは、おせち料理の魅力を伝えるキャッチコピー。お正月を家でゆっくり過ごすという人は、今一度おせち料理の魅力に目を向けて、2021年を縁起よくスタートさせてみてはいかがでしょう。
キャッチコピーの審査員はコピーライターの広瀬達也、西村友行、矢野裕子です。

 
<今月のグランプリ>

 

 

今年の正月も、
母と祖母の師弟関係は健在のようです。

 
おせち料理をつくっている祖母と母の様子を、リビングにいる娘が実況中継。毎年、祖母からおせち料理のつくり方をスパルタで習う母。そんな母が一生懸命つくったおせち料理なら、ちょっと食べてみようかなと思います。
 
コピー:岩井美穂
デザイン:安井潮香
●ニューノーマルといえども、変わらないものもあるはず。いろんなことを新しく見直そうという時代において、新しい価値を提示するのではなく、あえて古来からの価値を見つめるというキャッチコピーが今年ならではだと思いました。コロナ渦とはいえ人と人のふれあいが見えるところに良さを感じます。(広瀬)

 
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<準グランプリ>

父はブリ、母がれんこん、わたし伊達巻。
箸をのばした先に願望が表れていた。

 
ついついお願いに沿った縁起ものをたくさん食べていたり、最初に箸をのばしたり。そんなことを考えながら家族や友達とおせち料理を食べるのも楽しいですね。
 
コピー:石原玄基
●おせち料理を敷居の高いものと扱わず、人間臭さがにじみでているところに親しみを感じます。(西村)
●おせち料理のそれぞれに意味があることは大概の人が知っていますが、照準を人に合わせて「願望」という言葉で表現したのが発見でした。(広瀬)

 
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<準グランプリ>

今年を乗り切る縁起補給食

 
多忙な日々を過ごしている人こそ、お正月くらいはゆっくりとおせち料理を楽しみ、縁起を担いでみてはいかがでしょう。
 
コピー:青野凌
●潔い言い切りにハッとしました。栄養補助食品時代に合った、新たな価値づけでもあります。「縁起補給食」という言葉に温度はないですが、切れ味は抜群です。(広瀬)
●今回のキャッチコピーのなかで1番好きです。エネルギー補給食ともかけて、「縁ネル起ィ補給食」など遊んでみても面白いかも!(矢野)

 
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<そのほかのキャッチコピーはこちら>

 

…こうなったら、
おせちに課金するしかない!

冬のおでかけも思うように楽しめないなか、家でおこもりの年始を過ごす人も多いはず。こうなったら、年末年始に使うはずだったお金で贅沢なおせち料理を買う(=おせち料理に課金する)しかない!「課金」という言葉を使うことで、おでかけできない暗い気持ちを打破したいという狙いも込めて。
 
●「課金」という一見おせち料理と関連性が薄いワードで目を引き、内容をかみ砕くほどにじわじわと納得させられるコピーです。(西村)
 
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2021年、願いは増えた黒豆に。
コロナ渦の今、おせち料理をつくるお母さんの願いは「無病息災」「邪気払い」の意味がある黒豆の量が増えたことで伝わってきます。
 
●今年ならではの視点を上手に取り入れています。「2021年は、黒豆をもうひと粒」にしても、よりわかりやすく伝えられるかもしれません。(矢野)
 
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和洋中、おせちだって自由だ。
統計では「おせち料理の味が苦手だから食べない」という人も多いとのこと。最近はおせち料理のバリエーションもさまざまなので、固定概念に縛られず気に入った味が見つかるかもしれません。
 
●今のおせち料理のスタイルがストレートに伝わりやすい一方、もう少しキャッチーにしてみても。「おせち is FREE」くらい勢いがあっても良いかもしれません。(矢野)
 
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これからも引き続き、キャッチコピー企画を予定しています。
HIROBA公式ツイッター(https://twitter.com/hiroba_magazine?lang=ja)でも不定期でキャッチコピーをつぶやいていくので、皆さんお気に入りのコピーに「いいね!」してみてくださいね。

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