「しょく」=食、職、触。触れることの魅力を伝える、編集メンバーの体験記事。 体験愛知豊川市


 
金属部品の製造をはじめ、ものづくりの楽しさを体感してほしいと開催しているのが、スプーンやフォークなど、幅広い年齢層に向けたワークショップです。今回は、創業1932年来ものづくり一筋の金属プレス加工会社・加藤数物でカトラリースプーンづくりを体験しに出かけてきました!

授業で使う木製の定規がはじまり

 

↑今回制作したワークショップメニュー「カトラリースプーン」。
 

三角定規やコンパスは、数学や物理の授業には欠かせないツールですよね!そんな数学や物理の授業で使う木製の道具をつくる会社として豊川市に創業したのが加藤数物の前身となる加藤数物製作所。現在は自動車生産の発展とともに、金属プレス加工の会社としてカタチを変えました。
 

 
「ものづくりで“ひとづくり”をしたい」そう語るのは、加藤数物社員の加藤志保里さん。フォークやミニスプーンなどのカトラリーのほか、廃材アクセサリーなど子どもから大人まで楽しめるワークショップを開催しています。

さっそく、町工場でものづくりを体験!

 

 
まずは真鍮(左)と、アルミ(右)から、スプーンの素材をセレクト。真鍮は使うごとに風合いが増し、アルミはとても軽いのが特長です。今回は、アルミを使って加工していきます。
 



 

まずは、スプーンの柄にアルファベットの刻印をつける作業へ。木の丸太にスプーンを置いて、金槌で打ちます。実はこの丸太、東三河の山林の間伐材を使っているそう!環境にも配慮したワークショップですね。

打つ感触が体に響くおもしろさ

 

 
「一発ガツン!と思い切りが大事」と加藤さんに教えてもらい、金槌で勢いよく刻印を打つと、くっきりとした文字が!打つ力によって刻印の深さが変わるのもまた、人それぞれのオリジナリティがでていいですね。
 
自分の名前を刻印してマイスプーンをつくるのもいいし、恋人や家族の名前を刻印すればプレゼントにもぴったりですね!
 

 
刻印を入れたあとは、いよいよメインの作業!スプーンのアーチをつくっていきます。丸太にスプーンを乗せ、木槌でトントンと叩いていきます。
 

「このスプーンで何を食べたいのか想像しながら叩くと、自然と自分の好きな形に仕上がりますよ」と作業を優しく見守ってくれる加藤さん。納得いく形に仕上がるまで何度叩いてもOK。中には、食べ心地を変えたいと後日再び訪れて叩き直しの作業をするお客さんもいるそうです!
 

グリーンのカラビナをアクセントに

 


 
仕上げに、料理が食べやすいようスプーンのふちを紙やすりで削ったらできあがり!
金属リングのカラビナがアクセントになってかわいらしいですね。

「今日の晩御飯のカレーを食べるのに使おうかな?」なんて、使うシーンをイメージしながらつくったスプーンへの愛着はひとしお。
 
ものづくりの現場もきっと、そんな愛にあふれた場所なのだなとしみじみと感じたワークショップ。みなさんも、ものづくりの最前線でつくるワークショップ体験に足を運んでみてはいかがでしょうか!

 
 
(文:壁谷 雪乃)
 
 

NEW REPORT 新着記事

NEW REPORT 新着記事

もっと見る

pagetop