キャッチコピーデザイン

小学生の頃は毎日のように使っていた鉛筆。大人になってからはめっきりペン派!という人も多いのでは。でも、鉛筆ならではの良さもたくさんあります。今回は「鉛筆を使いたくなるキャッチコピー」をHIROBAメンバーで考えました。
 
審査員はコピーライターの広瀬達也、西村友行、矢野裕子です。
 
<今月のグランプリ>

 

 

短さは、努力の証だ。

 
ノートをとったり、先輩に教えてもらったことをメモしたり、持ち主の頑張りとともに短くなる鉛筆。たくさん使って短くなった鉛筆は、試験やプレゼンの時に「これだけ頑張ったんだから大丈夫」と勇気を与えてくれるはずです。
コピー:國分沙緒里
デザイン:堀舞子

 
●まさに鉛筆の特徴ですね。ただ、鉛筆=勉強=努力は最初に思いつく発想なので、「鉛筆って、勉強や努力するとき『のみに』使うもの?」という視点で、もっと違った切り口で考えてみると広がりが生まれます。ターゲットにもよりますが、社会人は、鉛筆=努力、という視点以外にも鉛筆を買う理由はあると思うので、探ってみるといいですね。(広瀬)
●消耗していくことをポジティブに転換できており、証として噛みしめている雰囲気もいいですね。鉛筆ならではの価値を生み出せています。(西村)

 
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<準グランプリ>

シャープなだけの人生なんて。

 
とがっているものだけじゃ表現できないものがある。研ぎ澄まされたり、まあるくなったりとさまざまな表情が鉛筆だからこそできる。「とんがってる感覚」という意味のシャープとシャープペンのシャープをダブルミーニングで表現しました。
コピー:矢野裕子

 
●ひとつ気になるのが、とある大手企業が連想されてしまう言葉であること。日本ではある程度特定できる状態での対比的な広告は好まれないので、あくまでコンテストとしての次点です。(広瀬)

 
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<準グランプリ>

一番身近なオーダーメイド

 
芯がトキントキンになるまで削ったり、柔らかい芯が好きだったり。好みに合わせてカスタムできる一番身近にあるオーダーメイド品が鉛筆なのかもしれません。
コピー:山田泰三
 
●オーダーメイドとまではいかないかもしれないけど、自分好みにカスタマイズできるという発想は新鮮でした。こういった王道とは違った切り口を見つけていけると、思わぬ名コピーが生まれる素地になります。(広瀬)

 
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<ヒット賞>

センター試験を支えたのは、8788万本の鉛筆でした。

 
1990年からスタートし、2020年で終了になったセンター試験。必ず鉛筆でマークシートを塗りつぶすよう注釈が書かれており、自分もセンター試験を受けるときは鉛筆を使っていました。センター試験30年間の延べ受験者数は1690万人、受験生が会場へ持っていく鉛筆の平均本数は5本、単純計算してもセンター試験当日は1690万×5本=8788万本の鉛筆が使われていたことになります。今後、大学入学共通テストでも鉛筆でのマークが推奨されているということで、受験生をターゲットに考えました。
コピー:岩井美穂
 
●共通一次試験(大学共通第1次学力試験)から、センター試験(大学入試センター試験)に替わり、さらに2021年からは大学入学共通テストへと変化していきます。昔を知っている人にとっては哀愁を感じますし、それで話は終わらず、2021年以降のテストでも鉛筆を使用することも調べて、この課題に向き合っている姿勢が良いです。(広瀬)

 
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<そのほかのキャッチコピーはこちら>

 

今日もとがっていくぜ!
毎日ぴっかぴかに尖った鉛筆を5本筆箱に入れていた小学生時代。尖っている人って少しとっつきにくいけど、ぶれない芯があって魅力的。少し背筋がのびるような、ピリッと新鮮な気持ちを「とがっていくぜ!」に込めました。
 
●“尖る”というキーワードのトーンに合った潔いコピーになっていてよいです。仕事するにも勉強するにも、前向きな気持ちで向き合えそうな勢いを表現できていると思います。(西村)

 
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あの冬、簡単には折れない君に支えられた
多感な受験期は、力むと折れてしまうシャーペンにさえイラつくことも。小さなことかもしれないけれど、気持ちが折れないよう、鉛筆が心の支えになっていたのかもなぁ。
 
●最近は鉛筆を使っていないけど、社会に出ていろいろあってくじけそうな大人に向けて、「簡単に折れない君の力を、もう一度。」というコピーにしても響きそうですね! (矢野)
 
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これからも引き続き、キャッチコピー企画を予定しています。
HIROBA公式ツイッター(https://twitter.com/hiroba_magazine?lang=ja)でも不定期でキャッチコピーをつぶやいていくので、皆さんお気に入りのコピーに「いいね!」してみてくださいね。

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