キャッチコピーデザイン

瀬戸市出身の藤井聡太棋士の活躍により、一躍注目を集めている「将棋」。ところが、テレビで藤井聡太棋士の姿や将棋を指すシーンを目にする機会があっても、実際に将棋を指したことはないという人もいるのではないでしょうか。今回はそんな将棋を経験したことがない人が将棋をやってみたくなるような、「将棋人口を増やすためのキャッチコピー」をHIROBAメンバーで考えてみました。

 
審査員はコピーライターの広瀬達也、西村友行、矢野裕子です。
 
<今月のグランプリ>

 

 

現代人も、盤の上では将軍になれる。

 
いろいろな立場の人がいる中で、盤の上では自由に駒を動かすことができるという喜びを表しました。現代人⇔将軍という時代を感じさせることで、歴史の長さも表現しています。
コピー:河合春奈
デザイン:堀舞子

 
●かなり壮大。そこまで言う!?と思えなくもないですが、とはいえ、一定の人達には、確実に響くはず。汎用性が高い訳ではありませんが、言葉の強さ、言葉から感じられる深さがありました。将棋のコマにもある「王」という言葉を選ばなかった意味は知りたいところです。(広瀬)
●「将軍になれる」という特定層の潜在的な願望を刺激する切り口がいいと思います。(西村)
●良い視点だと思いました。将軍というと王将とも微妙に違うし、元帥とも違うし、軍師とも違う微妙な言葉。「現代人を王にする」だと、より将棋っぽさのあるコピーになるのでは。(矢野)

 
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<準グランプリ>

運も才能も、盤の上では無力だ。

 
将棋は勉強すればするほど勝てるようになる競技。運が勝敗を左右する競技も多数ありますが、将棋は努力を積み重ねることで着実に強くなれます。運より才能より、その人の頑張りが勝利につながるということを伝えたいと思いました。
コピー:國分沙緒里
 
●勝負事が好きな人にグッと刺さります。それなら始めてみよう、やるからには勝ちたい、という気持ちにさせられるコピーだと思います。(広瀬)
●シンプルに「努力が必ず勝つ世界」でも良いかも。努力が実る競技というのは、まさに将棋の特徴ですね。(矢野)
 

「駆け引き」という言葉が好きなら、向いています。

 
藤井聡太棋士の影響で、大人より子どもの方が「将棋をやったことがある」という割合が多いのではないでしょうか。先を読む力や相手がどう出るかを考える。ビジネスや恋愛など、駆け引き好きな大人にこそ向いているゲームとして、大人の参加を促します。
コピー:矢野裕子

 
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<そのほかのキャッチコピーはこちら>

 

“つみ”の味
将棋の醍醐味は何といっても、相手よりも深く読み切って詰みまでを導くこと。相手に「こんなところから読み切っていたのか!」と思われるのは爽快!快感!将棋でしか味わえないまさに「詰みの味」。同時にそれは、「こいつには一生敵わない…」と力の差を見せつける真剣勝負特有の「罪の味」だったりするかもしれません。
 
●将棋をやったことがある人には響きますが、一度もやったことのない人に響くか…と言われると、少し言葉足らずかもしれません。ただ、将棋の楽しさの本質は言えているので、ボディとの合わせ技なら、いいコピーだと思います。(広瀬)
●将棋の奥深さ、のめり込む魅力が表現できていると思います。(西村)

 
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その戦い、一期一会。
対戦する相手やその時々によってコマの進め方は異なるので、何度やっても違った戦い方が盤上で繰り広げられるのが将棋のおもしろさであり、醍醐味。決まった数のコマを、決まった動きで進める。シンプルながらも戦い方は無数にあり、同じゲームになることは2度とない、そんな将棋の魅力を「一期一会」という言葉で端的に伝えたいと思いました。
 
●トランプやオセロなどにも言えることなどで、将棋に限った話ではない…というのが残念です。(矢野)
 

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「簡単だよ」なんてウソ。
だから、おもしろい。

未経験者は「将棋=難しそう」というイメージがあります。確かに動き方を覚えるのは面倒だし簡単じゃないです。と言い切り、でも、だからこそおもしろいんだよ、という、虚をつくというか、原点を語りハッとさせるコピーをめざしました。

 

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