「ものづくり」の背景にあるストーリーを紹介。作り手の想いやこだわりに迫ります。 インタビュー各務原市岐阜


 
浴槽に入れるとその濃厚な香りが浴室を満たし、癒しの入浴タイムが過ごせる「草木花のお風呂」。自然のハーブを100%使った商品を手がけたのは、岐阜県各務原市の温浴施設「恵みの湯」にある日本温浴研究所の星山千穂さん。自身が出産で体調を崩した際に薬草系の入浴剤に助けられたのをきっかけに、薬草の魅力にハマったという星山さん。商品の開発秘話を伺うべく、「恵みの湯」内の製造現場を訪れました。
 

↑日本温浴研究所の星山さん。
 
▼もくじ
・ハーブのお風呂に助けられた経験を糧に
・とくにこだわった香りの濃さ
・熱湯でエキスをしっかり出すのがおすすめ
・自社のハーブ園で“食べるハーブ”も
 

ハーブのお風呂に助けられた経験を糧に

 
3人目の子どもを出産した際の大量出血を機に体力が落ち、それまで36台あった体温まで下がってしまい、冬場は眠れないほど冷えに悩まされたという星山さん。そんなとき、「恵みの湯」でも使っていたハーブの入浴剤で体の芯からしっかり温まることにより体調が改善し、自分と同じような悩みをもつ多くの女性にハーブのパワーを届けたい、お風呂でしっかり温まることの良さを伝えたい、という思いで開発したのが「草木花のお風呂」です。
 

↑草木花のお風呂は全6種類のラインナップ。
 

とくにこだわった香りの濃さ

 
浴室をしっかりと香らせ、またその香りが2人目、3人目が入浴するまで持続するように、濃く仕上げたという香り。パッケージを開封すると…その濃厚な香りに、とにかく驚きます。 開発では、まず6種類のテーマを決め、そのテーマに沿ったハーブをチョイス。6種類のテーマは、「美しさを引き出す」「心身をしっかり温める」「心に元気をプラス」「心身を爽やかにリセット」「森林浴のように心身を癒す」「やさしく潤おう」。 テーマごとにメインのハーブをチョイスし、香りや入浴時の温まり方を考えながら他のハーブを足していく、という作業を行いました。

 


↑何度も試作を重ね、ブレンドにこだわり抜いた6種類の香り。
 

↑「恵みの湯」を入ったすぐの場所にある製造現場。
 


↑棚にはたくさんのハーブがずらり!

 

熱湯でエキスをしっかり出すのがおすすめ

 
パッケージから出してそのまま浴槽に入れてもいいけれど、とくにおすすめなのが、鍋などに熱湯を沸かして10分ほど浸し、そのエキスを浴槽に入れるという使い方。熱湯で淹れることで水溶性の成分がしっかりと堪能できるハーブティーと同様、お風呂で使う際も高温のほうがハーブのエキスがしっかりと出るのだそうです。
 

↑より手軽に楽しめる粉タイプの入浴剤「アロマモイストパウダー」。国産カモミールのハーブエキス、美容液にも使われる保湿成分が入り、“まるで美容液に浸かるようなお風呂”が満喫できます。

 

↑こちらは、中国古来の「五行論」、日本古来より伝わる「養生訓」にならい、心身を養生する「生薬のお風呂」。

 

自社のハーブ園で“食べるハーブ”も

 

4年ほど前から自社でハーブを育てている日本温浴研究所ですが、2022年7月下旬にはハーブ園のスペースを拡大し、食べるハーブも育てていきたいと構想中。「恵みの湯」のカフェスペースでサラダや料理、焼き菓子に使ったり、ハーブ園で摘みたてのハーブをその場でハーブティーにして飲めるような1DAYカフェをやってみたりと、星山さんの夢はますます膨らみます。
 

↑自社のハーブ園で育てたハーブは、現在もテイクアウトの焼き菓子やドリンクなどに使われています。
 

↑「ととのいローゼル」420円。自社農園で育てたローゼル(ハイビスカス)で作ったシロップを使用。天然のスポーツドリンクとも言われるローゼルのお茶。ととのいローゼルはサウナ後の水分補給やエネルギー補給に最適です。
 

↑ショーケースには自家製ローゼルジャムのマフィン、ローズマリーやタイムのフォカッチャなどが並びます。
 

↑「恵みの湯」内で日本温浴研究所が展開するさまざまな商品が購入できます。
 
ハーブの効果や香りをきっかけに、1人でも多くの人にお風呂を楽しんでもらいたい。そんな思いを込めて、「草木花のお風呂」をはじめ、ほかにも新作を考案中だという星山さん。今後の商品展開も楽しみです。好きな香り、商品を見つけてゆったりとお風呂に浸かり、心身を整えてみてはいかがでしょう。
 

 
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(写真:水野由佳 文:広瀬良子)
 

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