名古屋市北区の大曽根商店街に2021年3月に誕生した「BREWPUB_ŌZONE(ブリューパブオオゾネ)」。厳選した全国のクラフトビールが常時5~10種類ほど楽しめるのに加えて、地産地消にこだわったビールに合う料理もおいしい!と人気を集めています。
夏ごろには店舗に併設した醸造所で仕込んでいるオリジナルのクラフトビールも登場予定。“大曽根商店街発”のビール。果たしてどんな味になるのでしょうか!
↑明るく開放感のある店内。店舗の奥にはオリジナルビールを仕込む醸造所が見えます。
↑「土地に根付いている文化を大切にしたい」との思いから、“三角屋根の服屋さん”として古くから商店街で親しまれてきた建物をリノベーションして活用しています。
↑江戸時代より街道の終結点として繁栄した大曽根。中心に向けて街道が終結するイメージでデザインしたロゴには、人が集まり文化が生まれる場所にしたいという想いが込められています。
多彩なクラフトビールを存分に堪能!
↑注文が入ってから目の前で注がれるクラフトビール。そんなライブ感も魅力!
ブリューパブオオゾネでは、全国各地のクラフトビールが常時5~10種類ほど味わえます。ラインナップは都度変わり、これまで扱ってきた銘柄はなんと40種類以上!
イチジクなどフルーツのフレーバーが爽やかな一杯から、コーヒー豆を使用した特徴的な味わいを楽しめるものまで、全国から集められたクラフトビールは実に個性豊か。飲み比べて、お気に入りを探すのが楽しみです。
↑店内の看板にはその日のクラフトビールのラインナップが。今日はどれにしようかな…? 行くたび違った味わいに出会えるのも魅力です。
この日おすすめのクラフトビールがこちらの3杯。
多彩な表情を持つクラフトビール、さっそく飲み比べさせていただきました!
↑「ザジュースイズルーズ(愛知)」1/2パイント(280ml)750円(税込み)。
2020年に創立したばかりの名古屋のクラフトビールチームが醸造。トロピカルな風味のなかにも、ホップのしっかりとした苦みが楽しめます。
↑「コズミックラテ(奈良)」1/2パイント(280ml)750円(税込み)。
コーヒー豆を使った珍しいクラフトビール。“ラテ”とあるように、ミルクのようなまろやかさを感じる口当たりでした。
↑「ホップアンドエスケープ(静岡)」1/2パイント(280ml)750円(税込み)。
爽やかな酸味に柑橘独特の苦みを合わせもった、グレープフルーツを皮ごとかじったような味わい。軽やかにゴクゴク飲めちゃいます。
ビールが進む、地産地消素材の料理の数々
↑「フィッシュアンドチップス」850円(税込み)。
ローズマリーの風味を纏った揚げたてポテトと白身魚。自家製のサルサソースとサワークリームをつけて頬張れば、濃厚な味わいが口いっぱいに。ビールが進む一皿です!
“この場所で生まれた味を愛してほしい”というクラフトビールの思考は、料理にも通じています。ブリューパブオオゾネで料理に使っているのは、愛知県で栽培された有機野菜を中心に、地産地消にこだわった素材がほとんど。さらには、クラッカーやクリームチーズまで手作りするというこだわりぶり!クラフトビールだけでなく、料理のおいしさもお墨付きです。
↑「ラムのトマト煮込み」700円(税込み)。
ラムの持つ力強い風味と、トマトの爽やかな酸味が相性抜群。苦みやコクの濃いクラフトビールのお供におすすめです。
クラフトビールを楽しむ場としてはもちろん、ランチや、カフェなどさまざまなシーンでみんなの日常に溶け込むような場所を目指しているというブリューパブオオゾネ。サンドイッチをはじめとしたパンメニューや、ノンアルコールのカフェメニューなども今後充実させていくそうです。
↑「BLTサンドイッチ」850円(税込み)。
ボリューム満点のサンドイッチメニューも大人気!
自社醸造のクラフトビールがまもなく登場
店舗の奥には大きな醸造樽も!現在、大曽根発のオリジナルクラフトビールを仕込んでいる真っ最中なのです。
クラフトビールは同じ材料で醸造しても、水や空気、温度などによって大きく味わいが変わり、まさに「その土地の味」となるそう。このクラフトビールは夏ごろにお披露目となる予定です。
↑店舗に併設された醸造所。この場所から大曽根発のクラフトビールが生まれます。
ブリューパブオオゾネが現在仕込んでいるクラフトビールは、「地元の人の誇りとなり、愛されるビール」がコンセプト。「特別な存在」ではなく、大曽根商店街の味として店舗とともに「日常に溶け込んだ存在」になることを目指しているそうです。夏のお披露目では3種類のクラフトビールが登場予定!どんな“大曽根の味”が生まれるのか、今から楽しみです。
(文:山田泰三)