毎年12月から3月に行われる、酒蔵巡りと周辺のハイキングがコースになった「酒蔵みてある記」。1月28日、「『三重の寒梅』の蔵元・丸彦酒造をたずねて」に参加してきました! 駅前で配布されるコース地図を受け取り、まずは名所をのんびりハイキング。コースの目玉である丸彦酒蔵では酒蔵見学として、甘酒のふるまいや日本酒の試飲、即売会や抽選会などが行われています。この時期ならではの、しぼりたての日本酒のおいしさを味わってきました!
駅前でコース地図を受け取り、ハイキングがスタート
今日のプランは、近鉄湯の山線「伊勢松本」駅で集合。
集合時間よりも早く着くも、駅前にはすでに長い列が! 案内している方に聞くと、この日は天気もよくて参加人数は800人を超えそうだとのこと。早速私も出発します!
空は雲一つない快晴! 遠くに見えるのは鈴鹿山脈のセブンマウンテン。まだ雪がかぶっているので白と青のコントラストが美しいです。
鹿化川(かばけがわ)を沿うように歩きます。春になると鹿化川千本桜と呼ばれる桜の名所で、河川敷5kmほどをソメイヨシノが咲き誇るそう。
しばらく歩くと川島神明神社が。鳥居をくぐると、奥の方まで参道が続いています。
看板がたくさん立ったこちらには伊勢三郎首塚の説明が。木の灯篭の足もとを見ると…
伊勢三郎塚の場所が示してありました。「南方の田の中」とは…示された方を見ると…?
田の中に首塚らしき木製の祠が見えました。田の中でも首塚を残して大切にする、日本人らしい死者への畏敬の念を感じました。
首塚の向かいには西福寺があります。こちらには伊勢三郎義盛の墓があります。
丸彦酒造へ到着!
住宅街の中に、「三重の寒梅」と書かれた看板が。コースのメインスポット、丸彦酒造です。
ハイキングの人たちに続いて中に入っていくと…
敷地内は人でいっぱいです! 賑やかに皆さん日本酒を楽しんでいます。まずは地図に書かれた番号と抽選会の当選番号をドキドキで照らし合わせます。当たった方は景品をもらって、嬉しそう!
酒蔵見学では日本酒や酒粕などの即売会が行われています。人気商品は昼過ぎには売り切れることも。丸彦酒造で人気なのが「大吟醸 三重の寒梅 元師」。全国新酒鑑評会で金賞を5回受賞しているそうです。
テントの下では甘酒のふるまいが行われています。
酒粕の柔らかな香りが鼻をくすぐります。麹のつぶつぶも感じられて、甘さ控えめでおいしい!
次は日本酒の新商品「大寒しぼり」です。大吟醸用の酵母を使用した丸彦酒造の自信作は、約1週間前のしぼりたて! 酒造りに適した一番寒い大寒の日にしぼったからこの名だとか。
スッキリとした口当たり。まろやかさとふくよかな香りが広がります。バランスが良くてとっても飲みやすいお味! 100円の試飲なので紙コップになみなみと注いでくれました。嬉しい~。
皆さん酒瓶ケースを机やいすの代わりにして、日当たりのいい場所で和やかに談笑。新酒に舌つづみを打ちます。
酒蔵見学はゆったりとした時間が流れていて、いつまでもいたくなる雰囲気。敷地の端にはカラフルな酒瓶ケースが高く積み上げられ、酒蔵ならではの景観です。
丸彦酒造を出て、近鉄湯の山線「伊勢川島」駅へ到着しました。今日のハイキングはこれで終了です。
近鉄ハイキング【酒蔵みてある記】に参加して
ハイキングイベントや酒蔵見学には初めて参加しましたが、知らない場所の名所巡りは楽しく、新酒の試飲や甘酒のふるまいなどあたたかいおもてなしが楽しめました。訪れた方は皆さん誰もが楽しそうな笑顔が印象的。おいしく楽しい時間が過ごせる酒蔵見学や蔵開きは、友人グループやカップルにもおすすめです! 寒い時期にちょっと運動できておいしく楽しめる「酒蔵みてある記」。今度の休日に遊びに行ってみませんか?
以下、2017年3月までのスケジュールです。
近鉄ハイキング「酒蔵みてある記」 スケジュール