江戸時代初期を起源とし、今なお鋳物づくりが盛んな三重県桑名市で楽しめるのが、老舗鋳物メーカー「大洋産業」による工房「CASTER HOME(キャスターホーム)」での制作体験。コースターや箸置きといったオリジナルアイテムをつくることができます。
鋳型づくりから始まる鋳造体験に挑戦してみました!
三重県桑名市「くわな鋳物」の発祥は?

「鋳物」とは、高温で溶かした金属を型に流し込み、冷やして固めた金属製品のこと。溶かした金属を型に流し込むことで、複雑な形状や大きな製品を作ることができるのが特徴です。
くわな鋳物は、徳川家康に仕えた桑名藩の初代藩主・本多忠勝が鉄砲の製造を命じたことから始まりました。その後は、鍋や農具などの日用品から寺社の梵鐘、現代ではマンホールの蓋や産業機械部品へと姿を変えながら、人々の暮らしを支えています。
大洋産業は、そんな桑名の伝統産業である鋳物を身近に感じてほしいという思いから、鋳造体験工房・キャスターホームをオープンしました。
お洒落空間で本格的な鋳物づくり体験

制作できるのは、箸置き、キーホルダー、ペーパーウェイト、コースター、小皿、おちょこの6種類。それぞれ好きなデザインから選ぶことができます。素材は錫(すず)を使用するので、口に触れるアイテムでも安心です。
体験時間は約2時間。鋳物に関する動画を観賞した後、いよいよ鋳型づくりがスタート!
まずはアイテム選びから。今回はコースターをつくることにし、4種類のデザインからセレクトします。

次に、錫を流し込む鋳型を作ります。コースターのパーツと錫の通り道となるパーツを、木枠の中央に設置。

パーツの周りに隙間なく土を敷き詰めていきます。

上から専用の工具を使い、土を固めていきます。ギューっと押し込むように力を込めるのがポイント。なんだか土遊びをしているような感覚に!

木枠を裏返し、上枠を設置。錫を流し込む穴を作る棒を挿し込み、同様に土を入れて固めます。

しっかり土が固まったら棒を抜き、パーツを取り出して鋳型の完成です。

溶かした錫を鋳型に流し込みます。熱するとチョコレートのようにすぐに錫が溶けるのに驚き! この作業は高温のためスタッフさんが担当してくれます。

錫が固まるまで待つこと約2分。あっという間ですね!

2分ほど経ったら上の木枠を外し、鋳型から取り出します。無事に固まっています。

土を払ってやすりをかけたら、シルバーコースターの出来上がり!鋳物のひんやりとして滑らかな感触、ピカピカに輝く存在感に感動です!

完成したコースターをグラスの下に敷いてみると、涼し気でグッとお洒落な雰囲気に。デザイン違いなど、いろいろ揃えてみたくなります。
鋳物づくり体験は、子どもの頃の砂遊びを思い出し、無心になって取り組むことができました!現在、鋳物の鋳型づくりは機械化されていますが、昔は今回体験したように手作業で行われていたのだそう。寺社の梵鐘などの大きなものも手作業だったのかと思うと驚きです。
江戸時代から継承された伝統産業の歴史に思いを馳せながら、ぜひ本格的なものづくり体験にチャレンジしてみて。
| 住所 | 三重県桑名市安永1811 |
| 営業時間 | 10:00~16:00(予約制) |
| 料金 | 箸置き(2つ)3,000円 / キーホルダー(2つ)3,000円 / ペーパーウェイト 4,000円 / コースター 4,000円 / 小皿 4,000円 / おちょこ 5,000円 |
| 申込 | 公式サイトより(https://www.caster-home.com/) |
| 駐車場 | あり |
| アクセス | JR・近鉄「桑名」駅よりバスで「日の出橋」停下車、徒歩すぐ |
| TEL | 0594-22-6792 |
























