
17℃以下の飲み物を注ぐと、グラスの中で鮮やかな花火が打ち上がる。
そんな夏にぴったりの仕掛けが施された「冷感グラス」を知っていますか? 多治見市の老舗食器製造販売「丸モ高木陶器」が手がける人気の商品です。
2026年6月、同市にオープンした体験施設「壱LABO」では、この冷感グラスにサンドブラストでオリジナルの絵柄や文字を入れる体験ができます。今回は壱LABOを訪れ、オリジナルのグラスをつくってみました。
・冷たい飲みものを注ぐとグラスの模様の色が変わる!人気の冷感グラス
・サンドブラスト体験
・焼き物文化(主にさかづき)で有名な多治見市市之倉町
・周囲には陶芸体験ができる窯元やさかづきがメインの美術館など見どころいっぱい
多治見・焼き物文化の新たな発信拠点
壱LABOがある場所は多治見市市之倉町。道幅が狭く入り組んだ路地の中には、今も窯元が点在しています。かつて運搬のしやすさから小さな焼き物、特に盃(さかづき)の産地として発展してきました。

壱LABOが建てられたのは、かつて陶芸家が創作活動をおこなっていた工房の跡地。建物の外壁には、敷地内の倉庫から見つかった約40年前の古いタイルが再利用され、市之倉の焼き物文化を新たな表情で伝えています。

冷感グラスにサンドブラスト体験
丸モ高木陶器で人気の「冷感四季グラス」は、17度以下の冷たい飲み物を注ぐと絵柄が浮かび上がるというユニークな仕掛け。春夏秋冬をイメージした4種類あり、桜の木が浮かび上がるグラスは、コロナ禍に「家の中でもお花見を楽しめる」とSNSで注目を集めました。

壱LABOでは「冷感四季グラス」にサンドブラスト加工を施し、模様や文字を入れることができます。今回は、夏らしさを感じる花火のグラスで体験することに。
体験時間は約1時間半。さっそく始めていきます!

はじめに約50種類の絵柄から好きなデザインのステッカーを選びます。オリジナルイラストやローマ字の刻印にも対応しているため、希望する場合は事前に相談を。今回は犬のデザインとローマ字で名前を入れることに。
サンドブラストとは、ガラスに砂を吹き付け、すりガラス状の削りを施す技法。模様を入れたい部分以外をカッティングシートやテープで覆います。
まずはカッティングシートを模様や文字の型に合わせて切り抜きます。

続いて、シートをグラスに張っていきます。形が崩れないよう、とくにグラスのカーブ部分はシートがよれないよう慎重に。

最後に、模様以外の部分を保護するためにマスキングテープを張ります。

シートの切り抜きや張り付けには少しコツがいりましたが、作業自体はあっという間。子どもが挑戦する場合は、シンプルなシルエットを選ぶときれいに張れそうです。
続いて、専用の機械を使ってサンドブラスト加工に挑戦。

足元のペダルを踏んで、研磨材をグラスに吹き付けます。力加減は必要ですが、思っていたより簡単です!

透明なグラスが白く濁れば完成。
模様がしっかりと入りました!

完成したグラスをその日に持ち帰ることができるのもうれしいポイントです。

まだある!焼き物の魅力を味わう体験
サンドブラスト体験のほか、素焼きのお猪口に釉薬で色付けをし、屋外の窯で焼き上げる「楽焼き体験」も。作陶の魅力を存分に味わえます。

楽焼き体験も当日に持ち帰ることが可能。思い出をその日のうちに持ち帰れるのは魅力ですね。

見どころ満載の壱LABO館内
壱LABOでは、もともとこの場所にあった工房で陶芸家が使用していた窯を展示しています。

2階はフリースペースとなっていて、体験後にのんびり休憩できます。五角形の窓から望む市之倉の景色に、きっと癒されるはず。

周辺には、工房見学や作陶体験ができる「幸兵衛窯」や市之倉のさかづき文化の魅力にふれられる「市之倉さかづき美術館」をはじめ、ベーカリーやレストラン、古民家宿もあるので、合わせて訪れるのもおすすめ。
多治見・市之倉の焼き物文化に触れながら、この地域ならではの魅力をゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。
| 住所 | 岐阜県多治見市市之倉町2-80-4 市之倉ヴィレッジ内 |
| 料金・申し込み | 壱LABO公式サイト(https://www.ichilabo.jp/)で確認を ※要予約 |
| 駐車場 | あり |
| アクセス | JR「多治見」駅より車で10分 |
| TEL | 0572-22-3810 |























