食べられるほどやさしい素材でつくられたスキンケア【ネオナチュラル】前編

product_26_1
 

ネオナチュラル母袋有機農場で生まれる
100%自然由来の化粧水

 
多くの化粧水が石油系の合成界面活性剤の浸透力によって肌の角質層に水分を入れる方法をとるなか、化学成分と、水さえ一滴も使うことなく、その役割をヘチマ水で担っている製品があります。100%自然由来の化粧水「ヒーリングローション」。販売元は名古屋市昭和区にある株式会社ネオナチュラル。岐阜県郡上市大和町の上栗巣(通称:母袋 もたい)に自社農場を持ち、有機栽培した原料で化粧水をはじめとするスキンケアアイテム、石けんやシャンプーなどの製品を生み出しています。
 
product_26_2
↑ 棚田が広がり、のどかな雰囲気の母袋。山道を走っていると「母袋有機農場」の看板がありました!

 
product_26_3
↑ 農場で暮らしている看板猫の小次郎。とても人懐っこく、歩いているとふと現れ、一緒についてきます。

 

違う分野の職業からの、スキンケアブランド立ち上げ。その理由とは――

 

太陽のような温かな笑顔で、農場がとっても似合う株式会社ネオナチュラル代表の高柳昌弘さん。以前は建築系の仕事に携わっていたという高柳さんがスキンケア製品をつくろうと思ったきっかけとは――。
「自分のこどもが産まれたときに、肌荒れがとてもひどくて。何とか治してあげたいと思って、薬をいろいろ試したり、敏感肌用の洗剤を使ったりと奔走しましたが、なかなか改善されない。そこで、肌にとことんやさしい石けんを自分でつくろうと思ったのが、『ネオナチュラル』の始まりなんです」。
スキンケアとは全く違う職業からのスタート。独学で勉強し、ネオナチュラルの商品第1号として誕生したのが「馬油石けん」。愛娘を思う父親の愛情が、「ネオナチュラル」というひとつのスキンケアブランドをつくってしまったとは…胸が熱くなります。

 
product_26_4
↑ 農場で取材に応じてくれた高柳さん。料理を作るときに質の良い食材を選ぶように、オーガニックスキンケア製品も素材が大切との思いから自社農場まで持っちゃいました!

 
product_26_5
↑ 手にしているのは自社農場産の自然素材100%でできた「neo.baby ベビーソープ」。自然素材だけを使って手作りし、一釜ずつ試食することで出来を確かめ、製品にしています。

 

ヘチマ水の効能に目をつけ、現在人気No.1の化粧水が誕生

 
その後も独学で研究と経験を積んできた高柳さんは、肌への浸透力があるヘチマ水に目をつけ、ヘチマ水に沖縄月桃やローズ水、和漢生薬などをブレンドした化粧水「La ネオナチュラル ヒーリングローション」を生み出しました。水さえ一滴も使っていません。
「料理に例えるなら、ヘチマ水はダシのようなもの。水に比べて効果や使用感が全然違うんです」。また、合成界面活性剤だけでなく、保存料や香料などの化学成分も不使用。防腐剤を入れるかわりに、防腐作用のあるハーブ類を組み合わせて品質を保っているのだとか。そのため、開封してから3ヶ月と使用期限が設けられています。

 
product_26_6
↑ 右が「ヒーリングローション」3,186円。左は、ヒーリングローションをベースにエイジングケアに効果があるとされるバラなどの植物エキスを配合した「リッチヒーリングローション」3,780円。

 

求めるのは認証ではなく、肌にも心にもオーガニックであること

 
「ヒーリングローション」は化学成分不使用ですが、その部分だけを徹底しているわけではないのだそう。
「できるだけ有機栽培した原料を使いたいと思っていますが、合成界面活性剤を使うことを全否定する訳ではないんです。肌の仕組みに合っていることが1番。合成界面活性剤が必要であるなら、肌に負担がかからない適量使えばいい。絶対に使わないとストイックになると、つくる側も使う側も精神的に余裕がなくなってしまうから。また、『ネオナチュラル』はオーガニックの認証にこだわっているわけではないので、ベビー向け商品には肌の仕組みや自然のサイクルを考えて、馬油も使っています」。
ストイックになりすぎず、肌も心も自然でいられる、そんなオーガニックブランドなのです。
 

product_26_7
↑ 母袋の農家と連携しながら、平日は千種区にある会社で仕事を、土日は母袋の農場で作業をする高柳さん。土日は愛犬のリーフも一緒に。14歳になるリーフは名古屋ではあまり歩くことがないそうですが、母袋に来ると農場を元気に歩きまわるそう!

 

今なお広げている有機農場。その背景には地道な努力も

 
5〜6月頃はラベンダーが花開き、辺り一面ラベンダーの香りに包まれる母袋有機農場。のどかな風景に、ラベンダーの爽やかな香り。憧れるようなスローライフな光景ですが、今なお農場スペースを広げているという現場では、地道な作業の積み重ね。
「一般の土壌から有機栽培の農場をつくるのに3年かかります。3年間、化学農薬や化学肥料を使わず有機の肥料を入れて耕すことで、やっと有機農場として認証される。そこから植えたものが初めて有機農産物となるため、製品をつくるまでに4〜5年計画となるんです」と高柳さん。「また、ラベンダーやハーブ類は雑草が生えやすい。雑草が多いと栄養を吸収されてしまうし、風通しが悪くなり、根腐れしてしまうんです。除草剤を使わず有機栽培するため、手作業で雑草を根気よく抜いたり、ビニールや藁で雑草が生えないよう工夫しています」。
 
product_26_8
↑ 高柳さんだけでなく、ネオナチュラルの社員さんも土日は農場へ。ラベンダー畑で作業をする御澤栄輔さん。ヘチマを持って全国の展示会をまわっているうちに、“ヘチマ王子”と呼ばれるようになったそう!

 

多くの人が自然に立ち返れる場所になるよう

 
大変な作業はさることながら、農場ライフを心底楽しんでいるように見える高柳さんや社員さんたち。みなさん、笑顔がとてもキラキラしています! 高柳さんが農場をつくったのには、目の届く場所で原料を有機栽培したいという思いのほかに、多くの人が自然に触れ、体を動かしたりストレスをほぐせるような場所をつくりたいとの思いもありました。取材に伺った日も、ヘチマ水を秋に収穫するため、農場を一般開放してヘチマの種植えを行なっていたところ。
後編では、ヘチマ水を収穫するまでの作業の様子や、ネオナチュラル社員さん、母袋の農家さんたち、一般のお客さんを交えての農場での温かな風景を紹介していきます。
後編は2017年5月25日にアップ予定です。
 
(写真:西澤智子 文:広瀬良子)
 
後編記事はこちら
 
 

New Report

2026-05-01

FEATURE

新緑の豊田市・足助散策!森林浴と古い街並み、地元グルメ巡りで心と体を癒す旅

豊田市足助町は、かつて信州(長野県)への中継地として栄えていた宿場町。そして、全国的に知られるもみじの観光名所・香嵐渓がある町です。初夏の香嵐渓は約3,000本のもみじに青々とした葉が芽吹き...
ピーナッツ,チャーリーブラウン,スヌーピー,トムエバハート,イベント,名古屋

2026-04-29

TOPICS

悩める人の心に寄り添うアート「トム・エバハート展」5/8(金)~10日(日)

スヌーピーの生みの親であるチャールズ・M・シュルツが、スヌーピーをはじめとする『PEANUTS™︎』キャラクターを使ってアートを表現することを世界で唯一認めた画家、トム・エバハ...
珈琲回遊,半田,珈琲,イベント,半田赤レンガ建物

2026-04-24

TOPICS

20店以上の珈琲を飲み比べ「珈琲回遊」4/29(水・祝)

東海エリアのコーヒーショップやバリスタが20店舗以上集まり、コーヒーの飲み比べやペアリングスイーツ・フードを楽しめるイベント「珈琲回遊」が、2026年4月29日(水・祝)に半田市の半田赤レン...
ムーミン,トーベとムーミン展,名古屋,松坂屋美術館

2026-04-18

TOPICS

トーベ・ヤンソンの創作世界「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」4/25(土)~6/14(日)

『ムーミン』小説の出版80周年を記念した展覧会「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」が、2026年4月25日(土)~6月14日(日)に名古屋・栄の松坂屋美術館で開催されます。 ...
カレー,イベント,スパイスカレー,名古屋,食べ比べ,人気店

2026-04-16

TOPICS

バリエ豊かなカレーを堪能「TOKAI カレーなるフェス」4/29(水・祝)~5/4(月・祝)

近年人気のスパイスカレーをはじめ、愛知・岐阜・三重の有名カレー店、他エリアのカレーイベントの人気上位店など、30店舗以上が出店する中部地区最大級のカレーの祭典「TOKAIカレーなるフェス」が...

2026-04-14

TOPICS

日本三大山城夜景「岐阜城パノラマ夜景」4/18(土)・19(日)、4/25(土)~5/6(水・祝)

2025年12月に仙台城跡、松山城とともに「日本三大山城夜景」として新たなブランドを立ち上げた「岐阜城」。戦国武将「斎藤道三公」、「織田信長公」が築いたまちの夜景を見渡せる場所として、今後注...
浮世絵,歌川国芳,展,名古屋,愛知県美術館

2026-04-11

TOPICS

奇怪で粋な浮世絵ワールド「歌川国芳展ー奇才絵師の魔力」4/24(金)~6/21(日)

江戸時代後期に活躍した浮世絵師・歌川国芳の全貌に迫る「歌川国芳展―奇才絵師の魔力」が、2026年4月24日(金)~6月21日(日)に名古屋・栄の愛知県美術館で開催されます。 斬新な発想...

2026-04-09

書店員の本棚

親子で読みたい!新生活を応援してくれる絵本3冊:名古屋市南区「ブタコヤブックス」

愛知県名古屋市、名鉄「本笠寺」駅から徒歩2分の場所にある書店「ブタコヤブックス」。2025年7月にオープンした新刊書店です。小学校教員として16年勤めたのち書店を開業した店長の船張真太郎さん...

2026-04-07

TOPICS

巡回展が名古屋からスタート!「NHK大河ドラマ特別展 豊臣兄弟!」4/18(土)~6/14(日)

「彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた豊臣秀長の目線で、戦国時代をダイナミックに描く2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」。ドラマと連動し、これまであまり光の当た...

2026-04-06

TOPICS

瀬戸のやきもの文化を体感!「Land of Pottery -瀬戸体感陶器市-」4/18(土)・19(日)

瀬戸と瀬戸焼を体感できるイベント「Land of Pottery -瀬戸体感陶器市-」が、2026年4月18日(土)、19日(日)に旧瀬戸市立深川小学校で開催されます。 展示販売だけで...

2026-04-03

シーズントリップ

話題の新スポットも続々オープン!愛知・岐阜・三重の最新グランピングスポット2026

これからの季節に楽しみたいグランピング。2026年3月に東海地方で初めてツリーハウスに宿泊できる施設が三重県菰野町にオープンするなど、注目スポットも増えています。そんな話題のスポットを中心に...
pagetop
もくじ