秋の夜長、日本の伝統芸能に触れる
「小牧山薪能」
●9/15(土)


 

奈良、平安時代から庶民の間で親しまれてきた歌舞音曲や、神への奉納の舞が集大成された「能」。継承されている演劇としては「世界最古」といわれ、世界無形文化遺産にも指定されています。その能舞台の周囲にかがり火を焚いて演じる能楽が“薪能”。ちょっと難しそう、どうやって鑑賞したらいいの?と苦手意識を持つ方もいるかも知れませんが、能はシンプルなストーリーでわかりやすいものです。さらに今回は、神(脇能)、男(修羅物)、女(鬘物)、狂(雑能)、鬼(切能)の5つに分類される中の、「四番目物(よばんめもの)」といわれ、心理描写が濃厚で最も演劇的といわれるジャンルの演目です。
一見表情が停止しているように見え、ほんのわずかな角度の違いによって、ありとあらゆる表情が現れる能面、演者の魂がこもるといわれる足の動き。そんなところにも注目しながら、小牧の秋の風物詩“小牧山薪能”の幽玄の世界を楽しんでみてはいかがでしょう。
 
 

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