
愛知県にある島のうち、アートな島として知られる佐久島。西尾市の一色港から船でたった20分の場所にありながら、時間の流れが違うかのような、ゆったりとした雰囲気に癒やされます。そんな佐久島に点在するアートスポットでスタンプを集めながら島巡りをする「佐久島アートピクニック」を楽しみにでかけてきました!
西港に着いたら、すぐ隣の海岸に。この日は土曜でしたが、ほかに誰もおらず。プライベートビーチ気分で足元の波を楽しんだり、貝がらを集めたり。近くで飲みものを買って、海を見ながらカフェ気分を楽しむのも贅沢です。


西港の渡船場の2階に「佐久島アートピクニック2019」のスタンプラリーシートが置かれています。さっそく地図でアートスポットの場所を確認して、1つめのスポットへ。

すぐ近くに3つのスタンプスポットが! そのうちのひとつが「佐久島歓迎 地福開円満」(作:松岡徹)。アートと顔出し看板のコラボレーションです。



西港付近の坂の途中にある「カフェ百一(ひゃくいち)」で休憩タイム。古民家の土間を入ったところで飲みものを注文し、居間を通りぬけて(ここで飲むのもOK)細い廊下を歩いた先にあるのが、大きな窓から海景色が望めるスペース。海を見ながらいつまでも滞在したくなる居心地の良さです。



「カフェ百一」を後にし、またいくつかスタンプを。そのうちの1つが「大和屋観音」。佐久島に昔から住んでいて、子どもたちを見守っているという、想像世界の観音さまだそう。松岡徹さんによる金色で形のユニークな「大和屋観音」は、佐久島のほかのアートスポットにもひそかに登場しています。
通りに気になる看板を発見!
案内されるほうに進んでいくと、ほっこりとした雰囲気の建物がありました。
古民家を開拓してつくったというカフェ「もんぺまるけ」。人気のカレーライスと、佐久島でとれたシラスを使った「シラス丼」をいただきます。



お腹がいっぱいになったところで、佐久島アートの代表的な「おひるねハウス」へ向かいます。

「おひるねハウス」(作:南川祐輝)の黒い色は、西集落の黒壁がモチーフ。ハシゴで好きな場所にのぼって写真を撮ったり、海を眺めたり。

辿り着いたときの喜びと、その存在感はやはり格別! 定番ではあるけれど、ここは外せないスポットです。
西港から東港へのメインロードとなるフラワーロード沿いにも、いくつかスポットが。こちらは「クラインガルテンウェルカムスペース」(作:松岡徹)。モザイクタイルの椅子や日時計がかわいい!

佐久島にいる2匹のヤギ「ノン」と「ビリー」の小屋も、フラワーロード沿いにあります。

12番目のスポットは森の中。歩けど歩けど、なかなか辿りつきません…

もう足がパンパン~!と根をあげそうになったとき、やっと目の前に現れました!「空の水-山」(作:青木野枝)。森の中の少しひらけた場所に佇むオブジェ。時間をかけて錆びてゆき、森の一部となっていくのを見るのも楽しみです。

ふたたび森の中を歩き続けて、辿りついたのが21番目のスポット「北のリボン」(作:TAB)。ハイキングロードと海岸沿いの道が出会う場所にあり、森と海と空をリボンのように軽やかに結ぶ、彫刻作品のような見晴台です。冬の晴れた日には、運がよければ富士山が見えるんだそう!

ここからは海沿いの道。海を眺めていると、ときおり魚がピョンと水面からジャンプする様子が見られます。

ふたたび森の中を少しだけ歩いて、港のある海側へ。こちらも佐久島アートで人気の「カモメの駐車場」(作:木村崇人)。“風の島”ともいわれる佐久島。東風は「こち」、南風は「まぜ」と呼ぶんだそうです。この作品は、風の向きを見るための装置でもあるんです。

ここまでで、やっとこれだけスタンプが集まりました。

18番目の「海神さま」(作:松岡徹)。海神さまは釣りの神様。頭の上に魚がのっているのにも注目!

まわり切れなかったスポットがまだありますが、夕方の船便の時刻が近づいてきたので、今日のところは終了。また近いうちに、今日行けなかったところを巡りに訪れたいと思います。東港のすぐ近くにある「島の駅 さくしま」でタピオカミルクティーを飲んで、ひと息。2階のイートインスペースからの海景色に、疲れが癒やされます。


毎年秋には、佐久島の自然や人の温かさに触れられる文化祭「39の市(さくのいち)」が開催。佐久島の素潜り漁師が獲って豪快に焼き上げた浜焼きや、佐久島名産のさつまいもチップスなど食を楽しんだり、漁船で佐久島を1周するクルーズにでかけたり、ワークショップに参加したりと、佐久島の魅力が存分に堪能できます。
島のゆるやかな雰囲気に癒やされに、あいちの離島・佐久島を訪れてみて。
(文:広瀬良子)
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