ミツカンの酢づくりの歴史や食文化の魅力にふれ、楽しみながら学ぶことができる愛知県半田市の体験型博物館「ミツカンミュージアム」。2024年3月15日にリニューアルオープン!新しくなった「大地の蔵」「光の庭」を中心に、HIROBAくんと一緒に潜入取材しました。
リニューアルで、さらに進化した体験とは?
デジタルで進化した体験コンテンツ
ミツカンミュージアムは、酢づくりの歴史や醸造の技術、ものづくりへのこだわり、食文化の魅力などを次世代に伝えていくための施設です。2023年12月から休館していましたが、2024年3月15日にリニューアルオープンしました。
とっても珍しい“酢の総合博物館”。一体どんなところが新しくなったのでしょうか?
中に入ると、まずはMIMアプリのダウンロードについての案内が。MIMアプリで館内の各ゾーンにある看板にかざすと、不思議なことが起こるみたい。さっそく、ダウンロードしてエントランスの看板をかざしてしてみると…。
これはアプリ内に保存できる、MIMコレクションというコンテンツ。ミツカンの商品や、博物館内の展示、半田市の山車(だし)などをARコレクションとして取得できます。アプリ内のカメラでは、集めたMIMコレクションを使って記念撮影ができ、思い出をシェアするのにぴったり!
ARコレクションを取得できるエリアは全部で5か所あるので、全部まわってMIMコレクションを集めてみて。
バーチャルお酢づくり体験に挑戦
今回大きくリニューアルされたのが大地の蔵ゾーンです。これまでの展示に加え、ミツカンの「酢づくりのこだわり」を楽しみながら体験できる新たなアトラクションが登場しました。
ここでは江戸時代の伝統的な酢づくりの製法や職人の仕事、現在の醸造の様子を学んだり、体験したりすることができます。酢づくりに使われていたという大きな樽に圧倒されながら進んでいくと…
江戸時代の半田の街並みを再現したジオラマセットが登場!ここでは、ミツカンが地域とともに歩んできた歴史について学べます。手前のハンドルをぐるぐると回すと、模型のからくりが起動し、ガラス面に映された映像とともに“ミツカンと半田”の共生を追体験できるしかけに。
この日、館内を案内してくれた館長の新美佳久さんは「子どもはハンドルをぐるぐる回すのが好きですからね」とにっこり。もちろん、ハンドルは子どもにも手が届くところに設置されています。
ここは「あなたも酢づくり職人」コーナーです。大きなモニタに酢づくり職人のイラストが映し出されています。職人さんが「足跡マークに立つと酢づくり体験ができるぞ!」と言っているけど、なにが起きるのかな?
そうなんです。足跡マークに立つと、アバター化された自分が酢づくり職人に変身するんです!
酢づくりについての説明を受けたあとは、ミニゲームに挑戦。お酢づくりに必要な原料をタンクに入れて、米酢・りんご酢・ワインビネガーの3種類のお酢を作ります。時間内にどれだけの数のお酢を作ることができるか、家族や友だちと勝負すると盛り上がるかも。楽しく学んで、酢づくり職人をめざそう!※身長120cm以下の子どもは参加できません
未来の食べものについて考えよう
「光の庭」も今回リニューアルしたゾーンのひとつ。人にも地球にもやさしい未来の食を、楽しみながら考えたり、オリジナルラベルの商品を作れる体験コンテンツが用意されています。
トンネルの中にある「そうぞうファクトリー」では、“未来の食べもの”を作る体験ができます。まずは、入り口の横に置いてあるカプセルを取って、中に入ってみましょう。
このブースでは、余ってしまった食材を集めて、“未来の食べもの”に生まれ変わらせるゲームを楽しむことができます。ハンドルを回して街を探検しながら食材を集め、それをリズムに合わせて叩いたり、こねたり……。楽しく体を動かしながらフードロスについて考えます。
できあがる“未来の食べもの”は集めた食材などによって変わり、なんと152種類もあるんだとか。使われなくなった食べものが、未来ではどんな食べものに変わるのか、わくわくしながら挑戦してみて。
そのほかにも、すしやお酢の知識をタッチパネルのクイズで学ぶ「食のスクール」や…
リニューアル前から人気だった、自分だけのオリジナルラベルの味ぽん®を作れる「味ぽんスタジオ」、1,000貫以上のすしサンプルが並ぶ「すし大陸」も。
また、コロナ禍で休止していた「お酢ドリンクバー」が復活します!入館の際に渡されるコインと引き換えに、お酢ドリンクを1杯試飲可能。お酢について学んでから飲むと、よりおいしく感じるはず!
見学は事前予約を
見学コースは「大地の蔵」「光の庭」を自由に見学できる「ミニコース」と、2つのゾーンに加えて「風の回廊」「時の蔵」「水のシアター」をガイド付きで楽しめる「全館コース」の2種類があります。いずれも事前予約制で、ミツカンミュージアムのホームページで1カ月前から申し込みが可能です。
館長の新美さんは今回のリニューアルについて「体験して、楽しみながら学びを持ち帰ってもらえたら」と話します。昔ながらのお酢の製法、歴史、そしてこれからの食文化について考える体験になりそうですね。
取材の後で、HIROBAくんとMIMアプリのARコレクションで遊んでみました。
味ぽん®が大きくなっちゃった!
帰ってからもず~っと楽しいのが、ミツカンミュージアムの新たな魅力なのかもしれません。
住所 | 愛知県半田市中村町2-6 |
営業時間 | 9:30~17:00 |
休館日 | 木曜、年末年始 |
入館料 | <ミニコース>大人300円、中高生200円、小学生100円、乳幼児無料 <全館コース>大人500円、中高生300円、小学生200円、乳幼児無料 |
駐車場 | 第一駐車場約40台、第二駐車場約50台 |
アクセス | 名鉄河和線「知多半田」駅より徒歩13分 JR武豊線「半田」駅より徒歩3分 知多半島道路「半田中央IC」または「半田IC」より車で15分 |