日中に屋外に出るとジリジリと焼けつくような陽差し。どこか涼しいところにおでかけしたい!ということで、岐阜県郡上市の大滝鍾乳洞へ。
鍾乳洞の中は夏でも15℃ぐらいとのことで、名古屋の冬並みの気温。「それって、クーラーの効いている室内より断然涼しいよね。本当に!?」そんな疑いもちょっぴり胸に抱きながら、夏季限定の「流しそうめん」も楽しみに、HIROBAくんと出かけてきました。
名古屋からのアクセス、チケットは?
大滝鍾乳洞へは東海北陸自動車道「美並」ICで降りて、下道を25分ほど走ると到着します。駐車場で車から降りると、すでにひんやりした空気。鍾乳洞はさらに涼しいのでしょうか!? さっそくチケットを購入して、鍾乳洞の入口に向かいます。
鍾乳洞の入口まではケーブルカーで向かいます。
チケットを渡してケーブルカーに乗車。
ケーブルカーを降りたら、鍾乳洞の入口に到着。大滝鍾乳洞は総延長2kmに及ぶ、東海エリア最大級の石灰洞窟。現在は鍾乳石の発達した約700mの通路が公開され、歩くのにかかる時間は約30分。さっそく中へ入ります。
鍾乳洞の所要時間は約30分
中に入っていくと、岩に囲まれた狭い道が続いています。想像していた以上に涼しく、まるで冷蔵庫の中に入ったかのような体感温度! 山の中にこんな場所があることにも、地中がこんなに涼しいことにも驚きです。
大滝鍾乳洞は、古生代の石灰岩中に生じた断層が地下水によって溶解・拡大されてできたもの。水流が多いために鍾乳石類が発達しやすいうえ、泥が洗い流されることで、鍾乳石が白く透明度が高いのも特徴。また、鍾乳石類の種類が多く、他では見られないようなものもいくつかあります。
石灰岩には古生代の化石も多量に含まれ、それらの調査によると、二億数千万年前にはこの地域が海域であったことも判明しているのだとか! 今ではこんなに山深い場所なのに…信じられない思いです。
歩いていくと「天の怒」という看板があり、頭上を見上げると…鍾乳石が幾重にも渦巻いているような光景です。
続いて「天上界」という名称がついた場所。氷柱のような鍾乳石がたくさん垂れ下がっています。水分が多いため鍾乳石類が発達しやすい大滝鍾乳洞ですが、それでも1cm延びるのに100年かかると言われています。長い年月をかけて、生み出された地形なのですね!
岩に囲まれた通路を歩いていきます。狭いけど、ライトがあるので安心。
とても細かい鍾乳石が密集している「蜂の巣天井」。
ときには腰をかがめて、岩肌をくぐりながら歩きます。
1番の見どころ「大滝」に到着。地底の滝では日本一を誇り、高さ約30m。その水源はまだ探検されていないそうですが、約4kmさかのぼっていると予測されています。滝の位置は地表より60m下にあり、大滝鍾乳洞のシンボル。
さらに歩いていき、細い隙間を覗くと…太いものから細いものまで、鍾乳石がたくさん。
最後また、細い通路を進んで出口へ。たまに、ポタリと水が頭や顔に落ちてくるのにもヒヤリとします。
天然の湧き水の流しそうめん
鍾乳洞を出て山道を少し下ると、流しそうめんのお店が見えてきました。食べ放題でつゆも替え放題です。
他のお客さんに混じって、そうめんが流れてくるのを待ちます。
一口食べて、びっくり!水がとても冷たいんです。
なんと、流しそうめんには天然の湧き水を使っているとのこと。のど越しが良くて、どれだけでも食べられちゃいそうです。
蛇口から出てくる湧き水も、自由に飲むことができます。冷蔵庫で冷やしたお水よりも冷たく感じるほど!
冷蔵庫の中のように涼しい鍾乳洞を探検した後に、天然の湧き水を使った流しそうめんで、再びひんやり体験!暑い夏にぴったりの体験スポットですね。敷地内には他に、つりぼり体験が楽しめる場所がありましたよ。
涼を求めて、おでかけしてみてはいかがでしょうか。
住所 | 岐阜県郡上市八幡町安久田2298 |
営業時間 | 7月21日~8月31日は8:00~17:30 その他の期間は9:00~16:00 ※流しそうめんの営業は7月20日~9月1日 |
鍾乳洞料金 | 大人1,000円、中高生800円、5歳~小学生500円 |
駐車場 | あり |
アクセス | 東海北陸自動車道「美並」ICより車で約25分 |
TEL | 0575-67-1331 |