家屋を支える瓦の世界。歩きたくなるみち「鬼みち」へ、うららかな春さんぽ。

日本最大の瓦の生産地・高浜市で作られる「三州瓦」は、日本で一番のシェアを誇っています。三州瓦は粘土で作られている粘土瓦。西三河地方では古くから良質な粘土がたくさん採れたこともあって、やきもの生産が盛んな地域です。
高浜の玄関口となる高浜港駅から、寺社や民家の屋根に施された飾り瓦や鬼瓦を見ながら散策できる約5kmの道のりは「鬼みち」と呼ばれています。HIROBAくんと一緒に、鬼みち散策へ!
 

もくじ

なまこ壁の駅舎が趣ある高浜港駅

 

鬼みちのスタート地点となる高浜港駅。平らな瓦を壁面に並べた「なまこ壁」が特徴的です。駅舎の屋根にも「三州瓦」が使われています。
 

高浜港駅から遠くを見渡すと、何やらしかめっ面の大きな鬼瓦と目が合いました。ここは「ニコニコ鬼広場」。日本一の大きさの古代鬼面のモニュメントなんだとか。“ニコニコ鬼広場”と名付けられている広場だけれど、大迫力の鬼面です!
HIROBAくん:「おっきい~!高浜市内の親子の鬼師が制作したんだって!」
 

近くには、高浜小学校の子どもたち100人が制作した「いぶし瓦」も。一般的な瓦と焼き上げる工程を変えているため、表面に独特な銀の光沢が出ています。木造家屋にはぴったりでお寺に使われることが多いのだとか。いぶし銀な瓦にかわいらしい絵がたくさん施されています!
 

ニコニコ鬼広場から歩いて1分の坂道にも三州瓦が埋め込まれていました。ここは「切通し坂」。高浜の海をイメージした流線型で瓦の文化が根付く高浜ならではの光景です。
 

HIROBAくん:「ここでひと休みもできそうだね!」
切通し坂を下っていくと、8つの鬼面が並んでいます。「鬼パーク」と呼ばれるこの場所でちょっぴりひと休み。
 

次に向かったのは高浜市観光案内所「ONI-House」。レンタサイクルができるほか、学校給食の揚げパンが販売されています。
 

瓦の文化に触れる「高浜市やきものの里かわら美術館」

 

日本で唯一、瓦をテーマにした美術館。展覧会以外に、陶芸創作の体験もできます。1階・3階が常設展示、2階が企画展示室になっており、スタジオや会議室、コンサートができるホールもあるのだとか。
 

かわら美術館の外観は瓦を運搬していた「千石船」をイメージしています。
 

HIROBAくん:「ポストにも瓦!?」
かわら美術館の前に設置されたポストも瓦仕様に。ポストの上には恵比須様が見守り役として鎮座しています。
 

入り口には高さ約3.3mにもなる一対のしゃちほこがお目見え。三州の鬼師(鬼瓦をつくる職人)27人による合作なんだそう。オスは“ソラちゃん”、メスは“ユメちゃん”と名付けられ、撮影スポットになっています。
 

3階の展示室では瓦の歴史が学べます。瓦は中国から朝鮮半島を経て、日本に渡ってきたんですね。
 

HIROBAくん:「鶴が飾られてるのは珍しいね!」
手作業で作り上げているという鬼瓦。細かな模様から鬼師のこだわりが見受けられます。
 

ほんのりとバラの香りが漂う、魅惑のパンケーキ

 

瓦を楽しんだあとは、かわら美術館内の「レストランOmi」で腹ごしらえ。ゆったりとした店内で、思わず時間を忘れてしまいます。
 


 

バラのパンケーキセット(1,000円)。店主こだわりの生地は、外はさくさくとしていて、噛んだ瞬間にほろっと“はこぼれ”をする食感。ヴィフローズと呼ばれるバラの花から直接抽出したシロップは、上品なバラの香りがほのかに口に広がります。
HIROBAくん:「おいしいね。ドリンクが付いて1,000円はお得!」

 
 
 

 
 
 

ミュージアムショップでは、展覧会のパンフレットや、鬼瓦をモチーフに作られたオブジェなどが販売されています。開催中の展覧会とコラボした商品も。

 


 

高浜市の鬼師とかわら美術館のコラボ商品、「オリジナルご縁起だるま(2,000円~)」。
カラフルな色使いがかわいらしいです。
 

「新日本歩く道紀行100選、ふるさとの道」・「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選ばれた「鬼みち」。雨の日も風の日も家屋を支える瓦の魅力を楽しんでみましょう!

 
 
 

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