いきものおもしろ雑学vol.16 「狙った獲物は逃がさないゼ!?」水中のスナイパー・テッポウウオ

写真提供:アクア・トト ぎふ

 
陸上にいる虫などをめがけて口から水を飛ばし、打ち落として食べることからその名がついたテッポウウオ。成魚になると、なんと1.5m離れた獲物でも狙い撃つことができるといわれています。
 
水中から水上を見ると、光の屈折の関係で獲物は実際の位置とズレて見えるのですが、テッポウウオは、それすらも計算して打ち落とすというのですから驚き!体長15cmほどの小さな姿からは想像もできないほどの勢いで、口から水を発射する姿は思わず「お見事!」と拍手を送りたくなるほどです。

 

↑テッポウウオは知っているけど、水を飛ばす姿は見たことがないという人も多いのでは?
写真提供:アクア・トト ぎふ
 

 
テッポウウオは岐阜県各務原市にある世界淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」で見ることができます。バレンタインのシーズンには、ハートの的に付けられたエサを打ち落とすユニークなフィーディングの企画「テッポウウオのバレンタイン」が実施された年も。現在は新型コロナウイルスの流行のためフィーディングウォッチは休止中ですが、再開が待ち遠しいですね!
 
「狙ったあの子のハートを華麗に打ち落したい!」そんなあなたはぜひアクア・トト ぎふへ。テッポウウオから、コツを教えてもらえるかもしれませんよ。
 

その他の特徴:上あごに細い溝があり、舌を押しあててエラを閉じることで口にいれた水を飛ばしています。しかしなぜこんな習性を身につけたのか、まだその謎は解き明かされていません。
 

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